IPSO FACTO

アメリカの首都ワシントンで活動するジャーナリストの独り言を活字化してみました。気軽に読んでください。

やっぱり、マイケル・ケインが好き!

2006-02-27 15:42:02 | きょういく
今週から少し暖かくなるらしいけど、今日は久しぶりに肌寒い一日だった。朝9時前に外出する予定がって、友人が8時45分に自宅まで車で迎えに来てくれたものの、時計の針が8時45分を指した時には僕はまだベッドの中で熟睡しており、玄関前にいる友人からの電話によってようやく目を覚ました。半分眠ったまま、エレベーターの中でシャツのボタンをかけセーターも着て、1階のロビーから外に出てみると、外の気温は摂氏で約マイナス6度(友人の車にあった温度計による)。イヤでも目が覚めてしまいましたよ…。聖パトリックス・デー周辺をサウス・ボストンでアイリッシュの友人共と過ごそうかなと計画しているものの、どうにも寒さが気になってしまって…(今日のボストンの最低気温はマイナス12度だったらしい)。学生時代に住んでたわけだから、寒さには問題無いはずなんだけど…。さて、今日は様々な仕事を求めて海外に飛び出すアメリカの若者について、25日のニューヨーク・タイムズから。

2002年のある日、コルゲート大学卒業を数ヵ月後に控えたローレン・ディチョッキオさんはアメリカ国内ですぐに就職する事に乗り気ではなかった。大学を卒業すると、ディチョッキオサンは航空券を購入し、今まで訪れた事の無かった国で短期間だけでも働いてみようと思い、アメリカを離れている。彼女のようなケースは最近増加傾向にあり、3万5000人程度の若いアメリカ人が海外に働き口を求めて出国しているとのデータも存在する。彼らの多くは英語教師やバーテンダー、果樹園での季節労働者など、様々な場所で働いており、通常は数年でアメリカに戻ってくる。以前ならば、このような行動はキャリアの放棄とも考えられたが、最近では異国での経験を評価する企業も増え始めており、海外での労働が就職面でプラスにもなりつつあるようだ。企業の人事担当者の間でも、海外での経験を「頭が柔らかく、物事に偏見を持ちにくい証拠」と評価する者が少なくなく、学生の就職活動における新たなトレンドとなる可能性もある。

ディチョッキオさんはバックパッカーとしてオーストラリアに渡り、現地の果樹園でブドウの収穫作業をしたり、ロード・ハウスの調理場で働いたりしながら、異国での生活を満喫している。やがてアメリカに帰国した彼女は、2004年初めに就職活動を開始したが、5社から面接に呼ばれ、そのうちの2社から採用の知らせを受けている。25歳のディチョッキオさんは現在、カリフォルニア州にある芸術系機関でプログラム・アシスタントとして働いている。26歳のカロライン・ミセリさんは、大学卒業を前にして、ドイツにあるBMW本社で1年間の国際インターンシップ・プログラムに参加した。インターンとしての月給はわずか880ユーロで、持って行ったクレジットカードもすぐに使えなくなってしまったが、パンとソーセージだけを食べて(本人談)プログラムを無事に終了している。「海外で働く事によって、目的達成のために何が必要なのかを考えれるようになりました」、ニューヨーク・タイムズ紙の取材にそう語るミセリさんは、カリフォルニアに戻ってからも自動車産業に残る事を選択した。

これまで全国的な調査が実施されてこなかったため、国外で働く若者の数ははっきりと特定されていないが、ミシガン大学国際センターのウイリアム・ノルティング氏は2002年から2003年夏までの間に少なくとも3万4900人が国外で働いていただろうと推測する。ノルティング氏によると、2001年に国外で労働に従事したアメリカ人の若者は2万9000人程度だった模様で、一時的にアメリカを離れる若者が増加する傾向を指摘している。また、ノルティング氏の調査では各国で規模の小さな会社に勤めたり不法に働いていたアメリカ人は含まれておらず、実際の数は7万人程度にまで増える可能性もあるとの事だ。国際教育研究所の調べでは、2003~2004年の間にアメリカ国内の大学で学んだ学生は1400万人おり、そのうちの約19万人が国外でのプログラムも受講している。また、これまで大学卒業者(予定者も含む)にとって最も人気のあった海外での働き場所はイギリスを中心としたヨーロッパ諸国だったが、最近ではアジアやオセアニアといった地域に人気が集中してるのだという。

ニコラス・ケイジの「ウェザーマン」をDVDで見た。土曜日の深夜前に映画好きの友人から電話があり、「見たあとで少し重い気分になるけれど、個人的にはいい作品だったと思うよ」と言われたものだから、電話のあとで近所のレンタルビデオ店まで行ってDVDを借りる事にしたのだ。そんなわけで、日曜朝に起きれなかったのも「ウェザーマン」が原因だという事にしておきたいんだけど、作品の方は真夜中にジックリと見入ってしまうほどグレートだっとも書いておきましょう。共演がマイケル・ケインやホープ・デービスといった演技派で、淡々としたストーリー展開でありながらも、映画の途中から人生について考えさせられる作品だった。しかし、友人が電話で語っていたように、とにかく重い!ベッドに入ってからも、映画の影響で色々と考えさせられました。ロンドン出身の友人が「ダンディな男」を2つのタイプに分類してて、彼女の話によると「ショーン・コネリー」と「マイケル・ケイン」の2つに分けれるらしい(理由は分からないけど、アンソニー・ホプキンスは論外なんだとか)。数年前にその話を聞いて以来、僕はイギリス出身の女性に会うたびに、どっちの方がセクシーか聞くようになった。今のところ、100パーセントの確立でマイケル・ケイン。ああいうジイさんを目指して、これからも頑張ろう。


写真:映画「バットマン・ビギンズ」でのマイケル・ケイン。(ウィキペディアより)

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1 コメント

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マイケルといえば・・・。 (ジャネット)
2006-03-01 01:31:19
ボストンってそんなに寒いんですね。



マイケルといえば、ジョージ・マイケルがまた逮捕されたみたいですね。



日本でも、元ドリカムの西川さんが覚醒剤所持で再逮捕。



ゲイの世界はクスリが手に入りやすいんでしょうかねぇ?
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