滋賀年金者ジャーナル

全日本年金者組合滋賀県本部の公式ブログです。

「2.15 怒りの集会」 (Ⅲ)

2013年02月17日 | 滋賀県本部
年金者組合滋賀県本部、県高齢者運動連絡会などが2月15日に開いた「怒りの集会」の模様を連載しています。今日は3回目です。



「草津 生活と健康を守る会」の井上政憲事務局長が、生活保護問題ついて報告しました。


「生活保護が大変な状況になっています。

生活保護は、社会保障すべての改悪をするためのひとつの突破口なんです。

去年、岡田元副総理が言っていました。

『日本が、もし生活保護をイギリスやフランス並みに受けたら大変なことになる』。

実際、そうなんですね。

いま、日本の生活保護受給者は、全人口の1.68%です。

1億2千万人おりまして、214万人ですからね。

それだけしか受けていないんですね。

実際は、学者によると、大体2千万人を超える方が貧困層だと言われているんです。

例えば1000人当たりにすると、イギリスでは97人が受けていますが、日本は16人です。

特にひどいのが滋賀県なんですよ。人口の0.8%、つまり1000人のうち8人です。

その中で特に、守山市なんかは、1000人のうち2人です。そんなに極端に低いんです。

これは、『我々の運動が弱いためかな』と思っていますけども・・・。

先日も、JR草津駅で宣伝したところ、

『年金を3~4万しかもらっていないが、生活保護を受けられない。

家を持っているから、家を売って喰ってしまえ、そうでないと受けられないと言われた』

こういう怒りの声がありました。

そういう点では、弱い者同士を分断し競争させて引き下げる。

生活保護の引き下げをすると、全てに連動します。

いま160万人が受けている就学援助も、受けられない人が出てくるのではないかと心配しています。

最低賃金とか国民健康保険料の減免基準とか、すべてに影響する訳ですね。

すべての社会保障を悪くしたいけれども、いくら悪くしても、最後は生活保護で救える、それではまずいですから、生活保護も引き下げようと、

すべての社会保障を引き下げようというのが狙いだと思うんですね。

そういう点では、我々は分断されずに、みんなが一致団結して頑張る必要があると思います。

4月6日には、生存権裁判で頑張っておられる金沢大学の井上英夫教授を呼んで、草津市立まちづくりセンターで学習会を開きます。

4月7日には、消費税廃止各界連絡会が中心になって、原発、消費税、TPP、福祉の切り捨て等に反対する『怒りの自動車パレード』を全県で行ないます。

皆さんも、ぜひ参加していただきたいと思います。

私たちも頑張りますので、よろしくお願いします」


生活保護基準の切り下げについて 詳しいことは こちら

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「 2.15怒りの集会 」 (Ⅱ) | トップ | 南大津支部の活動報告 パソ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿