No.163 2006/1/21作成
1月18日にNASAの土星探査機カッシーニが土星のDリングを撮影しました。
Dリングは土星のリングの中で最も内側にあります。
細かい構造を分かりやすくするために縦に引き伸ばしたのが下の画像です。
この画像から、Dリングはたくさんの細いリングが集まってできていることがわかります。
特に明るい3本のリングがあり、外側からD73、D72、D68と呼ばれていますが、 . . . 本文を読む
No.162 2006/1/21作成
1月18日にNASAの土星探査機カッシーニが土星のGリングを撮影しました。
下の擬似カラー画像は、リングの密度の差を色で表してみたものです。
この画像から、Gリングは薄く、外側よりも内側の方が境界がはっきりしていることがわかります。
元の画像:NASA/JPL提供 . . . 本文を読む
ニュース#61
ヨーロッパ宇宙機関(ESA)の探査機ホイヘンスが土星最大の衛星タイタンに着陸してから1年が過ぎました。
ホイヘンスはタイタンの大気や地表に関する様々な情報をもたらしました。
ESAのサイトでは動画も配信されています。
The Huygens landing: one year on
http://www.esa.int/esaCP/SEMVB6MZCIE_index_0.htm . . . 本文を読む
ニュース#60
ガリレオ計画初の試験衛星GIOVE-Aがシステム点検を終え、12日からナヴィゲーション信号の送信を開始しました。
ガリレオ計画はヨーロッパ宇宙機関(ESA)とヨーロッパ委員会が共同で進める民間の測位システムで、中国やインドを含む各国の協力のもと進められています。
First Galileo signals transmitted by GIOVE-A
http://www.es . . . 本文を読む
ニュース#59
月の探査を続けているヨーロッパ宇宙機関(ESA)のスマート-1の運用に、ドイツの地上局を利用することで、ESAとDLR(ドイツ航空宇宙センター)が合意しました。
Expanding cooperation: German ground station tracks ESA Moon mission
http://www.esa.int/esaCP/SEMRHXG23IE_ind . . . 本文を読む
ニュース#58
ヨーロッパ宇宙機関(ESA)の彗星探査機ロゼッタは2014年にチュリュモフ-ゲラシメンコ彗星に接近し、着陸機を彗星の核表面に着陸させる予定です。
NASAの彗星探査機スターダストがヴィルト2彗星から持ち帰ったコマ(彗星の核を取り囲む大気)のサンプルの分析結果と、ロゼッタによる核の詳しい観測により、彗星について詳しく分かってくるはずです。
Comet dust brought b . . . 本文を読む
ニュース#57
NASAの土星探査機カッシーニが、1月15日に厚い大気を持つ土星最大の衛星タイタンに接近しました。
ちょうど1年前には、カッシーニから切り離されたESAの探査機ホイヘンスがタイタンの大気に突入し、地表に着陸を果たしました。
Cassini to Tour Titan on Huygens Descent Anniversary
http://saturn.jpl.nasa.go . . . 本文を読む
ニュース#56
NASAの火星探査機2001マーズ・オデッセイが撮影した火星の南極地方です。
下半分にすじ状の白い雲が漂っているのが見えます。
Linear Clouds
http://photojournal.jpl.nasa.gov/catalog/PIA03667 . . . 本文を読む
ニュース#55
NASAのスピッツァー宇宙望遠鏡が撮影したハービック・ハロー天体HH 49/50の赤外線画像です。
画像上端に位置する生まれたばかりの星からジェットが出て、星間ガスと衝突して光っています。
ジェットの先端(この画像では下端)では特にエネルギーが高く、短い波長の赤外線を出しています(この画像では青)。
すぐ下にある明るい恒星が、この竜巻状の構造に影響を与えているのかどうかは不明です . . . 本文を読む
ニュース#54
NASAの火星探査機マーズ・グローバル・サーベイヤーが撮影した火星のヤルダンです。
ヤルダンとは風化を受けてできた丘のことで、堆積岩や火山灰からなる土地が風による風化を受けてできたと思われます。
Aeolis Yardangs
http://photojournal.jpl.nasa.gov/catalog/PIA03661 . . . 本文を読む
ニュース#53
NASAの冥王星探査機New Horizonsは木星経由で冥王星に向かい、2015年頃到着する予定です。
冥王星は、太陽系外縁部に数多く存在し、彗星のもとになると考えられているエッジワース・カイパー・ベルト天体(EKBO)の一つと考えられています。
冥王星接近後、他のEKBOに接近する予定になっていますが、ハワイ島にある日本のすばる望遠鏡を使った観測でその候補天体を選んでいます。 . . . 本文を読む
ニュース#52
KPNOクーデ式0.9m望遠鏡を使った観測で、恒星HD 102195に惑星が発見されました。
口径1m未満の望遠鏡で8等級より暗い恒星の惑星を発見したのは初めてです。
観測には、エクソプラネット・トラッカーと呼ばれる新世代のドップラー検出器が使われました。
今後、この検出器を用いて数多くの惑星が発見されていくはずです。
今回発見された惑星は恒星のすぐ近くを回る巨大ガス惑星、いわゆ . . . 本文を読む
ニュース#51
現在大型銀河中心にある巨大ブラックホールは、中間質量ブラックホールと呼ばれるタイプのブラックホールが成長してできたと考えられています。
天球の4分の1の範囲の銀河を調べようというスローン・デジタル・スカイ・サーベイの観測結果から、いくつかの中間質量ブラックホールの候補が発見されました。
また、初期宇宙で起こったと考えられている再イオン化に、ブラックホールからの放射が重要な役割を果 . . . 本文を読む