黄色いユニホームのお気楽日記2

趣味の同人活動と競輪、そして日々感じたことを書いていくページです。

名古屋記念を制したのは?

2009-03-31 23:39:02 | 競輪
今日は競輪ネタです。


年度末の3月31日(火)、名古屋競輪場では
開設59周年記念競輪『金鯱賞・水素力杯・ドラゴンゲートカップ』の
決勝戦が行われました。

優勝したのは、今開催注目株の一人であった、
木暮安由選手(群馬・92期)でした。
まだデビュー3年目の選手とは思えぬ、
図太く巧い立ち回りで中団4番手を確保すると、
ここ最近は積極駆けで成績アップの
海老根恵太選手(千葉・86期)の先行を、
渡邉晴智選手(静岡・73期)の牽制に合うも、
見事に捲り切っての初優勝です。

先程も少し書きましたが、木暮選手の持ち味は、
「図太さと巧さ」です。
スピードももちろん併せ持っていますが、
とにかく強心臓の持ち主であるのは確かかと思います。
いずれは競輪界を代表する自在選手、追い込み選手に
なるのは必至でしょう。
もちろん、順調に行けばの話ですが…。

反対に今日は3着だった、小嶋敬二選手(石川・74期)の持ち味は、
「小細工無しの真っ向勝負」と「怪力」です。
小嶋選手は、中団を強引に取りに行くような競走も
滅多に見せないし、飛び付きやイン粘りなんて
もっと見たことがありません。
つまりは、お客さんが小嶋選手に何を望んでいるかを、
彼自身が一番知っているので、あえて自在な競走は
しないのでしょう。
それはそれで、一つの競走スタイルなので、
無理に変える必要もないかと思います。
しかし、中団4番手を取るのがもっと巧ければ、
小嶋選手はもっとタイトルを獲れていると
思うのは、僕だけではないでしょう。

そして、今回悪いなりに結果を出していたのが
海老根選手だと感じました。
積極駆けで、先の東王座戦を優勝したことが
自信になっているのは明らかで、
このまま順調にいけば、ひょっとすると
年内のGI優勝も夢ではないかと思います。
岸和田ダービーも決勝3着で、着実にステップアップしており、
賞金争いでも優位に立っています。
年末のグランプリも出場出来るかと思います。

この名古屋記念は、今後のグレード戦線を
占う上でも貴重なシリーズだったと思います。


そして、明日から4月。平成21年度のスタートです。
平成21年度最初の記念競輪は川崎記念です。


選手達の戦いは、まだまだ続きます。