以下に「IEEE 802.3at(PoE+)」をテーマとした
ネットワークスペシャリスト試験対策用の**選択式・穴埋め・誤文訂正問題(全10問)**を提示します。
「IEEE 802.3at(PoE+)」に関するネットワークスペシャリスト試験対策問題(全10問)
■ 問題 1
IEEE 802.3atは何の技術規格か。
A. 無線LANの認証規格
B. イーサネットの給電規格
C. IPv6のアドレス割当規格
D. 光通信の波長割当規格
【正解】B
【解説】IEEE 802.3atは、LANケーブルを使って電力を供給するPoEの拡張規格。
【穴埋め】IEEE 802.3atは「イーサネットの______規格」である。
→ 給電
【誤文訂正】A/C/D:いずれも別分野の規格。
■ 問題 2
IEEE 802.3atは何と呼ばれるか。
A. PoE++
B. PoE Classic
C. PoE+
D. PoE-mini
【正解】C
【解説】IEEE 802.3afを拡張し、出力電力を増加させた規格で、PoE+と呼ばれる。
【穴埋め】IEEE 802.3atは「______」と呼ばれる。
→ PoE+
【誤文訂正】A/B/D:正しくはPoE+がIEEE 802.3at。
■ 問題 3
IEEE 802.3atにおける最大給電能力(PD側)はどれか。
A. 13W
B. 15.4W
C. 25.5W
D. 60W
【正解】C
【解説】PoE+では、受電側デバイスに最大25.5Wの電力を供給可能。
【穴埋め】IEEE 802.3atは最大「______W」供給できる。
→ 25.5
【誤文訂正】A/B/D:別のPoE規格または誤り。
■ 問題 4
IEEE 802.3atで給電可能な代表的な機器は?
A. LEDデスクライト
B. IP電話機
C. ハイパフォーマンスGPU
D. 産業用ロボットアーム
【正解】B
【解説】PoE+は、IPカメラや無線LANアクセスポイント、IP電話機などの給電に適している。
【穴埋め】IEEE 802.3atは「IP______」などに対応する。
→ 電話機
【誤文訂正】A/C/D:出力不足や用途違い。
■ 問題 5
IEEE 802.3atの給電方法として正しいものは?
A. 光ファイバによる高電圧供給
B. ツイストペアケーブルによる供給
C. USB Type-C経由の給電
D. PoE非対応ケーブル利用
【正解】B
【解説】IEEE 802.3atはカテゴリ5e以上のツイストペアケーブルを使い、データと電力を同時に供給する。
【穴埋め】IEEE 802.3atは「______ケーブル」で電力供給する。
→ ツイストペア
【誤文訂正】A/C/D:IEEE 802.3atの仕様と異なる。
■ 問題 6
IEEE 802.3atは、どのようにして接続機器を識別して電力を供給する?
A. MACアドレスを認識
B. IPアドレスで判断
C. シグナリングでPSEがPDを検出
D. 管理者が手動で切り替える
【正解】C
【解説】PoE+では、PSEがPDの存在を検出・分類して給電開始する。
【穴埋め】PSEは「______」によりPDを識別する。
→ シグナリング
【誤文訂正】A/B/D:PoEの動作原理と異なる。
■ 問題 7
IEEE 802.3atのPSEに該当するものとして適切なのは?
A. PoE対応スイッチ
B. 無線LANアクセスポイント
C. IPカメラ
D. 給電されるスマート照明
【正解】A
【解説】PoEスイッチはPSE(給電側)、IPカメラ等はPD(受電側)である。
【穴埋め】PSEの例としては「PoE対応______」がある。
→ スイッチ
【誤文訂正】B/C/D:PD(受電側)である。
■ 問題 8
IEEE 802.3atの主な設計目的はどれか。
A. データ圧縮効率の向上
B. IPアドレス管理の簡略化
C. より高出力な電力供給を実現する
D. 無線干渉の回避
【正解】C
【解説】802.3atは、従来のPoE(802.3af)では足りなかった電力供給量を拡張する目的で策定された。
【穴埋め】IEEE 802.3atは「______な電力供給」を実現する。
→ 高出力
【誤文訂正】A/B/D:802.3atの目的とは無関係。
■ 問題 9
IEEE 802.3at対応機器を設置する利点として不適切なものは?
A. 機器配置の柔軟性
B. 電源工事の削減
C. 通信帯域の自動増強
D. ケーブル本数の削減
【正解】C
【解説】802.3atは電力供給に関する規格であり、通信速度や帯域には関与しない。
【穴埋め】IEEE 802.3atは「通信帯域の______」には関係しない。
→ 増強
【誤文訂正】A/B/D:正しい利点。
■ 問題 10
IEEE 802.3atと比較して、さらに高電力を供給できる拡張規格は?
A. IEEE 802.3af
B. IEEE 802.1Q
C. IEEE 802.3bt
D. IEEE 802.11ac
【正解】C
【解説】IEEE 802.3bt(PoE++)は、IEEE 802.3atよりさらに高い給電能力(最大60~90W)を実現。
【穴埋め】IEEE 802.3atより高出力な規格は「IEEE ______」である。
→ 802.3bt
【誤文訂正】A/B/D:別分野または下位の規格。
ご希望があれば、IEEE 802.3bt(PoE++)やPoEにおける安全制御・クラス分類・給電設計といった細分化テーマでの問題作成も可能です。お気軽にどうぞ。