64歳にして高校野球指導者に転身し、
甲子園初采配で、
秀岳館野球部創部初となる甲子園2勝目を刻んだだけでなく春4強。
鍛治舎巧監督の指導力は見事。
チルドレンの猛打だけなく、
オールドルーキーの“絶口調”も印象に残った。
秀岳館(熊本)が優勝した際に披露する予定だったが…
ナインが
「一言、一言が心に染みる」という「鍛治舎語録」。
どうしても、紹介したい。
「3年で日本一を目指す。長靴を買いなさい」。
14年4月に秀岳館に就任した際の第一声。
「雨でも外で練習する、休みはなしだ」
と付け加えたが、
毎週水曜日に完全休養日を設けるなど、
計画的に選手を鍛えてきた。
「黄色は足が速く見えるから」。
14年4月の監督就任と
同時にアンダーソックスの色を以前までのグレーからイエローに変更。
パナソニック勤務時にグローバルブランド担当をやっていたため、
選手、関係者に対しても説得力あり。
「頑張って成果が出れば自信になる。頑張らず、
成果が出ないと悔いが残る。
頑張って成果が出なくても失敗が残る。
失敗は若者の特権だが、
このチームは失敗は少ない」。
秋の九州王者としてセンバツの出場が決まり、
春まで残りの期間の目標、
スキルアップ、スケールアップ、センスアップの「3S」
を掲げる際の一言。
「そこまでやるか、そこそこやるか。入り口でいいことを言っても出口が大事」。
春初戦までの練習量を問われた際の一言。
「試合をすればするほど丸裸にされるのが高校野球。
目の前ではなく、先のことを見据えた監督は必ず、
そこで負ける。甲子園は甘くない」。
NHKの高校野球解説者として「2、3000試合は見た」という自負からの言葉。
甲子園練習では自慢の打撃を一切見せず、
守備練習のみ披露。
「自主、自立、自治。台形なのか逆三角形なのか、早く対応しなさい」。
甲子園での主審のストライクゾーンを初打席に立った際に自らどの形かを考えて、
実践しなさいと指示。
「感情は、押し殺さなくていい。
コントロールしろ。成功するまで辞めないこと」。
投手陣へのアドバイスを問われ一言。
「うちのチームにカラーはない。カラフルに。無理しても無茶はさせない」。
先発完投型投手は作らず、
左右5枚看板で春登場。
「野球人生はまだ長い。
故障させたらかわいそう」との理由もあり。
「日常生活でミスが出ると野球でもミスが出る。
素直さを失ったら成長は止まる。上に立つより役に立て」。
野球部のモットー「6S」
を掲げた。
頭文字がすべて「S」の整理、整頓、清潔、しつけ、清掃、スマイル。
「最短より最速。腕ではなく軸回転で振れ」。
1回戦・花咲徳栄(埼玉)戦でプロ注目左腕・高橋昂也対策でのナインへのバットスイングの指示。
「猛打のあとに貧打あり。春はノリ、夏は実力。ただ、ノリはいいです」。
2回戦・南陽工(山口)に16−0で快勝後のイケイケの一言。
「素晴らしいゲームに感動しています。よく打ってくれた。
大したもん。データ以上に、もう気力です」。
準々決勝・木更津総合(千葉)戦での9回2死からの同点劇、
そして劇的サヨナラ勝ちを収めた「鍛治舎チルドレン」をたたえる試合終了後の第一声。
目は真っ赤で、声はうわずっていた。
「気負いも高ぶりもない。
阿蘇山よりも燃えたぎる情熱を胸に力を出せば結果は出ます」。
4強入りを決めた翌日の練習前の一言。
泰然自若の構えの中にも熱い胸の内をちらつかせる。
「甲子園で勝ちたい人は熊本を出る、甲子園に出たい人は熊本に残る」。
今年4月には新1年生28人が入部予定で、
うち3分の1は熊本出身者というが、熊本県の高校野球の現状を聞かれ、
ぴしゃりと一言。
「バント練習もしとかなきゃなあ」。
準決勝・高松商(香川)戦に延長11回で2−4で敗退。
9回の犠打失敗を悔やみ一言。
練習の大半がバッティング練習のみで、
16年に入って、ほぼバント練習はしなかっただけに、ポツリ。
「がっぷり四つで負けたら仕方ない。夏に向けてのスタートだ」。
準決勝・高松商(香川)戦に延長11回で敗退。
気落ちするナインに「何て声をかけてあげるんですか?」
と問われ、一言。
当然、
夏に「聖地再登場」を狙う鍛治舎監督率いる秀岳館。聞けばなぜか心地良く、
頭に残る「語録」を地方大会のときから聞き逃すつもりは、ない
甲子園初采配で、
秀岳館野球部創部初となる甲子園2勝目を刻んだだけでなく春4強。
鍛治舎巧監督の指導力は見事。
チルドレンの猛打だけなく、
オールドルーキーの“絶口調”も印象に残った。
秀岳館(熊本)が優勝した際に披露する予定だったが…
ナインが
「一言、一言が心に染みる」という「鍛治舎語録」。
どうしても、紹介したい。
「3年で日本一を目指す。長靴を買いなさい」。
14年4月に秀岳館に就任した際の第一声。
「雨でも外で練習する、休みはなしだ」
と付け加えたが、
毎週水曜日に完全休養日を設けるなど、
計画的に選手を鍛えてきた。
「黄色は足が速く見えるから」。
14年4月の監督就任と
同時にアンダーソックスの色を以前までのグレーからイエローに変更。
パナソニック勤務時にグローバルブランド担当をやっていたため、
選手、関係者に対しても説得力あり。
「頑張って成果が出れば自信になる。頑張らず、
成果が出ないと悔いが残る。
頑張って成果が出なくても失敗が残る。
失敗は若者の特権だが、
このチームは失敗は少ない」。
秋の九州王者としてセンバツの出場が決まり、
春まで残りの期間の目標、
スキルアップ、スケールアップ、センスアップの「3S」
を掲げる際の一言。
「そこまでやるか、そこそこやるか。入り口でいいことを言っても出口が大事」。
春初戦までの練習量を問われた際の一言。
「試合をすればするほど丸裸にされるのが高校野球。
目の前ではなく、先のことを見据えた監督は必ず、
そこで負ける。甲子園は甘くない」。
NHKの高校野球解説者として「2、3000試合は見た」という自負からの言葉。
甲子園練習では自慢の打撃を一切見せず、
守備練習のみ披露。
「自主、自立、自治。台形なのか逆三角形なのか、早く対応しなさい」。
甲子園での主審のストライクゾーンを初打席に立った際に自らどの形かを考えて、
実践しなさいと指示。
「感情は、押し殺さなくていい。
コントロールしろ。成功するまで辞めないこと」。
投手陣へのアドバイスを問われ一言。
「うちのチームにカラーはない。カラフルに。無理しても無茶はさせない」。
先発完投型投手は作らず、
左右5枚看板で春登場。
「野球人生はまだ長い。
故障させたらかわいそう」との理由もあり。
「日常生活でミスが出ると野球でもミスが出る。
素直さを失ったら成長は止まる。上に立つより役に立て」。
野球部のモットー「6S」
を掲げた。
頭文字がすべて「S」の整理、整頓、清潔、しつけ、清掃、スマイル。
「最短より最速。腕ではなく軸回転で振れ」。
1回戦・花咲徳栄(埼玉)戦でプロ注目左腕・高橋昂也対策でのナインへのバットスイングの指示。
「猛打のあとに貧打あり。春はノリ、夏は実力。ただ、ノリはいいです」。
2回戦・南陽工(山口)に16−0で快勝後のイケイケの一言。
「素晴らしいゲームに感動しています。よく打ってくれた。
大したもん。データ以上に、もう気力です」。
準々決勝・木更津総合(千葉)戦での9回2死からの同点劇、
そして劇的サヨナラ勝ちを収めた「鍛治舎チルドレン」をたたえる試合終了後の第一声。
目は真っ赤で、声はうわずっていた。
「気負いも高ぶりもない。
阿蘇山よりも燃えたぎる情熱を胸に力を出せば結果は出ます」。
4強入りを決めた翌日の練習前の一言。
泰然自若の構えの中にも熱い胸の内をちらつかせる。
「甲子園で勝ちたい人は熊本を出る、甲子園に出たい人は熊本に残る」。
今年4月には新1年生28人が入部予定で、
うち3分の1は熊本出身者というが、熊本県の高校野球の現状を聞かれ、
ぴしゃりと一言。
「バント練習もしとかなきゃなあ」。
準決勝・高松商(香川)戦に延長11回で2−4で敗退。
9回の犠打失敗を悔やみ一言。
練習の大半がバッティング練習のみで、
16年に入って、ほぼバント練習はしなかっただけに、ポツリ。
「がっぷり四つで負けたら仕方ない。夏に向けてのスタートだ」。
準決勝・高松商(香川)戦に延長11回で敗退。
気落ちするナインに「何て声をかけてあげるんですか?」
と問われ、一言。
当然、
夏に「聖地再登場」を狙う鍛治舎監督率いる秀岳館。聞けばなぜか心地良く、
頭に残る「語録」を地方大会のときから聞き逃すつもりは、ない