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ブータン国王夫妻と民主党の不敬な輩

2011-11-20 16:35:24 | ニュース
ブータンのジグメ・ケサル・ナムゲル・ワンチュク国王夫妻が新婚旅行の為、国賓として来日している事は御存知の方も多いと思う。
ブータンと言えば、金銭的や物質的な豊かさでは無く、精神的な豊かさを示す「国民総幸福量」を国是としている国である。
そんなブータンを見ていると、物が溢れ金銭的に豊かになった日本が無くしてしまった大切な何かが、ブータンと言う国では大切に生きていると感じるのは私だけでは無いだろう。

しかも、である。新婚旅行で日本を選んだ理由の一つが、国王が普通に東日本大震災の被災地に訪問すれば、海外に対する大きなアピールになるとの事なのだ。
これを聞いた時、私は頭が下がる思いがした、何と言う寛大且つ親日振りなのだろうかと。
当ブログで、これ程までに人を褒める事を書いたのは余り記憶に無いのだが、それ位に有り難く、感謝の気持ちしか言い表す事が出来ない。

そんな恩人なのに、一川防衛相は17日の参院予算委員会で、国賓として来日しているブータン国王夫妻を招いた16日夜の宮中晩餐会に欠席し、民主党参院議員の政治資金パーティーに出席していた事を明かし、「申し訳無かった。反省している」と陳謝した。
これは、晩餐会への欠席理由を質した自民党の宇都隆史の質問に答えたものなのだが、無礼としか言い様が無い。
しかも、一川は16日のパーティーで「宮中で催し物があり、他の大臣は皆そちらに行ったが、私はこちらの方が大事だと思って来た」等と挨拶しているのだが、国賓の接待よりも大事な事が有るとは、日本の政治家として恥ずべき事であり、一刻も早く大臣を辞任すると共に、さっさと議員バッジを外してしまえ。と思う。

一川みたいな不敬な輩が居るのは、日本国民として恥ずかしい事だと思っていたら、一川だけでは無く、元クラリオンガールで行政刷新担当相のグラビア蓮舫こと村田蓮舫も、やらかしやがった。
蓮舫が、来日中の国王夫妻を歓迎する宮中晩餐会前に行なわれた立食形式のカクテルパーティーの際、携帯電話を使用していた事が判明。
国王夫妻にも皇室にも礼を失する行為であり、野党は徹底的に追及する構えを見せている。

しかも、後ろめたさからか、藤村修官房長官は17日の記者会見で、晩餐会で閣僚が携帯電話を使用した事を認めたが、誰が使用したかは明らかにせず、蓮舫も記者団の質問に一切答えなかったのである。
その当事者である蓮舫は18日、宮中晩餐会の際に携帯電話を使用した事に付いて「皇太子殿下、ブータン国王の御前や晩餐会では一切使っていない。招待客が集まる控えの間では確かに使用したが、配慮した」と述べ、携帯の使用は認めたのだが、礼は失していないと述べた。

もうね、この期に及んでも自身の仕出かした失態を素直に反省する事も無く、言い訳がましいコメントを発するとは見苦しい。
蓮舫は、潔く恥ずべき行為を認め、謝罪するなら見込みはあると思うのだが、失敗を言い訳で誤魔化し、自身を正当化しようと考えているのなら、蓮舫は政治家としても人間としても、これ以上、成長しませんよ。
これは蓮舫と言う政治家、個人の問題では無く、諸外国から見れば、日本の政治家は国賓に対する礼儀作法すら知らないのかと言う話になる。

今回の一川と蓮舫の非礼に付いて、ブータン国王は寛大な方なので、笑って赦されるのだろうが、日本の政治家の無礼な行為は消える事は無いだろう。
藤村官房長官は一川と蓮舫の行為に付いて、問題視しない姿勢を示しているが、民主党には自浄作用が働かない事を改めて露呈した形である。では。

【ネッタイムス・東坊京門・作】