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ほんとにっき

身辺雑記、本の紹介、日々の徒然、サッカー、映画など。。

無題

2008-06-12 00:32:01 | Weblog
目を瞑っていていいよ
きっと全てが忘れられるから
目を瞑っていていいよ
何もかもを見なくて済むから
悲劇も
喜劇も

悲しみも、喜びも
きっと、空が覆いつくしてくれるから
ひのひかりが、すべてを
やさしく、つつむから

無題

2008-06-11 00:59:13 | Weblog
理解も受容も共感も出来ない
正直になることしか僕には出来ない
目の前に突如現れる暴力に対して
言葉は力にならない
情報は伝聞は
事実を隠蔽することしか役には立たない
でもそんな世界を生きている
生きているんだ
今は

妙に感傷的になってしまう
彼が悪いんじゃない
彼の人生が悪いんだと
時々思う
でも、両者間にさしたる違いは無いのかもしれない
出口の無い
そう、出口の無い
海だ

無題

2008-06-10 01:04:56 | Weblog
何故だろう
どうしてだろう
苦しむ必要が無いのに苦しんでる
真の苦しみに比べたら
それは自己憐憫のような
どうしようもない代物

ある本で読んだ
想像力を働かせるには
被害者より加害者の視点に立つこと
そうしないとたちまち沈黙が襲ってくる
悲しみが涙が後悔が怒りが
漂い締め付ける

じゃあ加害の側に立ってみようじゃないか

訪れなかった成功、そして、やってくる挫折
労働、怠惰、勤勉、他者からの視点
逃れられない、もう手にすることは出来ない

命を大切に
標語のようなメッセージだな
だけど、それと異なる原理で生きている人間もいる
そいつのことを、怪物とでも呼ぼうか

野次馬に過ぎない
第三者ですらない
当事者の方へ送る言葉は無い

どうしょうもなかったんだよな
いつのまにか自分の姿を彼に重ね合わせている

何を変えればいい
何処に帰ればいい
これが限界なのか
受け入れてくれる場所がほしい
それでも他人に縋るしかない

小さな僕
大きな彼ら
それぞれの自分

幸せを転がして生きている
泣き声に気付かないようにして



無題

2008-06-09 01:33:01 | Weblog
さて、何から書き始めようか
届かないと分かっている手紙を書くのはなかなか難しいことだ
君はそれで満足なんだろう
糾弾して打ちのめして
そこでは言葉はなぞるようにしか出てこない
状況を描出し再現することしか
我々には出来ない
もう過ぎてしまったことだから仕方の無い
彼の世界はもう終わっていたんだ
多分
でも、少しでいいから話したかったと思うよ
何が、君をそこまで運んできたんだ
この世界の喜びに触れたことがあるのかい
環境がちがくともきっと分かり合える余地はあったはず
でも、もうそれは過ぎてしまったこと
また、ここから始まる物語がある
苦悩の
希望の
何も僕が責任を感じる必要は無いのに
違和感が全身を覆いつくす
遠い出来事のはずなのに
まるでそれは、半径3メートルくらいで起こったように思える
現実を覆う不可侵の領域に
触れるものは
きっといない
続く

無題

2008-06-07 01:57:54 | Weblog
薄汚れた男が前方から歩いてくる
出来ればすれちがいたくない
でもやがて時は来る
ふたりはすれちがう

まるで局地的な大雨を浴びたようだ
その男のtシャツにはコーヒー牛乳がぶちまけられていて
不思議な模様を醸し出している
君は目を伏せて通り過ぎる
軽く会釈のようなものをしてみる
顔を上げ微笑を浮かべてみる

それは危険なことではない
始まりの合図でも
誘惑のしるしでもない
ただの親密さの表われだ
だから心配することは無い

とうに彼の世界は終わっているんだ
世界の余韻としてその微笑を受け取るだろう
そうだ、もう終わっているんだ
でも、それがきっかけで二人はより近付くかもしれない
ないことはないがやはりない

そうするには彼は自己に執着しすぎている
自分のことしか見えないんだ
だから、世界は終わったなどとほざいている
だけど通り過ぎるものよ
一瞬の笑顔だけくれないか
それがどんな種類のものでもいい
生きながらえる

優しさによって
でもtシャツは汚れている

無題

2008-06-06 01:45:16 | Weblog
ヤバイ
自分の人生が自分自身より大きくなってきている
肥大化している
コントロールがつかなくなっている
これからどうすればいいのかも全て他人の言うなり
ヤバイ
自分の人生が自分のものじゃなくなってきている
選択肢は無い、可能性も無い
全て誰かの思惑に過ぎないのか
自由意志など存在しないのか

踊り続けることだ
それが自分を取り戻すための
唯一の手段

演じることはしなくてもいい
自然に笑ったり、怒ったりすればいい
でもそれもなかなか
難しいんだよな

いや、実際身体を動かして
踊っていると全てが何もかもが
一致してるように感じられる
重なっているように感じられる

僕の人生、僕の一生
そこで残るものは一体何なのか
生きてみないと分からないよな

無題

2008-06-05 01:36:09 | Weblog
眺めている自分を眺めている自分を眺めている
自分
それは尽きることは無い
欲望を眺める
外側から眺める
でも、触れることは出来ない
眺めているだけ

匂い
鼻が匂いを知覚する
鼻は性器だと言ったのはフロイトだったっけ
鼻が欲望を看取する

匂いが巷には溢れている
夜の匂い、女の匂い
でも匂いさえも僕は眺めることしか出来ない
全くの蚊帳の外って訳さ

眺める眺める眺める
介入することは出来ない
自らの欲望には
その対象の自分自身には

まるで檻の中にいるみたいだ
二重構造にも三重構造にもなっている
叫びだしたい
誰かに気付いてほしい
でも、その人を眺めるだけしか出来ないの
触れることは出来ない
犯罪行為
だから、僕は自分を眺めているだけ
その深遠を
その酷薄を
その灰色がかった白さを

無題

2008-06-04 01:10:12 | Weblog
問い掛けばかりしているのは何故?
答えは他所から誰かが運んできてくれると思っているから?
要するに子供なんだ
どうして、どうしてと尋ねてさえいれば
自分は安全だと思っている
傷つきたくないんだ
傷つけたくないんだ

自分の言った言葉に怯えている
自分の描いた夢に苛まれている
自分と向き合った自分に恐れている
お前は一体何者なんだ?
お前が答えを持っているのか?

想い続けることだ
想い
朝の静けさを、森の深さを、服の匂いを

そうすれば疑問なんて恐怖なんて
どこかへ風に乗って飛んでってしまうだろう

ひとりの人を
そこから生まれる
物語を
想う

無題

2008-06-03 03:02:13 | Weblog
僕が見たい景色
自分ではもう分かっている
世界を解体して解体して解体してその先の残った
市街地を深夜3時にランニングしたい
そして健康的な朝食を食べて
一日を始めたい
一度は辿り着いたはず
その解体した残滓の狭間に
でも皆は
そんなのは本当の現実ではないと言う
お前はまやかしを見ているだけだと
そうなの?
一人、街に佇むことは
許されないの?
世界の始まりはたった一本の木だという
そういう神話がある
その始まりの木の幹に
メープルシロップをかけて食べたい
それこそ健康的な朝食
素晴らしき世界


無題

2008-06-02 01:32:42 | Weblog
画面の向こうの世界
同じく呼吸して繋がっている
だけど、それがなんだか嘘みたいに思えるんだ
君からは僕は見えないよね
僕から君の幻しか見えないのと同じように
君は笑っていた
僕も笑いたかった
でも何かがそれを許さなかった
お前にはその資格すらないんだと
僕は眺めることしか出来ないの
君ときたら
そうやって笑顔でいることしか出来ないの
君ときたら
そうやって世界の悲劇を伝えるんだ
それがあたかもこの世界を
網羅しているかのように
何を言いたいのか分からないや
誰に向かって喋っているかも
聞き流してほしい
決して
憶えていたりしないでほしい
消して
そして

無題

2008-05-29 01:09:32 | Weblog
目を瞑っていていいよ
君の身体が揺れ動くだけ
これからどうなるかは分からないけど
揺れ動いて心地よくなれれば
それだけで良いような気がしている
新たな発見をするために
あくせく動き回らなくても
傍にあったんだ

あるいは堕落への第一歩かもしれない
こうやって目を瞑っているのは
成る様にしかならないって人は言うけど
僕はこれからどうすればいい
朝、目覚めても
僕の部屋と静寂が待ち受けているだけだよ

最期の時にペンを持ち掴み死んでゆく
お前は一体何を書いているのか
命を差し出しても書かなければいけないことなのか

そんな問いから逃げるように
僕は目を瞑る
まるで

答えは無い

無題

2008-05-26 00:18:21 | Weblog
そんなんじゃないって
いや、言葉に出来なかった
胸の内で呟いただけだった
どうせ聞こえはしないから?
画面越しの君には

障害があったのは俺のほうかもしれない
不自由だったのは俺のほうかもしれない
いくら君のほうに近付きたくて
想像力を働かせてみても
どうしても届かないんだ
君の沈黙には

どうして一緒にいたいなんて言ってくれるんだい?
俺の姿が見えないからかい?
本気なの
俺が持っているには
この不恰好な肉体だけだよ
それでもいいの
君は誰でもいいの
俺は誰でもいいの

そんなんじゃないって
叫んでみる
君の沈黙を超えていくことを願って
でもやはり届かない
真夜中にこんな場所で
呟いているだけでは

嗚呼、こうやって沈んでゆくだけなんだ

無題

2008-05-15 15:32:57 | Weblog
詩人になりたい
この世界の不足ではなく充足を語るような
詩人になりたい
その笑顔が全てを物語るような
詩人になりたい
何も持ちはしない
だがそれがその人の誇りに見えるような

現実はある
やがて来る死
そこにある死
機械的な又は自然的な破滅
手が届かないからと言って
関係のないわけでもなく
そんな渦中で詩を謳いあげる事は
最も不穏当なことだろうか

でもここに寄り添うしかない
それぞれの生
それぞれの死

世界の詩を私はききたい

無題

2008-05-15 12:02:35 | Weblog
誰か奴に言ってやれよ
ここは夢見るための場所じゃないって
隙あらば盗み盗まれる場所だって
誰か奴に言ってやれよ
ちゃんとした服装をしろって
ここでは裸でいることも罪になるんだよ
もっと速く話せないものかな
そんなんじゃ日が暮れてしまう

暗い朝、誰もが目覚めてる

笑顔は無い、微笑さえも無い
「私は現実主義者です。そう努めてもいます。
この世界は決して善意で動いている訳ではありません。
それぐらいは私も既に学びました」

誰か奴に言ってやれよ

無題

2008-05-13 00:44:49 | Weblog
壁がなくなった

絵を描くための、言葉を綴るための
体当たりして痛みを確かめるための
向こう側の景色を想像するための

喜ぶべきことなのかもしれない
壁がひとつ無くなるのは
その分自由に走り回れる
お互いを隔てる障壁もない
でも自由ってなんだ?

壁に触れよう
そこに壁はある
無くてもそこに壁はある
手を繋ごう
壁に触れることだ
壁に触れたら そうしたら

壁が無くなった