ネッタイムス・ブログ

戯れ言や与太話、何でも御座れ。

無主物と週刊朝日と室井佑月

2013-03-28 18:30:03 | 様々な話題
今回のエントリは、「無主物」と「週刊朝日」と「室井佑月」と言う三つのキーワードが登場するのだが、これらのキーワードを押さえた上で、今回のエントリを読むと更に楽しめる・・・筈である、多分ね(笑)。
「無主物」とは当ブログのエントリ、原発の放射性物質は無主物?にも書いているのだが、東京電力とゴルフ場で争われた裁判の中で、東電側から発せられたのがこの「無主物」と言うフレーズ。
このエントリを読むと、東電側の言い分に対して「憤懣遣る方無い」思いが募る。

「週刊朝日」に付いては当ブログのエントリ、週刊朝日、不正に広告料を要求かにも、週刊朝日に纏わるエントリを書いているのだが、週刊朝日とは「赤が書き、ヤクザが売って、馬鹿が読む」とか「アカヒ新聞」やら「朝鮮日報、略して朝日」とか「築地をどり」と揶揄される「朝日新聞」の子会社である「朝日新聞出版」が発行する週刊誌の事。
「築地をどり」とは、踊り子(記者)全員が左に傾きつつ旋回し、土下座を繰り返す事を特徴とする日本舞踊の流派の事で、「ホモ勝」とか「ホモかっちゃん」こと勝谷誠彦が、朝日新聞の左巻き偏向報道を揶揄した造語である。

因みに、この「築地をどり」は、東京築地の朝日新聞で定期公演していると言う(笑)。って、笑い事では無く、従軍慰安婦問題は朝日新聞に依る捏造なんだから、朝日新聞の事は笑ってばかりいられない。
笑ってばかりいられないと言えば、ホモかっちゃんは、「たかじんのそこまで言って委員会」を降板させられたとか、降板したとか色々と噂されていたが、あれの真相はどうなんだろうね?。
まぁ、あれだ。話がオヅラこと小倉某のヘアスタイルみたいに、微妙にずれそうだから本題に戻す。

「室井佑月」に付いては当ブログのエントリ、福島の野菜を食べさせるのは可哀想を読んでみて下され。
因みに、室井佑月の「佑月」は「ゆづき」と読むのだが、そんな説明は不要だろうか?。
何でこんな事を書くのかと言えば、佑月を「ゆづき」では無く別の読み方をしていた知人が居たので書いただけで、深い意味は無い(笑)。
細かい事が気になるのが、僕の悪い癖。

さて、三つのキーワードを押さえた所で、「週刊朝日」2013年4月5日号に掲載されている室井佑月の記事を読んで頂きたいのだが、まぁ、取り敢えず、記事を以下に貼ってみる。

「室井佑月氏が東電に『おなじこといってみ?』と助言すること」

昨年末、米空母ロナルド・レーガン乗組員ら9人が「嘘の情報で被曝した」として東京電力を訴えた。
3月14日の段階で、その原告数は115人を超えたという。
こうした報道を知った作家の室井佑月氏は、怒りをあらわにしてこういう。

我々日本人に対する放射性物質の影響の説明とおなじく、アメリカ人にも胸を張って、「因果関係は認められない」といい切れよ。
山下俊一教授あたりを証人に立てて、「せっかくのトモダチ作戦、ニコニコ笑っていれば放射能の被害は受けなかったはず」などといわせてみ?

みなさんは覚えているだろうか。以前、福島第一原発から45キロほど離れた二本松市のゴルフ場が、東京電力に汚染の除去を求め、東京地裁に仮処分を申し立てた。
その時の東電側の主張は、「原発から飛び散った放射性物質は、東電の所有物ではない」というものだった。

たしか「無主物」という言葉を使ったんだ。無主物とは、ただよう霧や、海で泳ぐ魚のように、だれのものでもない、という意味だ。
そして、東京地裁ではそのとんでもない東電の言い分が認められた。

米連邦地裁にも、その言い分が通じるかしらね。「被曝したっていわれてもさ、事故で飛び散った放射性物質は無主物で、東電のものではないんだもん」って。

ま、認められるか認められないかは置いといて、とにかくおなじことをいってみろというのだ。
でないと、アメリカ人の命や健康の価値と、日本人の命や健康の価値に違いがあるみたいで、あたしは面白くない。

トモダチ作戦で太平洋沖の船に数週間いた米兵より、福島第一原発周辺に住む人たちや福島県以外のホットスポットに住みつづけている人のほうが、どう考えても被曝してる。
日本人には「大丈夫」といい、アメリカ人には賠償金を払うようなことがあったら、あたしは許せない。

以上が「週刊朝日」の記事なんだが正論だね、室井佑月は「たまに」良い事を言うね「たまに」(笑)。
先述した「福島の野菜を食べさせるのは可哀想」も、そうなんだけど、こう言った正しい事を普通に言えるってのは当たり前の事だと思うが、その当たり前の事を当たり前にするのが難しいのである。

テレビや雑誌で正論を言うと干されちゃう人も居るから、正論を言うのも大変で、あたしは面白くない。
言いたい事も言えない世の中じゃ、ポイズン。って事で、あたしは許せない。と言う話である。

因みに、この記事中に出て来る山下俊一教授ってのは、「放射線の影響は、ニコニコ笑っている人には来ません。クヨクヨしている人に来ます」と発言して、パンピー(一般ピープル)から大顰蹙を買った「ミスター大丈夫」こと御用学者の山下俊一教授の事である。
室井佑月みたいに正論を言って拍手される人も居れば、山下教授みたいにトンデモ発言して叩かれちゃう人も居る。
「口は災いの元」とか「口は災いの門」と言う言葉も有る様に、言いたい事を言うのも考えて言わないと、あたしは面白くない。では。

【ネッタイムス・東坊京門・作】

衆院選の選挙を無効とする判決

2013-03-27 16:00:05 | 様々な話題
当ブログのエントリ、広島高裁、2012衆院選は無効の関連エントリと言う事で。
同エントリに書いた様に、昨年12月16日に投開票が行われた衆院選の、「一票の格差」を対象にした裁判が3月25日に広島高等裁判所で行われ、筏津順子裁判長が一部の選挙区の選挙を無効とする判決を言い渡した訳だ。
この選挙無効判決は、衆議院の選挙区画定審議会が昨年11月26日から区割りの改定作業を始めた事を重視し、選挙無効は作業開始から1年後に当たる今年11月26日の経過を以て発生するとしている。

期限付きとは言え、広島高裁は一部の選挙区の選挙を無効とする判決を言い渡したのだが、国政選挙を無効とする判決が言い渡されたのは戦後初の事である。
この歴史的な判決が出た事で、iPhone(アイフォーン)発売日に登場する事でお馴染み「ビッグウェーブ男」の「乗るしかない、このビッグウェーブに!」みたいな感じで、広島高裁の無効判決に続けとばかりに26日、広島高裁岡山支部の片野悟好裁判長も一部の選挙区の選挙を無効とする判決を言い渡した。

まぁ、裁判官が「乗るしかない、このビッグウェーブに!」みたいな乗りで、裁判の判決を出されたら大変困るので、そんな事は無いとは思うが(笑)、広島高裁の本店に続いて支店までも衆院選の一部の選挙区の選挙を無効とする判決を言い渡した。
しかも、である。広島高裁本庁の期限付きとは違い岡山支部は、期限無しと言う更に厳しい姿勢を示した訳だ。

昨年12月の衆院選を巡る「一票の格差」訴訟では、広島と岡山の他にも選挙を無効とする裁判が行われているが、何れも選挙無効判決は回避している(26日現在)。
1区と2区で選挙無効の判決が出た広島は、26日に3区の裁判も行われたが、違憲では有るが選挙の無効まで至っていない。
因みに、最も有権者数の少ない高知3区と比べると「一票の格差」は広島1区は1.54倍、同2区は1.92倍、同3区は1.73倍、岡山2区は1.41倍となっている。

昨年12月の衆院選は一票の格差が最大で2.43倍だったのだが、広島1区、同2区、同3区、岡山2区の格差は2倍を超えていない。
そして、岡山2区の1.41倍、広島1区の1.54倍、同2区の1.92倍の間に位置する1.73倍の同3区は選挙無効の判決が出ておらず、選挙を無効とする基準が裁判官に依って分かれている。
ここら辺を見ると、裁判官の葛藤を推して知る訳だが、裁判官が判断し易い様に、一票の格差の基準を決めてしまえば判り易いと思うが、この基準を裁判所が決めれば三権分立に反して「司法の優越」だと言う事になるのだろうか?、難しい問題である。

となると、基準を決めるのは司法では無くて立法府、つまり政治家が決めると言う事になるのだが、そもそも「一票の格差」問題が、ここまで大きくなったのは、格差是正に付いて本気で取り組まなかった政治家の怠慢が原因なのである。
特に、2009年8月の衆院選は違憲状態とした2011年3月の最高裁判決が出たにも関わらず、民主党政権が何もせずに放置し続け、昨年12月の衆院選は、一票の格差が最大で2.43倍と、前回4年前の衆院選の2.30倍よりも更に格差を拡大させてしまった事が、この問題を拗らせた原因と言えるのではないか。

25日の広島高裁の選挙無効は、予想外の判決とあって原告側には「勝訴」の垂れ幕も無く、「違憲判決は予想していたものの、選挙無効まで踏み込むとは思っていなかった。無効の時のコメントは用意していなかった」と関係者が言う程、驚きの判決だった訳だ。
これらを見て私は、最高裁の違憲審査権を無視し、放置プレイをし続けた立法府に対する「司法の怒り」を感じるのだが、如何に素人集団と揶揄され、政治的未熟児が集う民主党が、政権を担当していたとは言え、与党だけで政(まつりごと)を行う訳では無く、野党にも責任がある。

昨年の消費税増税関連法案が可決される前、民主党、自民党、公明党(民自公)の「だんご三兄弟」ならぬ「談合三兄弟」が、大政翼賛会みたいな翼賛体制で三党合意と言う名の「三党密室談合」と言うか、談合三兄弟の民自公三党に依る「野合」が行われたのは記憶に新しい所だが、その際に当時の民主党・野田佳彦首相、自民党・谷垣禎一総裁、公明党・山口那津男代表の間で、消費税増税関連法案が可決されれば、速やかに解散すると約束した訳だ。

この即時解散の約束は、なかなか履行されなかった為、野田首相が「嘘吐き総理」と呼ばれたのだが、この解散の約束をした時に、何故、「一票の格差」の是正を取り決めなかったのか、甚だ疑問である。
解散の話をするなら、解散の先に有るのは選挙であり、その選挙で「一票の重み」が違う事が問題視され、最高裁で違憲状態と言い渡されたのに、その問題を放置し続けるとは、政党のトップが揃いも揃って頭がスッカラカンであり、これはアンポンタンのポン助としか言い様が無いね。

解散、解散と騒ぎながら、その先にある選挙の事を重視せず、一票の格差問題を是正しないのだから話にならない。
まぁ、この民主党政権の時に、放置プレイした事だけが問題では無く、それまでの歴代政権が一票の格差の問題に真っ正面から向き合わず、抜本的な問題解決を怠って来た事が諸悪の根源なのである。
政治家の先生方も、私利私欲や党利党略と言った、自分達の既得権ばかり考えず、一票の格差問題を抜本的に解決する為に、小手先だけの是正では無く、選挙制度改革に本気で取り組んではどうだろうか?。

政治的混乱が生じるのを避ける為、最高裁では選挙無効判決が出ないと思うが、仮に選挙無効となれば、選挙を遣り直す事になり、選挙を行うにはカネが掛かるが、そのカネは税金から出される訳だ。
選挙費用のみならず、選挙無効となったら政治的混乱が生じる訳で、そうなると一番迷惑を被るのは我々国民である。
そんな事態を避ける為にも、速やかに選挙制度改革に取り組むのが政治家の使命と言えるだろう。

まぁ、あれだ。一票の格差問題や選挙制度改革に付いて、書きたい事は犬の糞ほど沢山あるが、今日の所はこの辺で。では。

【ネッタイムス・東坊京門・作】

広島高裁、2012衆院選は無効

2013-03-26 00:46:14 | ニュース
今回のエントリは昨年末に行われた衆院選に纏わる話なんだが、2012年の衆院選を簡単に整理してみると、昨年11月14日、当時の首相で「嘘吐き総理」と呼ばれた野田佳彦が、衆議院の解散を表明し、11月16日に嘘吐き総理が嘘では無くて、本当に衆議院を解散した。
この解散に付いて、田中角栄の娘、田中真紀子曰く「自爆テロ解散」と言う事なのだが、野田首相の、この自爆テロ解散と言うか「電源解散」に依って、衆議院は解散総選挙に突入する。

そして、12月16日に投開票が行われた第46回衆議院総選挙で、自民党が294議席を獲得して圧勝した為、民主党政権に依る「忌まわしき悪夢の三年」は終演したのである。
まぁ、衆院選に関する話を簡単に振り返ってみたのだが、これらの流れは当ブログのエントリ、2012年の衆院総選挙は売国無惨とか2012衆院選、開票速報番組の話やら日本未来の党はレミングの群れ等に詳しく書いているので、各々のエントリを読んでみて下され。

さて、そんな2012年の衆院選なのだが、衆院の「一票の格差」を是正する為に小選挙区の定数を「0増5減」する選挙制度改革関連法は11月16日の衆院本会議で可決し、成立した。
しかし、である。師走の決戦となった衆院選は、現行の区割りで実施された為、違憲状態は解消されないままの選挙となった訳だ。

御存知の方も多いと思うのだが、1962年から衆議院と参議院の選挙が行われる度に、「一票の格差」は選挙権の平等に反すると主張して、選挙管理委員会を相手に、選挙無効を求める訴訟を起こす人達が居る。
その人達は、弁護士を中心としたグループなんだが、違憲状態で実施された昨年の衆院選に付いても、当然として訴訟を起こしている。

昨年12月の衆院選は、一票の格差が最大で2.43倍と、前回4年前の衆院選の2.30倍よりも更に格差が広がっており、これに付いて二つの弁護士グループ等が「国民の意思を反映した正当な選挙と言えない」と主張し、全国で選挙の無効を求めている。
この内、広島1区と2区を対象にした裁判が、3月25日に広島高等裁判所で行われ、筏津順子裁判長が一部の選挙区の選挙を無効とする判決を言い渡した。

ただし、である。筏津裁判長は、衆議院の選挙区画定審議会が昨年11月26日から区割りの改定作業を始めた事を重視し、選挙無効は作業開始から1年後に当たる今年11月26日の経過を以て発生するとしている。
期限付きとは言え、選挙区毎の「一票の格差」が最大で2.43倍あった事に付いて、広島高裁は一部の選挙区の選挙を無効とする判決を言い渡したのだが、国政選挙を無効とする判決が言い渡されたのは戦後初の事である。

これまで最高裁は、選挙で著しい不平等が生じており、不平等がかなりの期間続いているのに是正措置が講じられず、国会の裁量権の限界を超えている場合には違憲状態と判断している。が、である。最高裁は選挙無効までは認めていない。
では、何故、広島高裁は選挙無効と言った厳しい判決を言い渡したのであろうか?。

2009年8月の衆院選は違憲状態とした2011年3月の最高裁判決も、選挙の無効までは認めなかったのだが、問題は、これを時の民主党政権が、何もせずに放置し続けた事が大きかったのではないだろうか。
広島高裁は、「優先的に実行すべきだった筈の是正措置が、何故なされなかったのか」と、述べている。

そして、「最高裁の違憲審査権が無視され、もはや憲法上許されるべきではない事態に至っている」とも述べているのだが、この言葉が裁判所の怒りの程を顕しているのである。
勿論、2011年3月の最高裁判決を放置し続けた事だけが原因では無く、「一票の格差」の問題を根本から改善するべく、政治家が動いていない事が最大の原因と言えるだろう。

選挙制度の在り方を書いて行くと、長くなるので別の機会に書くとして、今回の選挙無効判決に付いて書くと、選挙管理委員会側が上告すれば裁判が続く為、今回の判決によって直ちに選挙が無効にならない。
が、である。判決が確定すれば、無効になった選挙区では議員の当選が取り消され、選挙を遣り直す事になる。

因みに、広島1区の選出議員は現外務大臣の岸田文雄で、広島2区の選出議員は平口洋なのだが、遣り直し選挙となると区割り変更が必要になるので、広島1区と2区だけの問題では無く、大事になるのである。
まぁ、あれだ。この選挙無効と言う判決が、他の選挙無効裁判にどう影響するのか?、同様の裁判に注目である。では。

【ネッタイムス・東坊京門・作】

放送禁止用語辞典のテスト版に付いて

2013-03-25 13:36:02 | 様々な話題
当ブログのエントリ、放送禁止用語は大人の事情その3に書いた様に、放送禁止用語辞典(放送自粛用語の基礎知識)を作成しているのだが、先ずは「テスト版」をアップする予定。

放送禁止用語辞典のテスト版は、単に「あ行」~「や、ら、わ行」のウラル(URL)を確定させる調整みたいなもんなので、用語は未掲載であります。

先ずは、あ行~やらわ行のウラルを確定させてから、放送禁止用語を掲載する予定。

当ネッタイムス・ブログは、「goo版」「ココログ版」「FC2版」の三つ有るのですが、放送禁止用語辞典に付いては取り敢えず「goo版」のみ作成する予定。

「ココログ版」と「FC2版」には、放送禁止用語辞典「goo版」のウラルを掲載する予定なので宜しく。では。

【ネッタイムス・東坊京門・作】

放送禁止用語は大人の事情その3

2013-03-23 17:00:06 | 様々な話題
当ブログのエントリ、管理人は急性膵炎で入院していたにも書いた通り、私は「急性膵炎」と言う病気に、しかも、である。「重症の急性膵炎」と言う事で約1ヶ月の間、入院していた訳だ。
そして、更に、である。退院後に入院時の疲れがドッと出てしまい、風邪を引いて寝込んでしまうと言う事で、「弱り目に祟り目」と言うか、「踏んだり蹴ったり」と言うか、まぁ、次から次に不幸な出来事に見舞われたのである。

それもこれも、「大酒飲み」やら「ヘビースモーク」と言った、日頃の自身の不摂生が原因なので、何処にも文句を言う所が無くて、入院中や退院後は、ひたすら反省する毎日だ。って事ばかり書いていても仕方が無いので、別のネタに話を振るとする。
急性膵炎で入院した当初は、腹と背中の痛みが半端無くて回りが見えなかったのだが、徐々に体が回復して来ると余裕が出て来て、ブログの事なんぞも考えたりした。

何を考えていたのかと言えば、当ブログのエントリ、放送禁止用語は大人の事情その1放送禁止用語は大人の事情その2に書いた、「放送禁止用語」と言うか「放送自粛用語」に付いて、また機会があれば書くと言いながら、全く書いていないと言う事である。
放送禁止用語(放送自粛用語)に付いては今更、説明は不要かも知れないけど一応書くと、放送禁止用語とは、差別語になる等の理由や「大人の事情」に依り、マスコミ関係者等が自主規制している言葉の事。

この大人の事情ってのは何を指すのかと言えば、各種業界団体などからに依る「抗議」やら「要望」と言う奴ですな。
例えば、2009年の衆院選で、民主党に政権交代した際によく耳にした「自民党に灸を据える」と言うフレーズにある「灸を据える」と言う言葉は、「制裁」や「お仕置き」に言い換えて、「灸を据える」を使わない様にと、公益社団法人の「東京都はり・きゅう・あん摩マッサージ指圧師会」が要請していると言う。

また、「将棋倒しになる」と言う言葉は、「折り重なる様に倒れる」に言い換えて、「将棋倒しになる」を使わない様にと、公益社団法人の「日本将棋連盟」が要請していると言う。
因みに、「玉突き事故」と言う言葉は、社団法人の「日本ビリヤード協会」が容認しているらしい。
「灸を据える」とか「将棋倒しになる」と言う言葉は特に問題があるとは思えないが、業界団体からすると使って欲しくない言葉だと言う。

当ブログのエントリ、支那を中国と呼ぶな、支那は支那であるにも書いた「支那」(シナ)と言う言葉も、やはり問題があると抗議を受けて、放送禁止用語になっている。
しかし、である。支那(China)と言う言葉は蔑称では無く、サンスクリット語を経て音訳したと言う古来からの読み方であり、「秦」が語源と言う歴史ある国際的呼称なので、使用しても何ら問題は無い筈だ。
そんな問題が無いと思われる言葉までも、抗議や要望を受ける度に放送禁止用語にして使用を自粛すれば、それは単なる「言葉狩り」なのではないか?。

抗議や要望される度に検証もせず、何でもかんでも使用禁止にしていれば、その内に使う言葉が無くなっちゃうよ(笑)。って、笑い事では無いけどね。
言葉狩りを防止し、それら放送禁止用語を検証する為には、先ず放送禁止用語自体を知らなければならない。
そこで、である。当ネッタイムス・ブログは、「放送禁止用語辞典」(放送自粛用語)なるものを作成してみようと思う。

どうせ「放送禁止用語辞典」を作成するなら、それなりの物を作りたいから、様々な資料を集め、現在はそれらを纏めている所だ。
実は前々から、この辞典を作成する為に少しずつ資料を整理していたので、もう少ししたら完成する予定である。
急性膵炎の治療を終えて退院後、風邪を引いて寝込んだ時に暇で、時間だけは十分余裕が有ったから、熱に浮かされながらも資料を纏め、辞典の作成に尽力した訳だ。

「構想1年」「作成数ヶ月?」、そんな血と汗と涙の結晶が、「遂に」「ここに」「完成する」のである。と言っても、そんなに大した物では無いかもね(笑)。
まぁ、何だかんだ言っても資料を集めて、それらを纏めるのは面倒臭かったのだが、何とか作成する事が出来そうなので宜しく。では。

【ネッタイムス・東坊京門・作】