黄色いユニホームのお気楽日記2

趣味の同人活動と競輪、そして日々感じたことを書いていくページです。

これからの競輪界のことを思うと・・・。

2011-10-10 21:40:55 | 競輪
松阪競輪場で開催のG2・共同通信社杯競輪は、今日で閉幕となりました。

優勝したのは小野俊之選手(大分・77期)でした。
最終ホームは気迫の差し脚を見せ、地元浅井康太選手(三重・90期)を追い込み、
ゴール前で魂のハンドル投げで逆転優勝でした。
小野選手、久々のビッグ優勝おめでとうございます。


まあここまでは平和な話ですが、ここから先は少し辛気臭い話になるので、
お付き合いしていただける方は覚悟の方をお願いします。


競輪ファンと言うか、人間として昨日の一件は看過出来るものではなく、
別にモラルやマナーの問題でおっさん達に噛みついたわけではありませんでした。
人間というものはカッカすると、つい本音が出てしまいます。
昨日のとある客の一言は、あそこの場では通じるかもしれないですが、
一歩あの場を出れば通じるような発言ではないと思っています。

雰囲気や場面を考えずに場当たり的にストレス発散目的で罵声を飛ばすと言うのは、
僕としては正直困りものです。
閑古鳥が鳴いてる平日の普通開催なら常連客の仲間内ばかりでしょうが、
(だからと言って良いとは言えない。)
この日はビッグ開催だったので誰が見ているかわかったものではありません。
あれでまたせっかく来ていただいた一部の初見のお客さんを、
リピーターに出来ずに失ったのではないかなって思うんですよ。


「競輪って他と違ってお客さん怖いな。
 もう来たくないな・・・。」


って。

競輪場は常連のおっさん連中のカオスなパラダイスになってるのが現状です。
地方田舎の競輪場ほどそのカオス度が顕著。(笑)
リピーターになるにはそれなりの耐性を付けないと、競輪は無理でしょうね。

かつて廃止になった西宮、甲子園はヤジ、罵声の汚いツートップと言われていました。
廃止になったのは施行者側の都合で決まったものですが、
こういう現状ではどちらにせよ淘汰されて消えていたでしょうね。
今は平成の世の中、21世紀です。

今でも時代が昭和なのは競輪場の中と、
そこにいるタテ社会人間のおっさんの脳みその中ですね。(笑)



まあ僕はその後、初心者コーナーにいた元競輪選手の竹田恵一さんや
警備員に伝えて施行者に伝達して、あまり酷い場合はしょっ引けるように伝えたので、
いきなり国家権力というような暴挙に出るようなマネはせず、手順は踏んだつもりですが・・・。

過去に落車で本当に痛い思いをしているのに、止めを刺すような一言を浴びせられ、
キレてしまった選手がいます。
しかし、その時は「プロだからそんなことでキレるのはかっこ悪い」の理由で逆に叩かれました。
浴びせてくる言葉にも限度があります。
競輪に限らず、客の心無いヤジ、罵声でキレたプロのスポーツ選手はいますよ。
しかし、それでも給料をもらっている以上は、お客の方が立場が上。
正直、残酷だと思いました。
そうして叩く輩は客、ファンとしての立場を履き違えてるだけじゃないかと思います。

4年前だったかな?一宮競輪場でG1・オールスター競輪開催中に、
レースで落車事故が発生して一人の選手の尊い命が亡くなりました。
それは真剣勝負の中で起きてしまったものでした。
当日のレースは見ていませんが、その後僕は本場まで行って、
線香をあげて記帳もしてきました。
それからです。
度の超えた言葉はやめようと。
そんなものは応援でも何でもない。
まして「死ね」は人として最低だと。
いくら大事な金を賭けていようが、金は金。
所詮はただの道具に過ぎません。
当てれなかったのは自分の予想や買い方悪い訳で、決して選手ではない・・・と。
自分で予想して負けたのだから、それは仕方がないと。


話が逸れてしまったので、軌道修正します。

かつて自分は記念競輪でのトップ選手の欠場について、
日程の問題、選手の体調管理や意識の欠如が問題だと思っていました。
しかし、昨日の一件にブチ当たってしまったために、あることに行きつきました。

それが、心無い客の罵声が一つ絡んでいるのではないかと。

G3だと記念競輪なので、優勝賞金はせいぜい400万円です。
しかし、4日制G2以上だと2000万円に跳ね上がります。
G2以上のビッグレースはグランプリを見据えて走るかもしれないが、記念はブッチする。
たしかに、その考え方はプロとしてどうなのかという疑問も発生します。
しかし、選手ってそこまで頭悪くないので、酷い罵声を浴びせたファンの顔や
競輪場は覚えているものですので、人間の心理として理解出来る部分もあるのです。
それを克服するのもプロに必要な条件なのでしょうが、
理由の背景にそれがあるとしたら、それはファン側にも問題があるかもしれません。

昨年、一昨年と同じようなことを松阪に行く度に書いていますが、
あそこに行くと本当にファンの方からも姿勢を変えて行かないと、
競輪場、競輪界は変えられないのだろうなと思い知らされます。


別に僕、競輪のネガキャンやってるわけでもなければ、
競輪選手の擁護をしているわけでもありません。

ただ、この現状に対して業界の動きが鈍い以上、少し横暴なやり方になりますが、
ブログ、mixi、ツイッターというインターネット上の伝達手段を利用して、競輪業界の恥の部分を世界中に拡散しないことには、何かが変わらない気がするのです。

こうして日記を書いてる自分もろくでなしとして恥をかくことになるのですが、
それでも構わないと思っています。

だからそういう恥の部分は、包み隠さずこれからも発信させていただきます。
これも業界に変わって欲しいと切に願う、一競輪ファンとして・・・。(笑)

せっかく松阪競輪に行って来たのに・・・

2011-10-09 20:58:02 | 競輪
しばらくの間、ブログの方を休んでしまってすみませんでした。
仕事とか個人的なことでバタバタしていましたので・・・。

今日は競輪ネタです。

10月7日(金)から松阪競輪場にて開催されています、
G2・共同通信社杯競輪・秋本番に行ってきました。

レースとしては白熱したレースが多く、選手の必死さも伝わってきて
大変面白かったです。

ギャンブルの結果としてはボロ負けで、
第11レースの車券を当てるのだけが精一杯でした。(笑)

しかし、今日はさすがに競輪ファンとして積年の思いが
爆発した格好になってしまいました。

今日、選手の生命に関わるような非常に危険な落車事故が
松阪競輪場で発生してしまいました。

2011年10月9日(日) 松阪競輪 第2レース
mms://wm.st.keirin.jp/wm-keirin47/20111009-47-04-02-01-00.wmv

直リンクは出来ませんので、興味がお有りの方はコピー&ペーストで
URLに貼り付けて飛んで下さい。

ゴール前の落車だったのですが、救護員と競技会職員の動きがいつもと違って、
何か危険な感じを周囲のファンもすぐに察知することが出来ました。
それを見ているにも関わらず、僕の頭上から

「死ね!」 と。

今にも死ぬかもしれないような危険な状況なのに止めを刺すような罵声の一言が・・・。
さすがにこれには僕もブチ切れました。

「死ねはないやろ!」

と、すぐさま言い返しました。

すると罵声を飛ばしたオッサン連中は

「何を、うるさいわ!」

の即反応でした。
この辺りの返しは僕も十分想定出来たていたので、期待を裏切らない反応でした。
正に瞬間湯沸かし器と言ったところでしょうか。(笑)

そして、ここからがクライマックス。
若い僕に注意されて胸糞悪くキレてるオッサン連中の心理状態というものを、
向こうの方から物の見事にさらけ出してくれました。

「俺は客や!
金賭けとるんやから何を言おうがええじゃろが!!」


この一言には完全にあきれ果ててしまいました。
絶望的に最低な一言でしたね。

つまり、この人たちの特徴を簡単に言えば・・・。

完全な上から目線。
自分が正しい。
選手はただのコマ。


この人、普段からそういう態度して世の中渡り歩いてんだろうなと思いました。

確かに、大事なお金を賭けているので気持ちは理解出来ます。
しかし、いくら客でも言っていいことと悪いことがあるのではないかと。
まして本来なら人生の手本になるようなお歳の人がこの有様。
注意されて素直に人の言うことが聞けない。

こういう古参の常連客がデカイ態度して蔓延っている
ようでは、競輪に未来はないなと思いましたね。


まして、周囲も知らんぷり。

そういったものが積もって今回客である自分が、客に向かって怒ってしまいました。
何か僕、間違ったことしたでしょうか?
今の世の中、間違ったことを言っていない、
筋を通してるはずなのに反対に叩かれて自分の身が危うくなる。
そういったこともあって、怒れない大人が増えちゃったんですよね。
多分、見た感じは地元の土木屋か漁師といったガタイの良い風貌でしたが、
僕には相手の職業が何だろうがそういう態度が許せませんでした。


しかし、皮肉なことを言えば

この人何年競輪やってんの?それで当てれないのか?

でしたね。(笑)


競輪ファンの皆様に最後に一言

松阪競輪場のホームスタンドで陣取ってる常連客も例に漏れずガラが悪いので、
初めて行くファンの方は気を付けて下さいね。(笑)