アメリカでも人気のあった『クロコダイル・ハンター』のホストとしても知られる環境保護運動家のスティーブ・アーウィンさんが亡くなった。44歳のアーウィンさんはオーストラリア国内でドキュメンタリーの収録中に胸をアカエイに刺され、間もなく心停止したと現地のメディアが伝えている。クイーンズランド州のブリスベン近郊で(といっても町から100キロ近く離れた場所にあるんだけど、オーストラリア式の距離感覚で書きます)動物園を運営していたアーウィンさん、謹んでご冥福をお祈りします。さて、今日は高校をドロップアウトする生徒が多い中、それぞれの自治体が生徒引止めに努める様子を5日のクリスチャン・サイエンス・モニター紙の記事から。
クリス・アナートさんは高校卒業に必要な単位が不足していたため、自ら退学という道を選んだ。ステイシー・デル・レアルさんは「自分の周囲でいつも悪い事ばかり起きる」ため、通っていた学校を退学した。アジズ・アニマシャンさんは学校に通う唯一のモチベーションとなっていたバスケットボール部での活動を禁止されて間もなく、やはり学校を退学している。退学理由の異なる3人は現在、イリノイ州南部で住み込み式の特別プログラムに参加している。9月に入り、アメリカ各地の学校では新学年がスタートしたが、従来の生徒だけではなく、過去に高校をドロップアウトした学生も卒業資格を得るために学校に戻り始めている。一般の高校で授業を受ける者もいれば、GED(一般教育終了検定)プログラムや各地に設けられた学習センターなどに通うものもいる。最近の調査では、全米の高校退学率が10パーセント前後と発表されているが、この数字は何年も前から実際よりも遥かに少ないと指摘されてきている。
高校をドロップアウトした生徒が、卒業した生徒よりも刑務所に入ったり、生活保護を受ける割合がはるかに高いため、教育者の間では「どのようにして退学者を出さないようにするか」という議論が以前から行われてきた。最近では地方の自治体や民間団体が中心となって、すでに高校をドロップアウトした生徒に連絡を取り、もう一度学校などで学べるように環境を整える動きが活発化している。高校の退学率が実際にどれくらいの高さなのか、明確な数字は出ていない。しかし、最近発表されたある調査では、4年前に高校に入学した生徒の約3分の1が予定通りに卒業できなかったというデータが紹介されている。また、卒業できる生徒の割合を70~80パーセントと結論付けた研究発表もあるが、マイノリティの学生が高校を卒業する割合が約50パーセント程度と発表した調査も幾つか存在している。
全米知事協会は昨年、それぞれの州における卒業率の調査基準を初めて統一すると発表した。これまでは高校生のドロップアウトに関する調査基準が各自治体で異なり、正確な数字を出したがらない学区も少なくなかった。ドロップアウトした学生の受け入れ先は様々で、ニュージャージー州トレントンにある学校では、生徒が午前7時半から午後7時半までの間に4時間のクラス(1日に3度ある)を毎日1コマ受講するシステムとなっている。ランチタイムもなければ、クラブ活動もない、一風変わった高校生活だが、1年間に500人以上がこの学校から卒業していく。オハイオ州モントゴメリー郡では数年前にドロップアウトした学生の進路指導を行える相談センターを解説し、すでに1000人以上の学生が高校卒業資格を手にしている。モントゴメリー郡内の学区では、相談センター開設前の高校退学率が25パーセントに達していたが、現在は12パーセントにまで減少している。
突然ですが、ここで問題です。ニューヨーク・ヤンキースのチェン・ミン・ワン、ボストン・レッドソックスのジョナサン・パペルボンとケビン・ユーキリス、フィラデルフィア・フィリーズのライアン・ハワード、ミネソタ・ツインズのフランシスコ・リリアーノとジャスティン・モンローの6人、今シーズンは非常に素晴らしいパフォーマンスを見せているけど、共通点があるのをご存知でしょうか?実はこの6人、全員が年棒30万ドル台の選手なのだ。年棒30万ドル台って、日本のプロ野球の若手選手でももう少し貰っているはずだけど、この「格安選手達」の活躍が今年のメジャーリーグを面白くしているのも事実。パペルボンは今期すでに35セーブを記録していて、防御率は0.92!怪我で今シーズン中の復帰が危ぶまれているツインズのリリアーノも12勝3敗と、立派な数字を残している。圧巻なのがメジャー2年目のハワードで、53本塁打に134打点と、まさにMVP級の活躍。でも、彼のサラリーは35万5000ドルで、ホームラン1本あたりの単価は約6600ドル。今シーズンのバリー・ボンズのホームラン数が22本で、1本あたり約90万ドルだから、フィリーズのフロントは笑いが止まらないだろう。今日は電卓を叩きながら野球を考えてみました。
写真:2003年にキャンベラの国会議事堂を訪れたスティーブ・アーウィン氏 (AFP通信より)
クリス・アナートさんは高校卒業に必要な単位が不足していたため、自ら退学という道を選んだ。ステイシー・デル・レアルさんは「自分の周囲でいつも悪い事ばかり起きる」ため、通っていた学校を退学した。アジズ・アニマシャンさんは学校に通う唯一のモチベーションとなっていたバスケットボール部での活動を禁止されて間もなく、やはり学校を退学している。退学理由の異なる3人は現在、イリノイ州南部で住み込み式の特別プログラムに参加している。9月に入り、アメリカ各地の学校では新学年がスタートしたが、従来の生徒だけではなく、過去に高校をドロップアウトした学生も卒業資格を得るために学校に戻り始めている。一般の高校で授業を受ける者もいれば、GED(一般教育終了検定)プログラムや各地に設けられた学習センターなどに通うものもいる。最近の調査では、全米の高校退学率が10パーセント前後と発表されているが、この数字は何年も前から実際よりも遥かに少ないと指摘されてきている。
高校をドロップアウトした生徒が、卒業した生徒よりも刑務所に入ったり、生活保護を受ける割合がはるかに高いため、教育者の間では「どのようにして退学者を出さないようにするか」という議論が以前から行われてきた。最近では地方の自治体や民間団体が中心となって、すでに高校をドロップアウトした生徒に連絡を取り、もう一度学校などで学べるように環境を整える動きが活発化している。高校の退学率が実際にどれくらいの高さなのか、明確な数字は出ていない。しかし、最近発表されたある調査では、4年前に高校に入学した生徒の約3分の1が予定通りに卒業できなかったというデータが紹介されている。また、卒業できる生徒の割合を70~80パーセントと結論付けた研究発表もあるが、マイノリティの学生が高校を卒業する割合が約50パーセント程度と発表した調査も幾つか存在している。
全米知事協会は昨年、それぞれの州における卒業率の調査基準を初めて統一すると発表した。これまでは高校生のドロップアウトに関する調査基準が各自治体で異なり、正確な数字を出したがらない学区も少なくなかった。ドロップアウトした学生の受け入れ先は様々で、ニュージャージー州トレントンにある学校では、生徒が午前7時半から午後7時半までの間に4時間のクラス(1日に3度ある)を毎日1コマ受講するシステムとなっている。ランチタイムもなければ、クラブ活動もない、一風変わった高校生活だが、1年間に500人以上がこの学校から卒業していく。オハイオ州モントゴメリー郡では数年前にドロップアウトした学生の進路指導を行える相談センターを解説し、すでに1000人以上の学生が高校卒業資格を手にしている。モントゴメリー郡内の学区では、相談センター開設前の高校退学率が25パーセントに達していたが、現在は12パーセントにまで減少している。
突然ですが、ここで問題です。ニューヨーク・ヤンキースのチェン・ミン・ワン、ボストン・レッドソックスのジョナサン・パペルボンとケビン・ユーキリス、フィラデルフィア・フィリーズのライアン・ハワード、ミネソタ・ツインズのフランシスコ・リリアーノとジャスティン・モンローの6人、今シーズンは非常に素晴らしいパフォーマンスを見せているけど、共通点があるのをご存知でしょうか?実はこの6人、全員が年棒30万ドル台の選手なのだ。年棒30万ドル台って、日本のプロ野球の若手選手でももう少し貰っているはずだけど、この「格安選手達」の活躍が今年のメジャーリーグを面白くしているのも事実。パペルボンは今期すでに35セーブを記録していて、防御率は0.92!怪我で今シーズン中の復帰が危ぶまれているツインズのリリアーノも12勝3敗と、立派な数字を残している。圧巻なのがメジャー2年目のハワードで、53本塁打に134打点と、まさにMVP級の活躍。でも、彼のサラリーは35万5000ドルで、ホームラン1本あたりの単価は約6600ドル。今シーズンのバリー・ボンズのホームラン数が22本で、1本あたり約90万ドルだから、フィリーズのフロントは笑いが止まらないだろう。今日は電卓を叩きながら野球を考えてみました。
写真:2003年にキャンベラの国会議事堂を訪れたスティーブ・アーウィン氏 (AFP通信より)
モスの「匠味」食べてきましたよ~。そのうちブログにアップしますね。
「フィッシュマリネ」なる新しい期間限定?メニューもありました。
>卒業した生徒よりも刑務所に入ったり、生活保護を受ける割合がはるかに高いため、
とりあえずは引き止める手段を考え、また引き止められない場合は何らかの受け皿を用意するのがいいんでしょうがなかなか・・。
>この「格安選手達」の活躍が
一時期の日本の某球団と同じですね(苦笑)。