たまのあしあと

きままな日々の日記などなど。

輝く山々 厳冬期-木曽駒ケ岳 ②

2016年03月06日 | 旅日記-山編

素晴らしいモルゲンロートを満喫した後は、ホテルに戻って朝ごはん。 

早目に出発しようと思っていたから、朝食はお弁当にしてもらったんだけど、
のんびりしていたら結局ホテルの朝ごはんの時間と同じになっちゃった(笑) 

でも、好きなタイミングで、お部屋から綺麗な景色を眺めながら食べることができて良かったです。
(食堂からももちろん見えるけど)

ホテルが快適だったので、もっとのんびりしていたい気もしたけど(笑)
準備をしたらいよいよ出発! 

ひさびさのビーコン登場。
起動音を聞くとやっぱりドキッとしてしまう。気を引き締めて行かないと~。

こんな快晴の日に、だーれも足あとをつけていない雪面を2人占め。
い、いいのかしら~、こんな贅沢♪ 
冬とは言え人気の山なのに、こんな状況って奇跡的!
宿泊していた他のグループは雪上訓練で山には登らないみたいです。

いっただっきまーす!!! 

ワカンで踏み込むとバフッバフッと良い音!自然と顔がにやけてきちゃう♪ 
サングラスを外して見てみると、雪は眩しいし、空の色は濃い濃い青い色。

ぐねぐねと無駄に歩き回ってみる(笑) 

斜面が急になる前にアイゼンとピッケルに替えて。
リズミカルに刻み込まれた足あとを見て、またまたにんまり。 

雪崩が心配だったので、ところどころでなんちゃってだけど雪のチェック。
円柱を掘ってぐっと手前に引いてみたり。
15~20センチくらい下にクラストした2~3センチの層があって、その下にはさらさらの雪。
凍った層の上で綺麗に雪がはがれました・・・。

結局これが意味するところが分からないんだけども^^;
結構力を入れないと剥がれなかったし、歩いていてなんとなーく大丈夫かなって思ったので
上の方や足元に気をつけながら登って行きます。 

怖いけど、それでも綺麗で魅入ってしまう。

ちょっと疲れた(笑) 

万が一に備えて間を空けて登ります。 

だいぶ急になってきました。
ところどころ雪が深いところもあったり足元がぐずぐずと崩れたりで、あと少しなんだけどなかなか着かない(笑) 

迫力があってかっちょいい岩! 

振り返ると、だいぶ登ってきたことが分かりますね。
朝イチのロープウェイで上がってきた人も続々と登ってきました。 

乗越浄土まで、も、もうちょっと!ラッセルもあと少しで終わり~! 

着きました~!!相方、お疲れさま~♪ 
(最後の10mは私がラッセル。この日稜線に一番乗りしたのは私。おいしいとこいただきました(笑))
千畳敷カールを登っているときは風はなかったのに、稜線に上がると風が強い強い!

伊那前岳 方面。

宝剣山荘も天狗荘も真っ白。 

もちろんこの先も足あとはありません♪ 
さぁ、山頂を目指しましょう。ここからは気持ちのいい稜線歩き!

振り返ると宝剣岳がかっこいい! 

シュカブラが眩しすぎ! 

中岳は冬の間は巻き道は通行禁止なので、山頂を経由して。
(確かにあの巻き道は、冬は怖そう。。。)
登っていくにつれて、宝剣岳の後にはずずーっと続く中央アルプスの山々が! 
ああ~、眺めているだけで幸せ。
時々強い風が吹いて雪煙を巻き上げるのだけど、それもキラキラ光って綺麗。

南アルプスも富士山も見えています♪ 

中岳に到着!向こうには御嶽山も。 
この辺りはクラストしていて、アイゼンが気持ちよく刺さります♪

ようやく木曽駒ヶ岳山頂が見えてきました!
コルには雪か氷の造形物のような駒ヶ岳頂上山荘が。
秋に来たときは○さんたちとここに泊まったのでした。 

駒ヶ岳頂上山荘までやってきました。
山荘の壁にびっしりと着いたエビの尻尾に風の強さを感じます。

ささ、いよいよ最後の登りです。 

楽しくて楽しくて♪ 

やった~!木曽駒ヶ岳山頂に到着~。 



ぐるりと360度良い眺めなのです♪
 

山頂の神社もこの通り。 
まるで氷の造形。 

最っ高の眺め! 
こんな日に登れるなんて、本当にありがたい!!

どーんなに手を広げても、この雄大さは表現できないよー。

次はずーっと縦走して、空木とか越百とかまで歩いてみたいな。
越百山なんて、名前がかっこ良くて惹かれるのよね~。小屋にも泊まってみたいし。
新たな憧れが次々と。 

ピラミダルな三ノ沢岳もかっこいい。あの山も登ってみたいな。 

いいお天気だけど風は強いのでじっとしてるとやっぱり寒い!
景色も楽しんだし、そろそろ下りることにします。

帰りのバスの時間もあるし、あんまりのんびりできないけど、
こんなの見ちゃうとやっぱり足が進みません^^; 

中岳への登り。
飛んでくる氷の粒が顔に当たって痛い痛い!

中岳山頂まで戻ってきました。
ああ、やっぱり何度見ても美しい。
なんだか感謝の気持ちでいっぱいでした。

乗越浄土からの下りもあるから、まだまだ油断はできないけど。 

乗越からの下りに備えて、建物の陰で風を避けながらアイゼンを締め直して。 

チェックOK? 

おお~。登りの時には怖さは感じなかったけど、やっぱり急でちょっとドキドキ。
この日は雪がもふもふだったから良かったけど、カチコチに凍ってたらと思うと恐ろしい・・・。

といっても急なのは最初だけなので、途中からはわっしわっしと大またで走るような速さで下りたり滑ったり。
楽しかった~。下りはあっけないくらいあっという間ですね^^ 

カールの底まで戻って振り返る。
トレースがしっかりと。この日は何人くらい登ったのかな? 

空を見上げたらラッキーセブンの雲! なんだか嬉しくなっちゃいます。
今日もいい山歩きでした♪ 

時間が無いのでささっと着替えて帰る準備。
ホテル千畳敷のコインロッカーがあるところに、1人(かろうじて2人くらい)カーテンを閉めると着替えられるスペースに
なる場所があるので、そちらを利用させていただきました。

宿泊者用だけど、クイズに正解するとコーヒーが1杯もらえるサービスがあったので
そのコーヒーをいただいて一息入れたらいよいよ帰る時間。

まだまだお天気がいいし眺めも良いから名残惜しい・・・・

ロープウェイからは真っ白な南アルプスの山々が。綺麗だな~。

女体入口バス停で降りたら、帰りの高速バスまで時間があるので、ちょっと遅めのお昼ごはん。
ソースカツ丼は昨日食べたので、今日は別のお店へ。

お店の名前忘れちゃった^^;
雰囲気のいいカフェでしたよ♪  

ハンバーグ(*^‐^*) おいしかったです♪
最後はやっぱりまたまた食べ物で(笑)

初日はお天気が悪くて、一時はどうなることかと思ったけど。これもまた山。
こういうハプニング的なものも、後で振り返れば良い思い出です。

それに、山に登る日はばっちり晴れてくれたので、最高の雪山歩きができました。

次はどこ登ろう♪


2016.1.30~1.31  中央アルプス 木曽駒ヶ岳 



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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お見事! (mira47)
2016-03-07 14:13:52
すごいお天気。
ふだんの行いが良いからですね!
乗越浄土直下の下りは凍ってたら怖そう。
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Unknown (momomo)
2016-03-08 00:29:32
たまちゃん、こんばんは。

おっ、ここにも松ちゃん(笑)。

頂上には一番乗り?
いい天気で気持ちよさそうだねえ。
これじゃ山やめられないよね。

でもこうやって雪の斜面を眺めると怖いよねえ。
状況次第じゃ雪崩の巣だもんね。

次はどこの山かなあ。
楽しみにしているねー。
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ラッキー♪ (mira47さんへ)
2016-03-21 19:46:50
お返事遅くなりました~!すいません・・・
この日はホントお天気に恵まれました。
ここで今年のお天気運使い切ったことにならないといいのですけど^^;
そういえば最近は週末ごとに天気が悪いのが気になります(笑)

乗越浄土の下り、miraさんだったらスキーでびゅーんと滑っていけそうですね!
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2番目でした~ (momomoさんへ)
2016-03-21 19:54:36
残念ながら頂上は2番乗りでした~。
あとから来た方が1番乗りで、でも「トレースがあって助かりました!」ってお礼を言ってもらえました♪

そういえば先日雪崩れましたね。10名くらい流されたとか・・・。
ネットとかではいろいろと批判もあるみたいだけど、
雪が大量に降った後の晴天、自分だったら登るのを諦めきれるかな?って考えてしまいました。
いろいろ批判するのは簡単だけど、いざその場に立ったときに
危険を感じたとしても「行けるかな?」って思ってしまうんじゃないかと思うと複雑です・・・。
でも、やっぱり安全第一に!を心がけていかなきゃなって改めて思いました。

次の山もまたちょっと前になってしまうけど^^;
雪山ですよ~。
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