「箱の夫」(吉田知子著)
岸本佐知子さんが「気になる部分」でこの本を
「1999年のベスト」として紹介していたので読んでみた。
表題の「箱の夫」の薄気味悪さはよかった。
岸本さんも言っていたように
奇妙な出来事が日常の細々したことと
同列で語られていることが怖い。
他7編もすべてシュールな作品。
でも、読み進めているうちにそのシュールさに慣れてきて
新鮮味が薄れてしまった。
この方は主婦な . . . Read more
「最高の医療をうけるための患者学」(上野直人著)
乳がん関連の本やニュースでたびたび拝見し
気になっていたMDアンダーソンがんセンター 上野先生の
著書を読んでみた。
乳がんになったときを例に挙げ「最高の医療」を受けるための
ハウツーが9つのステップに分けて説明されている。
具体的でとてもわかりやすい。
ただ、日本の病院でこれらすべてを実行すると
「うざい患者」だと思われる恐れがあるように . . . Read more
父の病気のことでいろいろ調べていたとき
帯津良一先生の名前をやたら目にし、
その考えに共感できるところが多かったので
ベストセラーになっているこれを読んでみた。
すごく大雑把にまとめると
神経質に一つのことに凝り固まらず、
いろんなことをほどほどにやってみるのがよい
ということ。
今の私にタイムリーに心に響いたのは
「笑いは本当に元気の源か」という章。
明るく . . . Read more
「ガンをつくる心 治す心」土橋重隆著
を図書館で斜め読み。{/book/}
病気には生き方や心が深く関係していること、
治すにはこれまでの考え方や生活を改めること、
ということは他の本と同じだけど、この著者(医師)は
「同じような心理的ストレスを持っていた人には
同じがんが、同じ部位に発生する」
と部位別に特徴を述べている。 . . . Read more