神戸大学交響楽団が17日、国文学生ホール前でフラッシュモブを行った。フラッシュモブとは公共の場所に集まって示し合わせた行動をとるゲリライベント。今回のフラッシュモブは、1人で演奏を始め、曲が進行するほどに楽団員が現れて演奏に参加し曲を完成させていくというもの。昼休みを狙った今回のフラッシュモブに、告知なしにもかかわらず多くの学生が足を止めて聞き入った。【12月18日 神戸大NEWSNET=UNN】
昼休み。寒風が吹きすさぶ中、国文学生ホールの前に1人の男子学生がチェロを持って座った。指揮者が現れ、弾きはじめたのはベートーベン作曲「交響曲第9番」。年末によく聞くクラシックの定番曲だ。しかし、これは交響曲。本来オーケストラで演奏するもの。指揮者とチェロだけのオーケストラでは寂しくなってきた頃、どこからともなく「援軍」が到着した。ビオラ、ファゴット、コントラバス。まだ増える。向こう側からぞろぞろとバイオリン、ホルン、トランペット。さらに増える。後ろの方からオーボエ、トロンボーン。最後にはテラス側から十数人の合唱部隊まで参戦。5分と経たずに総勢50人ほどのオーケストラが完成し、国文ホール前はコンサートホールへと変わった。
今回のフラッシュモブは交響楽団の第63回定期演奏会の宣伝も兼ねて行われた。通りがかった農学部の学生は「すごかったとしか言えない」と興奮した様子で、また発達科学部の学生は「突然のことでびっくり。演奏会に行ってみたくなった」と話した。
交響楽団の第63回定期演奏会は22日に兵庫県立芸術文化センターKOBELCO大ホールで18時から行われる予定。全席指定でA席1000円、B席500円。(記者=竹内勇人)
【写真上】チェロと指揮者だけで始まった演奏
【写真下】現れたオーケストラ(ともに12月17日・国文学生ホール前で 撮影=竹内勇人)
昼休み。寒風が吹きすさぶ中、国文学生ホールの前に1人の男子学生がチェロを持って座った。指揮者が現れ、弾きはじめたのはベートーベン作曲「交響曲第9番」。年末によく聞くクラシックの定番曲だ。しかし、これは交響曲。本来オーケストラで演奏するもの。指揮者とチェロだけのオーケストラでは寂しくなってきた頃、どこからともなく「援軍」が到着した。ビオラ、ファゴット、コントラバス。まだ増える。向こう側からぞろぞろとバイオリン、ホルン、トランペット。さらに増える。後ろの方からオーボエ、トロンボーン。最後にはテラス側から十数人の合唱部隊まで参戦。5分と経たずに総勢50人ほどのオーケストラが完成し、国文ホール前はコンサートホールへと変わった。
今回のフラッシュモブは交響楽団の第63回定期演奏会の宣伝も兼ねて行われた。通りがかった農学部の学生は「すごかったとしか言えない」と興奮した様子で、また発達科学部の学生は「突然のことでびっくり。演奏会に行ってみたくなった」と話した。
交響楽団の第63回定期演奏会は22日に兵庫県立芸術文化センターKOBELCO大ホールで18時から行われる予定。全席指定でA席1000円、B席500円。(記者=竹内勇人)
【写真上】チェロと指揮者だけで始まった演奏
【写真下】現れたオーケストラ(ともに12月17日・国文学生ホール前で 撮影=竹内勇人)