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ほんとにっき

身辺雑記、本の紹介、日々の徒然、サッカー、映画など。。

本屋の消滅

2008-12-14 05:06:43 | Weblog
僕の住んでいる街には本屋がない。
僕の住んでいる街には床屋や美容室がこれでもかってくらいある。
僕の住んでいる街にはボウリング場があった。
そして今、それは廃墟として、取り壊しを待っている建造物としてそこにある。

僕の住んでいる街には、僕の青春の記憶として留めている場所はない。
青春、なんて愚純な言葉だろう。

道はある。道路を歩く、たまに横切ったりする。
それほどまでに、交通量は少ない。

ああ、今日が昨日になって、名ばかりの明日がやってくる。
そんな中で僕に出来る事はあるだろうか。

なんかネガティブだな。でも実際の僕はそれ程悪くないと思う。
気楽に日々を過ごしてる。でも、突き抜けたいと、
自分の可能性を信じたい。そのためにはこんなんじゃだめだな。

漫画「バガボンド」の最新刊で、沢庵が武蔵に語った言葉が胸に残る。
神秘体験といわないまでも、似たような感慨に襲われたことがあるから。
運命とか自由とか。
ちなみにバガボンドは、セブンイレブンで買った。

エスオーデス

2008-12-09 03:21:27 | Weblog
あなたはどう思う分からないけれど、
僕はあなたのことが好きだと思う。
こんなところまで足を運んでくれて。
何故わざわざこんなこっ恥ずかしいことを書いているのかというと、
なんだ?
ラブレターを書くようにパソコンに向かう。
それ以外の、文章はどうにも書ける気がしない。
僕はあなたのことを多分知らないけれど、
一人の人間が、自分の意志で生きて様々な人生を、
過ごし、歩むのはとてつもないことだと思うから。

なんか、言いたいことが言えない。難しいね。
この一年で、僕は少しは成長しただろうか。
そう思えないから、なかなか文章を書く気がしなかったんだ。
残っていたのは、過去への憧憬と、未来への未練。

今日の夕飯は、鍋でとても美味しかった。

日記

2008-10-26 05:21:13 | Weblog
もう完全に季節は秋で、冬の足音も聞えてくる。
特に明け方は、冷え込みが激しい。
だけどこの早朝の張り詰めた空気が好きだ。
自分の境界線がはっきりとしている感じ。布団の温い感じ。

自分は何故自分なのだろう。ということを考えているけど勿論答えは出ない。
だけど、色んな事をする中で、色んな人になれるだろう。多分。
割と長い小説を図書館で借りて読む。
吉田修一さんとか、町田康さんとか、舞城王太郎さんとか。
文体や語り口がはっきりとしている人ばかりで、少し圧倒される。
夕方、読書灯だけ点けて本を読んでいて、一時間ぐらいして
気がつくと周りは夜になっていて、タイムスリップしている気分。
没入。ある地点からある地点までの移動。

一週間が早い。
自分が劇的に変わることはないけれど、この世界が突如変わることはあるのかなと思う。
どちらにしろ分からないことだらけだけど、じゃあ分かるようにちょっとは努力しろ、自分。
尻を叩いてくれる人がいないので自分で叩く。
今いることも贅沢な話だけど、その贅沢を何かに還元しなきゃいけないと思っている。
まぁ、口だけなら何とでも言える。

大河ドラマを観ていて、お琴が可愛すぎて参る。
画面に映っている時、ポーッとしてしまう。

全く脈絡のない文章だな。でもそれが僕の日常。

04

2008-10-10 02:47:09 | Weblog
パソコンの前に座ったら、何か書くことあるかなと思って
座っているが、これといってない。
こういう時は、思い出に縋ろう。

4年前の初夏、美術館の前に広がる芝生に僕は寝そべってた。
未来のことについて考えていた。これからのことについて考えていた。
その日はとても天気がよく、リラックスできて傍らには奇妙なオブジェが、
屹立していて、その空間が持つ親しみのある雰囲気が僕は好きだった。

「写真いい?」突然声を掛けられた。首肯する間もなくその人はシャッターを押した。
それから、少し話をした。主に僕が質問をした。
「毎日、生活しているけど、どうにも前進してる気がしない。どうすれば毎日を
心地よく過ごせるでしょうか」
「些細なことでいいんじゃないかな。例えば、今日銭湯に行ったとか、散歩をしたとか・・・。
何がしか変化はしているし前に進んでいるよ」

その人は出張で、来ていて、でも美術館に来るぐらいの時間の余裕があったらしい。
綺麗な色のポロシャツを着ていて、田舎者の僕から見ると、とても洗練されてた。
だけど見ず知らずの人にいきなりデジカメを向けるか、普通?
「馴染んでいたんだ。オブジェとその近くで寝そべる君が」
なんかその言葉を聞いたとき、妙に嬉しかったんだ。
その人が、芝生をむしりながら話を聞いてくれた事を覚えている。
退屈してるんじゃないかって、心配したことも。

軋み

2008-10-06 02:00:26 | Weblog
一週間が早くてもう日曜日が終わっている。
今週はもっと有意義に過ごしたいものだ。

新聞に目を通すが分からないことが多い。
経済や金融が大変なことになっているというのは、なんとなく分かるが、
頭では理解できていないし、皮膚感覚として感じているわけでもない。
事態の大きさを。経済学者の(投資家のか?)本が新聞広告に、印象的に載っていた。

あるロックバンドのフロントマンがこんなことを言っていた。
「自分に残るのは音楽が通過した後の、残骸みたいなものだけでいい、」と。
表現というのはそういうものなのか、と思う。
美しいものが自分を通り抜けていく。
それによって自分が豊かになるというよりも、世界が豊かになっていく。
「芸術とは記念碑の建立だ」と、ある本に書いてあった。
その通りかもしれないが、大袈裟に聞える。
振り返ってみると、様々なものが残っている。
それを感じる。

ある日

2008-10-05 00:35:25 | Weblog
夕方、散歩していて不意を突かれたことがある。
「こんにちは」と、小学生の女の子が挨拶してくれた。
結構前のことなのだが、不思議と胸に残っている。
僕は、言葉も発せずに、ただ黙って不器用に背中を丸めただけだった。

自分が不審者に見えるのではないかと、危惧していて
それは外見のせいが、約8割で、後の2割は何考えてるんだか
分からない頭のせいで、勿論、自分ではそんなつもりはないのだけれど
他人に警戒心や微かな恐怖感を与えていないかと
それが嫌で、道で余り人とすれ違いたくないし、だから
人気のない散歩コースを選ぶのだけど、それが更に怪しさを
吊り上げているのかもしれない。要は、見え方の問題なのだ。

その声は、幼くもなく、大人びてる訳でもなく
印象的で芯の通った声でした。
まるで異世界から聞えてくる声。
そこに見えない障壁があるはずなのに、そんなものは無視していいよと。
あるいは、「あいさつ運動」の賜物かもしれない。
だが、義務的だとか、教育的だとかそんな不快さもなかった。
人と会ったから、あいさつをする。それが当たり前。
そんな感じだった。率直だった。それでいて可憐だった。

あの女の子はこの文章をどう読むだろう。
まさに、不審者の声としてか・・。

being

2008-10-01 02:25:44 | Weblog
今、蕎麦を茹でて食べた。
ただそれだけなんだけど。
風呂にも入ったし、歯も磨いた。
後は寝るだけだ。
これが生活。僕の生活。
実に、みすぼらしい。
でも、幸せに思わないといけない。
辛い思いをして、苦労している人も大勢いる。
だけど、僕に今必要なのはなんだろう。
いま、すべきことは。
それを自分で決められることは幸せなことだ。
そうだろう。
比較とかはしなくてもいい。
そうなのか。僕は僕なのか。あなたはあなたなのか?

「ジョン・マルコビッチの穴」という、他人の意識に入り込んで
その人を操れるという面白い発想の映画がある。
僕はあなたにはなれない、という前提をひっくり返す荒業だ。
自分が他者の意識に入り込める面白みより、他者が自分の意識に入り込んだ時、
どういう反応を示すかにとても興味がある。
途方に暮れるだろう、失望するだろう。
こいつの人生をどうやって、生きればいいんだ?
何から始めればいい?だけど、模索して突き進むしかないだろう。
まず、どういった行動をとるか。それは、僕は明確に分かってるような気がする。
空腹を満たす。ハナシはそれからだ。

夜への手紙

2008-09-30 01:56:59 | Weblog
今日はいい一日でしたか?最悪な一日でしたか?
何事も無く、日々が過ぎていく。
それも幸せなことだと思います。
あなたがこの文章を読むことは恐らくないけれど、
僕は元気でやっています。心配事もありません。
のうのうと毎日を過ごしています。気のせいだろうか。
そうやって時間が経つほどに、あなたとの距離が、
どんどん遠くなっていくような気もします。
寂しいといえば寂しいし、孤独といえば孤独でしょうね。
でも、それはあくまで僕の問題で、あなたに解消して貰うような事ではないでしょう。
僕の悩みを聞いてください。
この世界に上手く溶け込めていないように感じる。
違和感がある。齟齬がある。何をしても何も跳ね返ってこないような気がしている。
それは、余りにも僕が愚かしい人間だからでしょう。
それに、これは一方的な文章ですね。聞かされる側としては、
たまったもんではないでしょう。他人の愚痴を聞かされるほど、
嫌なものはない。しかし、一つ言いたいことがあります。
あなたなら、僕の言葉に耳を傾けてくれるだろう、と勝手に思っています。
それに、あなたの声が聞きたい。
この上ないほど、聞きたい。

なんか、恥ずかしいな。(照)

わかってくれてたんだ

2008-09-29 02:43:19 | Weblog
何気ない一言で救われることもある。
「大丈夫?」いつも聞いてるような言葉なのに、特別な響きがある。
心の底から身を案じてくれているような。
全部分かってくれている様で、実際、僕を取り巻く状況に一切関知してない。
そんな一言もあった。

朝の匂いが好きだ。
朝食の匂い、コーヒーの匂い、新しい一日の匂い。
この頃嗅いでないな。それは、きっと疎外感を感じているからだろう。
僕がいてもいなくても朝は始まるし、僕がいないほうが、より爽やかかもしれない。
朝と仲良くしたいけど、なかなかその方法が見つからない。
誰か、朝との付き合い方教えてくれませんか?

なんか書いてて、「朝」という名前の女の子がいるような気がしてきた。
その子は多分、可愛くて、綺麗な髪をしている。
朝、目を覚めると一番初めに、「おはよう」を言いたい。
それだけで十分。

やがて、昼になって夜になる。暗くなっていく。
その柔らかな瞳は、輝きを失っていく。
何者も映さなくなる。寂しいと感じる。探したくなる。
でも、駄目だ。夜の路上は危険に溢れている。じっとしているしかない。
はじまりの光を求めている。窓から、柔らかにもぐりこむ時、
僕はまだ眠っている、僕の人生を丸ごと投げ出して。
でも、朝が動き出す時、その足音はしっかり耳に届いているんだ。
後は君次第。瞳を開けるか閉じるか。そう決めたら、こう呟けばいい。
「おはよう」って。

掴みにくい

2008-09-28 03:04:52 | Weblog
ちょっと自分の書いた文章を読んでみた。
語彙が限られてると思う。
特に、「世界」という言葉を多用していると自己分析。
なんだろう。ここで、例えば、コップの水が20ミリリットル減った、それは僕が飲んだから、
そんな小さな事もこの大きな世界に繋がっているのだ。と思いたいからなのか?

小さい頃、壁に世界地図が貼ってあった。
あと、国旗とその国の人口等が載っている本で僕は遊んでいた。
ブロックで三色旗を、組み合わせて作ったり、お絵描きしたり。
お気に入りの国旗は、リビア。緑色だけですむから。
我が懐かしき幼少期。その時分に持ったイメージかは判然としないが、思った。
世界地図の上で、世界中の人は生きているのだ。この小さな地図の上で。
可愛らしいものだ。国旗というものも面白く感じられた。
そこに住んでいる人が、デザインを出しあって仲良く、制定しているものだと思っていた。
 
宇宙という概念が、巨大すぎて頭が痛くなる。やはり、
世界地図の上で生きているというほうがしっくりくる。そこでは皆が手を取り合って、生きている。
国旗のデザインを考えながら。

そんな幻想を振り払いつつ、この宇宙の大いなる変化に含まれ、包まれながら
コップの水を飲む。僕で始まり終わる世界。そんなことはない。

床屋のぐるぐる

2008-09-27 04:11:36 | Weblog
何から書き始めようか。といっても、そんな大きな
出来事があったわけでもなく、起伏の乏しい毎日を送っている。

他者の人生に思いを馳せる。日本中の世界中の・・・。
例えばこの三日間で、各々の人生に何が起きたのか。
想像力が必要とされる。というより妄想力か。
本当にあったことは、その場に居合わせるしかないし、
その出来事を目の当たりにするには、相当の労力が必要とされる。
目的地に移動するのは疲れるだろう。多分。

旅をしたい、遠くに行きたい。
実は、5年前くらいから同じ事を言っている。
だけど、僕はそんなにタフな人間じゃないし、世慣れてもいない。
外国に行って、身ぐるみ剥がされている姿が、容易に目に浮かぶ。

「自分探し」を標榜して旅するのは間違いでは無いと思う。
知らない人や景色、街の持つエネルギー、雰囲気に触れることによって、
自ずと、新しい自分を用意しなければいけなくなるし、内面の変化もあるだろう。

でも、思うんだ。(矛盾しているけど)
近くの街角にも、それまで見たことの無い景色が広がっているんじゃないかって。
見落としてるものも沢山あるんじゃないかと。
季節の移ろいが、街をこの世界を実りあるものにする。
そんな変化は、日一日と起こっている。
だんだん寒くなってきた。
秋は好きだ。



9月24日

2008-09-24 06:32:51 | Weblog
朝、目覚め、何かを始められるという予感と共に
起きること程、幸せなことは無いのではなかろうか。
大方の人は一日の予定が決まっているかもしれない。
その積み重ねが、世界を形成していくのだろう。

計画性というものが無い。
子供の頃はあったように思う。漠然としていたが
将来のためになるかもしれないと思って、なるべく色んな事をした。
それが今、実用的に役に立っているかは分からない。
10歳の自分がいる。20歳の自分もいる。30歳の自分が
そこにいるかは、風向き次第だが
そこにいるという前提で生きないといけないような気もする。

点が連なって線になる。

夢の話しをしよう。決して現実逃避ではない。と思う。
一人の男が佇んでいた。
ただそれだけ。悲しい話だと思いますか?
あれは何を見ていたのだろう。
他人を見ていた。他人の生活を覗いていた。
それは許されることだろうか。

君と別れたら

2008-09-24 01:01:53 | Weblog
ここのところ、ある人のブログを毎日見ている。
その人の文章を読むと決して奇をてらうことも無く、
地に足が着いていて、人生の重みを感じる。
語る自分と語られる自分の距離が近いというか・・・。
見える世界しか語らないし、聞える音にしか忠実ではない。
フォークシンガーの方のブログ。
実は、このことを書くのにちょっと憚れた。
その人を、不快にしてしまいそうで、叱られてしまいそうで。
考えてみれば、おかしな話だけれど。
自分の足で歩き、自分の体で仕事を、創作をする。
シビアなことだ。けれども、憧れてしまう。
まあ、言うは易しだな。

一人で都会に生きるってどうな感じなんだろう。
楽なことばかりではないよな。
全く想像がつかない。でも、
誰も自分の事知らない中で生きるというのはわくわくすることだよな」
とテレビでリリー・フランキーさんが言っていた。
あと、他人が持っている才能に怯えて暮らすのも、悪いことじゃないって。
それぞれ生きていて、凄い人は沢山いると思う。
正直に言うと、ここ小さな町に住んでいると周りの人間が、
自分の仕事だけで窮屈になっていて、そんな大したことやってないんじゃないかと思うこともある。
実に最低な考え方だ。
社会を支えているのは人だ。
そんな当たり前のことを忘れてはいけないと思う。


ひどい

2008-09-23 01:09:24 | Weblog
最後の写真。なんだろう。
旅の思い出を誰かと共有したかったのかな。
最初から相手にされてないような気もするけど。
とりあえず、答えを言ってしまおう。
函館なのだ。
五稜郭タワーは白く光を放つ。

サリンジャーの短編を思い出す。
海に漂う一つのオレンジ。
やがて、僕の頭にしかそのオレンジは存在しなくなるだろう。
不思議だ、実に不思議だ。
          「ナインストーリーズ」

周りは見た事のあるものばかり。
愛着もある。寛げる。そうやって生活を築きあげていく。
自宅、自分の部屋。でも、
外出時、家の中はどうなってるか。
ぐちゃぐちゃになってないか。
その均衡は保たれているか。
誰にも分からない。だから、僕は戸惑っているのか。
いや、留まっているのか。でも、
知らない間に、僕の世界は 動いているらしい。
               

驚くほどに

2008-09-22 01:29:53 | Weblog
youtubeの動画を貼ってみて思ったのは、
これは一種の暴力に近いなということ。突然、見知らぬ場所に連れて行かれる。
他人の意図や思惑に導かれる。それも、物凄い速いスピードで。
インターネットの本領を垣間見る。
でも素晴らしい部分も勿論ある。
実際に、好きな歌を、その歌が響いている部屋に、場所に連れて行く事もできる。
所詮他人の部屋の他人の歌だ、と言われたら
返す言葉も無いけど。

くるり 言葉はさんかく こころは四角 カバー