9匹の猫たちの家族さがし

猫たちの家族さがしのブログです。埼玉県富士見市でしめじ君、横浜市磯子区のキジ君、トラ吉君兄弟里親さま募集中です☆

ありがとう、まるちゃん

2016-01-03 22:45:09 | うちの猫たち

昨年も大変お世話になりました。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。


皆さんにご心配いただいていた
まるちゃんですが、
1月1日12:34に旅立ちました。


最後の最期まで
生きたい生きたいと頑張っていました。

楽しく穏やかに
なんて言えない
まるちゃんにも戦いの日々だったと思います。


まるちゃんは昨年の夏頃
初期の腎不全と診断されていました。
なので、痩せてきてもそれが原因だと思っていました。

しかし、12月15日
ご飯を食べると口の端から泡が出てきて
すごい歯軋りをするようになりました。

私は口の中に何か要因があると思いました。
まるちゃんの奥歯には、もう一本歯が横に付いているかと思うぐらいの歯石があったのです。

しかし、病院では
歯石どころではない。
まずは鼻炎を治さないと息がちゃんと出来ないとのことでした。

あんなにすごい歯軋りをしていたことは病院へ動画も見せましたが
特に重視されず
私も鼻炎だったのかと安心してしまいました。

しかし、この時点で
扁平上皮ガンはまるちゃんを蝕み
おそらく歯軋りはガンによって
歯も抜けやすい状態で
(実際に亡くなるまでに歯が3本は抜けました)
それが気になってしまっていたのかもしれません。

どんどん状態が悪くなり
12月21日
まるちゃんの下顎を触わり
レントゲンに映る白い影を見て先生から
腫瘍があるかもしれないということが分かりました。

皆さんのおうちの猫ちゃんも
下顎の所を触ってみると触ってみると
柔らかいかと思います。
ここは何も無いところなのに
まるちゃんの下顎は硬く
ここに出来た腫瘍が呼吸をしづらくし、
ご飯も入っていかないようにしていたのです。

病院で飲ませてもらうミルクのような栄養剤ですら
苦しくて苦しくて必死で抵抗し
最後には口に何か入るのが怖くなってしまったようでした。

私がもっと早く異変に気付いてあげられたら…。
先生も「早く腫瘍に私が気付いていたら…。」と仰っていました。

口腔腫瘍(扁平上皮癌)

猫の口腔内にできる悪性腫瘍の多くは、皮膚や粘膜にできる「扁平上皮がん」です。
舌や歯肉などにしこりができ、
そこに潰瘍や出血が見られたり、
血の混じった粘着性のよだれを流し、
食事や水を摂りづらそうにすることもあります。

…まるちゃんも腫瘍から出血して
口臭もメタンガスのようなにおいでした。
このような症状があれば
腫瘍が無いかレントゲン等で確認をしてあげてくださいね。

この23日の夜、私が仕事から帰ってきてすぐに
まるちゃんが倒れました。

そこから10日弱
まるちゃんは本当に良く頑張りました。

自力で水を飲めるときは
腫瘍からの血等ですぐに水が汚れるのでこまめに替えました。

オシッコも気力でなんとかトイレに行こうとしていたので
近くに設置しましたが
何度も失禁して
何度も息が止まりそうになりました。

ひっくり反ってしまった時はいよいよダメかと思いました。
こんなに苦しいならいっそこのまま死なせてやりたいと思いました。

でも、まるちゃんは一生懸命呼吸をして生きようとしていました。
私が抱き上げて背中をさすると
ぎゅっとしがみついてきました。

こんな状態でしたので
仕事も休みをもらい
まるちゃんとずっと一緒にいました。

まるちゃんはもうずっと口呼吸をしていて
静かな家の中にいつもまるちゃんの呼吸音がしていて
それを聞きながらいつの間にか寝てしまっていることもありました。


12月30日頃はもう自力で立つのはかなり難しくなってきました。
鼻からはクリーム色の膿を含んだ鼻水が出るようになり
それをこまめに取らなくてはなりませんでした。
まるちゃん嫌だったよね、ごめんね。

ぬるま湯にロイヤルカナンの高栄養食とコルディMというサプリメントを溶かしてあげていましたが
それももう僅しかとることは出来ませんでした。

そして、1月1日
窓側のクッションの上にいたまるちゃんが苦しそうな声をあげたので
抱っこをしました。
私が頬にチューをする仕草をすると
両前足を出して抵抗するのに
もうそれもしませんでした。

そして、苦しくて
私の腕から離れ二歩ほど歩き
ばたりと倒れて
アーッと声を発し体を反らせました。

ああ、もう逝ってしまうと思いました。
しかし、まるちゃんはハッ!と呼吸をしようとしていました。

もうまるちゃん頑張ったよ
もういいよ、ゆっくりお休みよ
と伝えましたが
それから2分ぐらいはそれを繰り返しました。

それは恐ろしい程の生への渇望を感じました。

まるちゃんの頭を撫でて
まるちゃん、頑張ったよ。
ともう一度伝えました。
もう、呼吸も心臓も動くことはありませんでした。


そして、本日1月3日
まるちゃんを荼毘に付しました。
(リキ坊が最後のお別れに来てくれました。)

友人が一緒に骨上げもしてくれました。
体格が良かったまるちゃんが
小さい骨壺に入って
世美ちゃんの隣にいます。


まるちゃんには
病気になること
生きていくこと
死んでいくこと
色々なことを教わりました。

私にそれを教える役割を担ってしまわせたなら本当にごめんね。

いつも呼ぶと来てくれてありがとう。
いつも一緒寝てくれてありがとう。
可愛くて根性があって大好きなまるちゃんのこと忘れないからね。

クリスマスきっとまるちゃんのお父さん迎えに来ていたんだと思います。
でもそれをいつもみたいに前足で断って側にいてくれたのかな。

まるちゃんのお父さん
マックスちゃんをお返ししますね。
天国でうんと甘えさせてやってくださいね。

ありがとう、まるちゃん。またね。

今回本当にたくさんの方にご心配をおかけし
また、支えていただき本当にありがとうございました。

皆さんや動物たちにとって
良い一年となりますようにお祈りいたします。