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【特集】久しぶりの晴天で開催 深江祭1日目

2012年05月26日 | その他文化ニュース
 今年で第9回となる海事科学部の学園祭、深江祭の1日目が26日、深江キャンパスであった。例年と異なり快晴となった会場内に設置されたステージでは、アカペラサークル「ガーナガーナ」や海事科学部フォークソング部によるライブ、江頭2:50さんと寺田体育の日さんによる芸人ライブが開催され、多くの人がステージの前にひしめいた。深江キャンパスに併設された港では、カッターや伝馬船の乗船体験、停泊している深江丸の公開が行われ、学生や親子連れが普段体験することのない航海を楽しむ姿が見られた。【5月26日 神戸大NEWS NET=UNN】

 キャンパス付設の港では、ヨットや伝馬船、カッターやエンジンボートなど7種の乗船体験のうち、神戸大の保有する最大の実習船「深江丸」を除く4つを開催。時折ボラが飛び跳ねる港内に、大小さまざまな種類の船がひしめいた。近世から日本のさまざまな場所で運行されていた伝馬船。昨年までは同好会によって運行されていたが、会員の減少により廃止されたため、海事科学部の一研究室が試乗会を引き継いだ。研究室のメンバーで、伝馬船を漕いだ勝田伸也さん(海事・4年)は「3月くらいから試乗会に向け漕ぎ始めるようになった」という。「授業でやるカッター(12人で漕ぐ形式の長さ10m程度の舟)より小さく、揺れやすくて漕ぎにくい」と習得する上での苦労を話したが、「こうやって伝馬船の漕ぎ方を習得していくことを通じて、伝統を引き継いでいく役割があるのではないか」と語った。

 深江祭実行委員長の藤次太郎さん(海事・3年)は「例年は、人気の深江丸の乗船体験と、芸人ライブを同じ日に設定していて、来場者が一日に偏る傾向があった。今年は来客を多く入れるために、芸人ライブと深江丸への試乗を開催する日を分ける工夫を行った」と昨年との違いを話した。「昨年、一昨年と天候が悪く、乗船体験の参加者が少なかった。今年は天候がよさそうなので、例年以上に充実している各種乗船体験を楽しんでほしい」と明日についての見どころを話した。

 明日の深江祭では、深江丸の試乗会のほか、海事科学部の研究室・実験室によるオープンラボが開かれる予定だ。(記者=鈴木太郎)


【写真上】ガーナガーナによるライブ(5月26日・深江キャンパスで 撮影=片山孝章)
【写真下】カッター乗船体験で櫂を漕ぐ参加者ら。当委員会記者も乗船した(5月26日・深江キャンパス沖で 撮影=片山孝章)


【お詫びと訂正】当記事中の勝田さんのコメントの中に誤りがありました。関係者の方々に深くお詫びして訂正いたします。

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