ネッタイムス・ブログ

戯れ言や与太話、何でも御座れ。

菅政権の3月危機説

2011-01-31 15:33:49 | 様々な話題
政界の先を読むのは難しく、永田町の一寸先は闇。と言われる訳だが、その永田町では菅政権の「3月危機」が噂されている。
菅内閣支持率の低迷を打開する為、菅総理は「最強の布陣」と自画自賛した内閣改造を行った。
その最強内閣で、正念場の通常国会を乗り切る腹積もりだが、肝心の国会で総理や閣僚らの答弁漏れや原稿棒読みが目立つ。

菅総理自身の「疎い」発言もあり、その他にも色々な問題を抱え、野党との協力関係を築くのは難しい状況だ。
国会序盤のポイントは、何と言っても「平成23年度予算案と予算関連法案」である。
予算案と予算関連法案に付いては、当ブログ・ネッタイムスでも書いているのでこちらを参照下され。

衆参の「ねじれ」で厳しい国会運営の中、予算案と関連法案を何としても成立させなければならない。
菅総理は、それらの成立と引き換えにして、衆議院の解散に踏み切る可能性は高い。と、言われる。
連立を組む国民新党からも、「年度内に予算案と予算関連法案が成立しなければ、内閣不信任決議案と同じだ。どうして首相がつづけられるのか。」との声も挙がっている。

菅総理は、小沢一郎が政治資金規正法違反容疑で強制起訴される「政治のカネの問題」で、小沢を離党勧告すれば、自身のリーダーシップを国民にアピールする事が出来る。と、考えている訳でね。
しかし、小沢の離党勧告で親小沢議員の反発を招き、政権浮揚のつもりが逆に求心力低下を招いて政権の寿命を縮める事になる訳だ。

「ねじれ国会」で予算関連法案の成立見通しが立たない中、愛知県知事選と名古屋市長選が行われるが、民主党に厳しい選挙と言われている。
統一地方選も控え、このダブル選挙の結果次第では、菅政権の3月危機説は俄然、現実味を帯びる。って話だ。では。

【ネッタイムス・東坊京門・作】