やぎの宇宙ブログ

宇宙の最新情報ヽ( ・◇・)人(・◇・ )ノ世界の愛と平和

地球の5.5倍―最も軽い系外惑星を発見

2006-01-31 23:55:16 | 最新ニュース
ニュース#89 名古屋大学の太陽地球環境研究所のMOA実験グループが、OGLEグループ、PLANETグループ等、各国観測チームとの共同観測で、地球の5.5倍程度の質量を持つ太陽系外惑星を発見しました。 これはこれまで発見された中で最小で、地球のように固い地面を持つ地球型惑星だと考えられます。 今回使われた方法は重力マイクロレンズ現象といって、惑星の重力によって背後の星が増光する現象を観測するとい . . . 本文を読む

2つの大型望遠鏡の連結に成功

2006-01-31 23:54:49 | 最新ニュース
ニュース#88 2005年6月、国立天文台を含む国際研究チームが、ハワイ島にある大型望遠鏡Keck-1とKeck-2を連結させることに成功しました。 2つの望遠鏡から得られた光を同じ長さの光ファイバーで実験室に送り、そこで干渉させるという方法です。 将来的には近くにある7つの大型望遠鏡(Keck-I、Keck-II、すばる、Gemini、CFHT、IRTF、UKIRT)を連結させて、口径800m . . . 本文を読む

傷を自分で治す人工衛星

2006-01-31 23:54:26 | 最新ニュース
ニュース#87 宇宙空間では小さな粒子の衝突や急激な温度の変化によって、人工衛星は絶えず傷つけられています。 イギリスのブリストル大学航空宇宙工学部で、人工衛星自身が傷を治す技術が開発されています。 人間の血管を参考にしたこの技術は、損傷によって細いチューブが破れ、そこから漏れ出した液体が傷口を満たして固まり、傷を治すというものです。 Spacecraft, heal thyself http . . . 本文を読む

火星赤道地域の氷河の起源

2006-01-31 23:53:02 | 最新ニュース
ニュース#85 現在火星の赤道地域に見られる氷河の跡は、大気に含まれていた水蒸気が雨となって降り、数百万年前にできたものであることがわかりました。 ESAの火星探査機マーズ・エクスプレスのミッションに関わっているフランソワ氏らが、過去の火星の詳細な気象モデルを作り、シミュレーションした。 モデルで予想された氷河の位置と(左上の黄色の地域)、実際に氷河の跡が発見されている場所(右上)とが一致してい . . . 本文を読む

土星の夜

2006-01-29 18:07:03 | オリジナル画像
No.165 2006/1/29作成 1月25日から26日にかけてNASAの土星探査機カッシーニが撮影した土星です。 4枚の画像を合成して作ったもので、色は実際の色ではありません。 右下から太陽に照らされています。 夜側の土星もぼんやり輝いていますが、これはリングが反射した光に照らされているためで、大きなリングを持つ土星にしか見られない現象です。 南半球(下側)が現在夏なので、太陽光は画面の右下 . . . 本文を読む

再び撮影されたハイペリオン

2006-01-29 18:06:51 | オリジナル画像
No.164 2006/1/28作成 12月21日から23日にかけてNASAの土星探査機カッシーニが撮影した衛星ハイペリオンです。 カッシーニは9月26日にハイペリオンに接近しましたが、そのときとは少し異なる角度から撮影されました。 左側はモノクロ画像、右上は紫外線、緑、赤外線の画像を合成した擬似カラー画像、右下は色の違いを強調したものです。 ハイペリオンは無数の細かいクレーターに覆われています . . . 本文を読む

火星に硫酸塩の山

2006-01-29 18:05:44 | 最新ニュース
ニュース#84 ESAの火星探査機マーズ・エクスプレスが撮影した火星のルナ平原にあるユヴェンタ渓谷です。 ステレオカメラで撮影された画像を立体的に再現したものです。 奥の方に周囲より明るく見える山は、硫酸塩を多く含む堆積物でできていることがわかりました。 Sulphate deposits in Juventae Chasma http://www.esa.int/SPECIALS/Mars_ . . . 本文を読む

H2A8号機で「だいち」打ち上げ

2006-01-29 18:05:35 | 最新ニュース
ニュース#83 JAXAは24日10時33分に、種子島宇宙センターから陸域観測技術衛星「だいち」(ALOS)を搭載したH2Aロケット8号機を打ち上げました。 本来19日に打ち上げられる予定でしたが、17日の準備作業中にテレメータ送信機に異常が見つかったため18日にその交換が行われました。 機器の点検や関係機関への2日前通知のため打ち上げが遅れ、会議の結果23日に延期となりました。 しかし23日 . . . 本文を読む

衛星打ち上げ、膜展開実験に成功

2006-01-29 18:05:22 | 最新ニュース
ニュース#82 22日13時、JAXAの宇宙科学研究本部(ISAS)はJAXA内之浦宇宙空間観測所からS-310-36を打ち上げました。 当初の打ち上げ予定日は18日でしたが、2月28日まで予備の期間が設けられていました。 発射80秒後にロケット頭部が開かれて、83秒後には親機と3機の子機に分かれ、切り離された子機が網を引っ張って3角形の網を展開しました。 下はその概念図と、実際親機が撮影し . . . 本文を読む

火星の海の跡―高濃度の硫酸鉄

2006-01-29 18:05:10 | 最新ニュース
ニュース#81 NASAの火星探査機マーズ・エクスプロレーション・ローバーの1つ、オポチュニティーが、探査の途中で大量の白い物質を発見し、これが主に硫酸鉄であることがわかりました。 このような高濃度の塩は、大量の水に溶け出していたものが析出してできるため、過去の火星には海があったことを示す証拠となります。 同じような白い物質は、去年も発見されました。 Salty Expression http . . . 本文を読む

冥王星探査機ニュー・ホライズンズ打ち上げ

2006-01-29 18:04:57 | 最新ニュース
ニュース#80 現地時間19日午後2時(日本時間20日午前4時)、冥王星探査機ニュー・ホライズンズがケープ・カナベラル空軍基地からアトラスVロケットで打ち上げられました。 当ブログでも打ち上げ中継企画を行いました。 天候が思わしくないため、当初予定されていた17日から2日遅れての打ち上げでした。 もし数週間遅れていたら、冥王星到着は5年遅れることになっていました。 今後、2007年に木星に接近し . . . 本文を読む

恒星の周りに、カイパーベルトに似た円盤を発見

2006-01-27 08:34:42 | 最新ニュース
ニュース#79 太陽系に近い2つの恒星の周りに、カイパーベルトに似た氷とちりの円盤が発見されました。 カイパーベルトとは、海王星の軌道より外側に広がる氷とちりからなる小天体の集団です。 円盤の中央にはちりが少ないように見え、この点でもカイパーベルトに似ています。 これは、太陽系と同様に内側にある惑星の影響で、軽い小天体が遠方に飛ばされた結果と考えられ、内側に生物の住める惑星がある可能性もあります . . . 本文を読む

彗星のちり、分析へ―探査機スターダスト地球帰還

2006-01-27 08:34:29 | 最新ニュース
ニュース#78 NASAの彗星探査機スターダストが、彗星のちりと星間物質のサンプルを持って地球に帰ってきました。 先日、当ブログで中継企画を行いました スターダストは1999年2月7日に打ち上げられ、2004年1月2日にヴィルト2彗星に接近しました。 特殊な装置で彗星から放出されたちりを回収しました。 彗星は太陽系が誕生した頃からほとんど変化を受けずにタイムカプセルのように保存されてきた天体と考 . . . 本文を読む

「タイタンの年」が始まる―土星探査機カッシーニ

2006-01-27 08:34:21 | 最新ニュース
ニュース#77 NASAの土星探査機カッシーニが、15日に土星最大の衛星タイタンに再び接近しました。 今年のカッシーニは、このタイタンが主な探査目標となります。 タイタンは分厚い大気に包まれているため、特殊な赤外線でしか地表を観測することができません。 この赤外線画像では、地表の明暗の模様が見られます。 Cassini's 'Titanic' Year Begins http://saturn . . . 本文を読む