私は「所有者のいない猫を減らしたい」と願い、関わった現場ごとに保護計画を立てています。
一般的に「保護かリリースか」は、しっかりとした基準を設けなければならないとされます。
私はTNR 後に決めます。
とにかく里親様が見つかりそうな、保護期間の短くて済む子を、スカウトマンじゃないな...女衒のつもりで選んでいます。
緊急の場合を除き、ケージ2部屋が空いたら受け入れるシステムで回転させています。
🔴子猫
保護団体の線引きは生後3ヵ月ぐらい迄だと思います。
皆さん「子猫は需要がある」「人馴れしやすい」からと思われているのではないでしょうか。
地域猫活動においては、まだ不妊去勢手術の時期に達していない個体は、保護になることが多いです。
手術が済まなければリリース出来ないから、これが第1条件。
次に、子猫が外で生き延びる確率は低いため、将来20年の可能性に賭けたい気持ちもあります。
そして、猫捕り業者がロックオンするのも子猫だと聞きます。
私の居住地域は、TNR が終了しているので、遺棄でしか子猫に遭遇しません。
そのため、生後3ヶ月前後のチビを預かってくれる所は引く手あまたです。
だから私は、野良猫の子だと家猫化適正がギリギリの生後6ヶ月ぐらいまでを保護対象にしています。
🔴人懐こい
猫は離乳前後までに人間と接さなければ、なかなかオープンハートしてくれません。
また、母猫がThe 野良猫であれば「警戒の心得」を受け継いでいるため、ハードルが高くなります。
なので、スリスリ寄って来たり、撫でろ!要求してくる子は、捨て猫か放し飼い迷子の倍率ドン。
こういう子は環境にさえ馴染めば、直ぐに譲渡会に参加できます。
それだけではなく、虐待の被害に遭いやすいこともあり、優先されます。
🔴容姿
外猫は ほとんどが雑種のため、純血種の名残りが強く出ている子は、ポイント上がります。
ブルー系・耳オレ・長毛・短足丸顔+オッドアイetc.
性格&健康状態&年齢に関係なく、オウチが見つかりやすいです。
この種は目立つので、人からの危害だけではなく、他の猫からやカラスなどからも襲われる危険性があります。
1頭でも多く幸せにするためには、常に両手が塞がっていてはいけないと肝に銘じています。
チャンスに恵まれず、一代限りの生を外で送る猫たちが、病気に倒れた時には迎え入れ、手の中で看取りたいと考えているからです。
だからこそ「かわいい」「かわいそう」ではないシビアな判断が必要なのだと思っています。
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