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◎王者に挑む球春到来 硬式野球部春季リーグ開幕

2014年04月06日 | 野球・ソフト

 昨年の近畿学生野球連盟Ⅰ部リーグで春は4位、秋は2位という成績を残した神戸大硬式野球部。体作りに明け暮れたつらい冬を経て、次のリーグに照準を合わせている。そんなチームの主将・山本(経済・4年)にチームの状況、攻守のキーマンなどを聞いた。【4月5日 神戸大NEWSNET=UNN】

 2014年のシーズンインを目前に控えた4月2日。練習を終えた主将が取材に応じてくれた。5日の開幕戦を見据えて「チームの雰囲気は上がってきて いる」と山本。冬場の練習で目標にしていた体作りも成果が見え始めている。精力的にウエイトトレーニングと走り込みを増やした結果、野手はスイングスピードが、投手は球速がそれぞれアップした。2月終わりから合宿スタート、3月上旬からOP戦と、開幕への準備は着実に整ってきている。 

 攻撃のキーマンは遊撃手の二谷。2年生の時からレギュラーに定着しており、経験豊富。主に主軸を任される。守備のキーマンはやはりエース瀬川。最高学年になり責任感が増した。今季は副主将も務め、ベンチでの存在感を放つ。

 昨年主力として出場していた選手の多くが抜け、新戦力にも期待がかかる。マックス135キロのストレートを持つ井上。新2年生ながらコントロールもまとまっており、隙のない投手として試合を作れる。主に2番に座る左翼手の坂本は冬を超えて打撃に 伸びがみられ、春の活躍を期待される。

 しかし懸念も残る。冬場のトレーニングの成果は出てきているが、それが未だ結果に結びついてこない。3月中に行われたOP戦9試合のうち、白星はゼロ。課題は得点力で、相手投手のレベルが上がってくると打者の手が出なくなるという。

 それでも主将の見通しは明るい。「強い相手と戦っていってるし、食らいつけている」。特に3月末に行われた甲南大と関学との試合では、神戸大が目指す「守り抜く野球」「ベンチとスタメンの一体感」が実現できた。神戸大野球部は伝統的に堅守のチーム。伝統的に堅守がウリのチームだけに、今季の野球部に期待が高まる。

 Ⅰ部リーグには8季連続優勝中の絶対王者、奈良産業大が君臨する。挑戦者として向かっていくことになるが、「奈良産業大が相手でも、自分たちの野球をやっていくだけ」と平常心で戦っていく覚悟だ。(記者=竹内勇人)

【写真】主将の山本(4月2日・六甲台グラウンドで 撮影=竹内勇人)
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