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今月7日から14日にかけて原田の森ギャラリー(神戸市灘区)で開催されている一般の公募展「第57回神戸二紀展」において、美術部凌美会の2012年度部長、島田賢二さん(海事・4年)の「受胎告知」が神戸教育委員会賞を受賞した。また、本年度部長の吉村由多加さん(理・3年)、部員の市野新一朗さん(国文・4年)の作品も入選しており、出展した部員全員が入選する快挙を成し遂げた。【4月9日 神戸大NEWSNET=UNN】
「(神戸二紀展の)直前に描いたものを出したいという思いもあったが、他人の評価を聞きつつ、今までの作品の中から冷静に出展するものを選んだ」と話したのは島田さん。出展した3点のうち2点が入選し、昨年開催した個展のポスターも飾った「受胎告知」は、見事に神戸教育委員会賞も受賞した。島田さんは「受賞したからには、もういい加減な絵は描けない。引き締まった気持ちになる」と、自身の作品の前で微笑んだ。
また現部長の吉村さんは、昨年六甲道南公園(神戸市灘区)で開催した野外展での作品「異海にて」の改良版で、市野さんは新作「記憶」を加えた2枚の抽象画で入選を勝ち取った。中でも、展覧会の作品中で最小の絵となった市野さんの「社会」では、限られたスペースの中に規則性があるようでない「社会」の難しさが表現された。
現部長の吉村さんによると、凌美会では一般の公募展への応募は初の試み。経験がない中で、出展した3人全員が入選を果たした。「この3人は、昨年度ギャラリー花六甲(神戸市灘区)で個展を開いたメンツ。この入選をきっかけに『3人展』を開きたいとも考えている」と、吉村さんは早くも次の展覧会へ向けての意欲を見せていた。
7日に展覧会に訪れ、3人の個展において会場を提供したギャラリー花六甲のオーナー、明田和士さんは「全員入賞してよかったね。どれもみな、いい作品だった」と3人をねぎらった。(記者=片山孝章)
【第57回神戸二紀展 神戸大学美術部凌美会の作品】
入選・神戸教育委員会賞
「受胎告知」 島田賢二さん(会場中央)
入選
「楽しい甲板機械」 島田賢二さん(会場中央)
「異海にて」 吉村由多加さん(会場左中央)
「社会」 市野新一朗さん(会場左奥)
「記憶」 市野新一朗さん(会場左奥)
【写真上】島田さんの作品「受胎告知」(右)と「楽しい甲板機械」
【写真中】吉村さんの作品「異海にて」。昨年よりシンプルなデザインになった
【写真下】市野さんの作品「社会」(右)と「記憶」(全て4月7日・原田の森ギャラリーで 撮影=片山孝章)
「(神戸二紀展の)直前に描いたものを出したいという思いもあったが、他人の評価を聞きつつ、今までの作品の中から冷静に出展するものを選んだ」と話したのは島田さん。出展した3点のうち2点が入選し、昨年開催した個展のポスターも飾った「受胎告知」は、見事に神戸教育委員会賞も受賞した。島田さんは「受賞したからには、もういい加減な絵は描けない。引き締まった気持ちになる」と、自身の作品の前で微笑んだ。
また現部長の吉村さんは、昨年六甲道南公園(神戸市灘区)で開催した野外展での作品「異海にて」の改良版で、市野さんは新作「記憶」を加えた2枚の抽象画で入選を勝ち取った。中でも、展覧会の作品中で最小の絵となった市野さんの「社会」では、限られたスペースの中に規則性があるようでない「社会」の難しさが表現された。
![](http://home.kobe-u.com/top/newsnet/gif/20130407yosix.jpg)
現部長の吉村さんによると、凌美会では一般の公募展への応募は初の試み。経験がない中で、出展した3人全員が入選を果たした。「この3人は、昨年度ギャラリー花六甲(神戸市灘区)で個展を開いたメンツ。この入選をきっかけに『3人展』を開きたいとも考えている」と、吉村さんは早くも次の展覧会へ向けての意欲を見せていた。
7日に展覧会に訪れ、3人の個展において会場を提供したギャラリー花六甲のオーナー、明田和士さんは「全員入賞してよかったね。どれもみな、いい作品だった」と3人をねぎらった。(記者=片山孝章)
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【第57回神戸二紀展 神戸大学美術部凌美会の作品】
入選・神戸教育委員会賞
「受胎告知」 島田賢二さん(会場中央)
入選
「楽しい甲板機械」 島田賢二さん(会場中央)
「異海にて」 吉村由多加さん(会場左中央)
「社会」 市野新一朗さん(会場左奥)
「記憶」 市野新一朗さん(会場左奥)
【写真上】島田さんの作品「受胎告知」(右)と「楽しい甲板機械」
【写真中】吉村さんの作品「異海にて」。昨年よりシンプルなデザインになった
【写真下】市野さんの作品「社会」(右)と「記憶」(全て4月7日・原田の森ギャラリーで 撮影=片山孝章)