たまのあしあと

きままな日々の日記などなど。

GWは常念岳へ♪ ①

2016年06月12日 | 旅日記-山編

今年のGWは北アルプス常念岳に行ってきました!
予定では常念から蝶ヶ岳に縦走することにしていたのですが。残念ながらこのGWはお天気が悪かったですね。
直前まで日程を変更したりしてなんとか行けないものかと思っていたけど、予報よりも厳しい天候に
結局縦走は諦めて、常念岳ピストンになりました。

スタートはおなじみの竹橋から。毎日あるぺん号の出発地。
夏に比べれば少ないけど、それでも登山者は結構いました。

ラッキーなことに今回もバスは一番後ろの席。
後ろを気にせず座席を倒せるし、後方3列くらいは足が伸ばせるくらい広いので断然楽なのです♪
予約の時に選べるわけではないので、今回も運が良かった!



途中トイレ休憩でSAに寄りながら、バスが一の沢登山口に着いたのは4時半過ぎ。
まだ薄暗くてさすがに早朝は寒い!(写真はだいぶ明るくなったときのもの)
天気予報では季節外れの寒気で冷え込むってことだったので、どれだけ寒いんだろうってドキドキしていたけど、意外とそれほどでもなかったかも。





一の沢登山口にはお手洗いと登山相談所があります。
朝早いのに係りの方がいて、中へどうぞと招いてくれました。
それほど寒くないって書いておきながら、やっぱり外で準備していると体が冷えるので本当にありがたかったです。



しかも!温かいお茶とかお漬物、フルーツ、お菓子も用意されていて、どんどん食べてねって言ってくださって。
登山口でこれほどおもてなしを受けたのは初めてで、登る前から感動しちゃいました。



下ノ廊下を歩いた時にも特に思ったけど。
これほどに登山者の安全を考慮して尽力して下さっているのだから、
私たちは山では安全に謙虚に歩かなければ・・・と改めて思いました。



ベテランではないけど。肝に銘じます!



日本海側に低気圧が近づく関係で、夕方は少し悪くなる予報だけど。とりあえず朝はいいお天気。
青空が綺麗で、この先どんな景色に出会えるのかウキウキしてきます♪
相変わらずのんびり準備を済ませたらスタートです。(5:30)



沢沿いの道をゆっくりと。
歩いていても暑くならなくてホントいい季節。
ひんやりとした空気と木々の間から射し込む光がとても気持ちいい。







途中一ヶ所、道が分かりづらいところがあって右往左往してしまった。



大滝ベンチ(6:50)



大滝ベンチからしばらく歩くと、待望の雪が出てきましたよ。



赤テープをたどって登って行きます。



沢の流れもキラキラと。手を浸すと気持ち良いを超えてジンジンと痛いほど。

今年はホントに雪が少なくて。
事前に山小屋に登山道の状況を確認したときも、例年の半分くらい(って言ってたかな?すでに記憶が定かでない・・・)
ここを歩くのは初めてだったので、いろいろ調べた時も、GWはまだ雪崩が怖いとか書かれてあったけど。
今年は雪崩が心配なほど雪は残っていませんでした。



斜面が急になる手前でアイゼン装着!登りはストックで大丈夫かな。

雪は程よく柔らかく程よく固く。とても歩きやすい状態。
今朝の冷え込みが良かったみたい。



夏道。この時期は夏道は使わず、そのまま雪渓を登って行きます。



空は青い濃い色。サングラスを外すと目の奥がツーンとしそうなほど眩しくて、細い目がもっと細くなる・・・。



登るにつれて傾斜は急に。ふと後ろを振り向くとちょっと怖い。
あーピッケルにしとけば良かったかなって思ったけど、とりあえずは大丈夫でした。

どんどん登って最後のトラバース辺りに着きました。



ふ~、疲れた~。けどこの疲れがなんだか気持ちいい。
きっと稜線まではあとちょっと。



つ、着いた~。常念乗越に到着!(9:40)



おお~!絶景かな!!絶景かな♪♪
槍さまこんにちは!

突然バーンと広がる景色にこれまでの疲れも吹っ飛んで。
乗越は広いので、うわーうわー!言いながらあちこち歩き回ってしまいました。



絶景を楽しんだらひとまず小屋へ受付に。これがかの有名な?!雪のトンネル。今年は短いみたい。
常念小屋の方はみなさんとても親切で、まだ到着して間もないのに「いい小屋だな~」って思うくらいでした。



案内された部屋で着替えを済ませて。ホッとする瞬間です。



部屋の窓からの眺め。額に入った絵画みたいでお見事。
ほっとしたら急におなかがすいてきたよー(笑)

そんなわけで食堂へ。カップ麺とおでんをいただきました。
味の染みたおでんがうまい♪ ほっこり幸せ。

食堂からの眺め。
雲が増えて来たのは残念だけど、流れる雲と陽ざしの当たり具合で変わる斜面の陰影とで、ころころと変わる山の表情は
ずっと見てても飽きないほど。

あ、そういえば。上の写真の右端、稜線上に人がいる!ってびっくりしたけど。
向こうの山の雪のない部分でした・・・(笑)



食堂のテラスに出て、絶景を眺めながらゆるりとコーヒータイム。 
常念小屋の食堂はストーブが炊かれて温かいし、お茶もポットの中身がなくなる前に補充して下さったりで。
ホントに居心地が良くてくつろげるスペースでした。



常念岳方面。まだ時間も早いし登りに行こうかなって思ったけど。
他の方が途中まで登ったけど風が強くて戻って来たってことだったのと、いったんゆっくりしてしまうと
登る気持ちがなくなったのとで止めました^^;
まぁ、明日は登るからね。(この時はまだ蝶ヶ岳へ縦走するつもり)

おなかがいっぱいになったら眠くなったのでお昼寝タイム。
ああー、ホント幸せだ♪
お布団はブレスサーモを使った敷布団に、これまたブレスサーモを使った寝袋。それと毛布。
最初は寒いかなって思ったけど、しばらくするとぬくぬくに。
バスの中では熟睡はできなかったので良く眠れました。

 

で。目を覚まして外を見てびっくり。

あはは・・・。天気予報通りの荒れっぷり。吹雪いてました。
この時期の高山の天気はホントに極端で難しいですね。



天気予報では明日の天気は次第に好転するってことだったので、気持ちはまだまだ余裕でした・・・
外に出て「雪だ~♪」なんて浮かれていたのが今では悲しい(笑)

こちらが常念小屋の夕食。ボリュームたっぷりでおいしかった~!ごはんもおかわりしちゃったもんね♪

外は相変わらずのお天気。食堂のテレビをみんなワイワイ囲んで、明日はどうするかあーだこーだいろんな声が聞こえてきます。
大の大人がたくさん集まって、一番に気にしているのが明日の天気ってのがちょっと面白い。
もちろん判断を誤ると命を落としかねないので大事なことだけどね。

布団に入る時も、途中目を覚ました時も、相変わらず風の音がすごかったけど、まだまだ明日は大丈夫ってお気楽に思っていた私でした。
さてさて明日はどうなることやら?!


2016.4.30 常念岳



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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (momomo)
2016-06-15 03:10:50
たまちゃん、こんばんは。

雪渓登り、楽しそうだねえ。
青空の雪道って心躍るよね。
小屋からの槍ヶ岳、ちょっと北穂高も最高。
こりゃうきうきしちゃうよね。

おでんがおいしそう。
これにビールがあれば言うことなしだよー。
登る苦労なしにこんな状況を味わえれば最高なんだけどね(笑)。

さて、翌日はどうなることやら。
楽しみにしているよー。できるだけ早く、ね。
Unknown (momomoさんへ)
2016-06-15 22:09:21
珍しく早目に次がアップできそうですよ(笑)

雪渓登りはホント楽しいですね!
心躍るって表現がぴったり。ボキャブラリーが貧弱な私には出てきませんでした^^;

おでん、おいしかったですよ~。疲れていてもぺろっと食べれちゃいますね。
こういうときビールが飲めたらいいなって思うんですよね。
ビールは苦くて飲めないので^^;

翌日は・・・。大変でした^^;
ピストン (○)
2016-07-28 00:36:57
ピストンて書いてあったから日帰りかと思った。その割には常念小屋に長居しているな!って。(笑)
ここのシュラフは富士山の山小屋て一緒でした。

にしても、最高の景色でよかったね。
残雪多いから常念岳気をつけてね。
Unknown (〇さんへ)
2016-10-10 17:36:37
うちからは遠いので日帰りではもったいなくて^^
ブレスサーモを使っている山小屋、結構多いですよね!
ミズノさん、ウハウハなのかな(笑)

常念岳、今年は雪が少なかったみたいです。
小屋に問い合わせた時も、もう雪崩の心配はありませんってくらい。
昨冬は変なお天気でしたもんね。そして今年の夏秋も・・・。
次の冬は必要なところに程よく雪が降ってくれるといいですね!

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