傍観者の独り言・戯言

団塊世代の手前勝手な放言
ブログ「傍観者の独り言」の続編

日産、神戸製鋼、電通などの不祥事の元凶は新陳代謝の中途半端(雑感)

2017-10-15 08:56:55 | 独り言
総選挙でワイドショーは賑やかで食傷になりますが、電通の過労自殺、日産の検査不正、神戸製鋼の品質捏造も社会問題になっていますね。
当方は、この度の総選挙は、立憲民主党が脚光を浴びてる模様だが、自公政府には軽微で、大きな新陳代謝なく関心がなく、定年退職者の生き様に関心があります。

団塊世代の当方は、老母の在宅介護に時間を割いており、日産、神戸製鋼、電通などの社会問題に接すると、世は新陳代謝が不十分と思うこの頃ですね、
電通の過労自殺の要因は、日本では実質的に残業時間の上限がなく、労使で決めた範囲内なら残業時間の規制が無いのが現状で、当方が現役時代に、電通に「鬼の十則」社風があり、営業成果に「死んだ猫でも売って来い」と叱責されても電通に比較すれば楽だと思いましたね。
女子社員の過労自殺事案は、電通に「鬼の十則」風土が蔓延っており、現場社員は電通風土の異常性に不感症になっていたのでしょうね。
また、日産の長年の検査不正風土については、一時期、「販売のトヨタ、技術の日産」の風潮に感化され、日産車に好感していたが、高杉良著の「労働貴族」を読み、日産に不信になったのは事実で、ゴーン社長の改革で日産は新陳代謝が出来たと思いましたが、労働貴族の風土が残存していたのでしょうね。
また、神戸製鋼の品質捏造の事案は、郷原信郎氏がブログ『日産、神戸製鋼、相次ぐ不祥事が示す「カビ型」行為の恐ろしさ』で、日産、神戸製鋼の不祥事は、問題が単発的ではなく、長期間にわたって継続しているという「時間的な拡がり」と、組織内の多数の人間が関わっているという「人的な拡がり」を持つ“カビ型問題行為”と称し、“日本の企業不祥事の特質”として指摘していますね。
そして「カビ型不祥事」の要因を、
“「不正が始まった時点においては、何らかの構造的な要因がある場合が多い。法律、規則の内容が実態に反していて、形式的には不正であっても、実質的には大きな問題はないと当事者が認識していることが背景になる。今回の日産自動車、神戸製鋼の不正も、「安全性には影響がない」と認識されていたようであり、当事者側には、法令による規制が過剰だという認識、客先の仕様・要求が過剰だという認識が、問題行為を正当化する要因になっていた可能性がある。」”
と解説しています。

当方に言わせれば、「カビ型行為」には、声の大きい古参の人間が残存し、時間と経過とともに、古参の声が組織に影響力を持つようになり、順法意識が希薄なり、自社流に抵抗感なくなり馴染んできたのでしょうね。

来る総選挙で立憲民主党が健闘している模様で、「連合」の存在を散見するが、日本社会を硬直化させた遠因に連合があると思っていますね。
当方が新入社員時代は、電機労連は活力があり経営者側へ影響力を持っており、春闘のペア回答日の集会に無断欠席すると組合分室に呼ばれ苦言を言われましたが、時間経過すると専従組合員のための組合になり、御用組合化していったと思い、組合不用・無用・有害と思うようになりましたね。
立憲民主党の最大の支持支援団体が連合だそうですが、正規社員の組合組織の連合はベースアップより雇用になり、組合員の雇用より組合専従員の保全への互助団体になり、御用組合化したと思っており、電通、日産、神戸製鋼らの不祥事は、正常な組合活動を堅持していれば、自社流が異常で順法に逸脱している自浄作用が働いたと思いますね。
要は、電通も日産も神戸製鋼も異常を異常と声を上げない組合の責任大で、声を上げない組合など不用無用有害しかないのです。
マアー、官公労も同様で、立憲民主党が義務教育で学習する奇麗事を言っているが、新陳代謝出来ない連合が最大支持組織では、地域での地道な活動がなく日本社会を新陳代謝など出来ないのです。

マアー、来る総選挙には関心がなく、自公政治が継続すれば森友・加計事案は官僚が忖度し過去の話になり、籠池夫婦・前川前次官が悪者で終息するでしょうね。



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