2年前の3月11日
あの大きな地震がありました。
今日は各局テレビでは現在も続く苦しみと傷
そして、それでも前を向いて進んでいく姿を映していました。
小学校時代、父と釣りをした石巻の海
遠足に行った松島
母の実家の宮城
祖父母の家に行くときに通った東北の玄関である福島
わたしができること
いま一度考えていきたい。
できることをしたいとあらためて思います。
被災地へ出向き残された動物たちを助けている
カメラマン太田さんのブログ「うちのとらまる」からの転載です。
まずは知ること、それがまず私たちにできる第一歩だと思っています。
追記;携帯からは写真が見れなかったようなので本日修正いたしました。
よろしくお願いします。
『生かす 生きる』
希望の牧場に
かろうじて生きている左後ろ足を骨折した子牛がいます
名前は「福ちゃん」
先日 希望の牧場にお邪魔して会って来ました
400頭近くの牛たちを
ボランティアの方が たった3人でお世話をしておられ
忙しく働いておられる中 私は何もお手伝いせず撮影に専念しました
これは希望の牧場が発足した2011年からずっとそうしてきています
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/ea/c7c9e437b207f347f17577fec47acf2a.jpg)
福ちゃんはかろうじて生きていました
先月中旬に会った時と あまり変わっていないように思いました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/e9/6382bb18eae57e1bf860e7f2f53d72d1.jpg)
しかし何の治療も出来ず
ギブスで固めただけの骨折した足は
確実に福ちゃんの体を蝕んでいる
足が腐ってきているのです
このままでは死んでしまう
生かすためには切断するしかない
うまく切断出来たとしても起たせなければ死んでしまう
起たせるためにどうすればいいのか
そもそもこの場所から動かすことが禁じられている警戒区域内で
切断など外科手術が可能なのか
手術をしてくれる獣医師はいるのか
さらにそのためには専属で福ちゃんに付きっきりでいるスタッフが必要
今日でさえ たった3人で休む間もなく作業をしている状況
新たに仲間が加わらない限りは難しい
問題だらけの中で福ちゃんは現在 安楽殺されずに「生かされて」います
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/4f/8d6e31c87a3818370be6ea8d6122ffac.jpg)
時折見せる苦しそうな表情
それを見ても何もしてやれない
胸が苦しくなります
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/c7/76af1ff088a531aa8cf0c3787e9a49fc.jpg)
近づいてみました
福ちゃんは何かを期待しているのか私に顔を近づけようとします
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/b3/2e8a87009249f99172dcc4f34b5f9646.jpg)
気がつけば自然に触れていました
目と目の間を少し力を入れて掻くように撫でてやると
気持ち良さそうに首に力が入り顔をもたげてくれました
そして・・・
http://www.youtube.com/watch?v=Am4UloBq7-M私の手をペロペロ舐めてくれました・・・
その行為は
「僕は生きているよ」
そしてこれからも当たり前のように生きていくような
ごく自然な仕草のように感じました
福ちゃんは生かされているんじゃない
自分で生きている
そう感じたのです
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/39/3bafea30c6e44a151ccead200d07fcf2.jpg)
この先 手術しようがしまいが福ちゃんは地獄のような苦しみを味わうでしょう
いや もうとっくの昔に苦しみは始っているのでしょう
そして余程の奇跡でも起こらない限り 苦しみながら死んでいくのだと思います
私たちが子牛の肉のステーキが旨い! と食べている元の形が福ちゃんです
一方ではそうしながら一方では生かしたいと思ってしまう矛盾
私たちはこの矛盾を一生抱えていくしかないのでしょう
すくなくともこのブログをご覧になっている皆さんは関心がお有りなのでしょう
お願いがあります
希望の牧場を訪れてください
福ちゃんに逢ってやってください
そして私たち人間が抱える矛盾を
ネットで解った気になるのではなくて実際に肌で感じてください
このまま成り行きに任せて福ちゃんがどうにかなっても
私たちは何も出来ないのだからしょうがないよね と思うのなら
まったく関心のない人たちと同じだとは思いませんか
関心のない人はそれはそれでいいのです
私もそうなれたらどんなにいいか どんなに楽だったかと思います
その私以上に牛たちを見捨てられなかった人たちが
現在 希望の牧場 やまゆりファームで働いています
手伝えと言っているのではありません
現実をご自分の眼でご覧になってくださいとお願いしています
見て 一緒に悩んで欲しいのです
ぼくにはなにができるだろう
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/9a/09d5cd351020e985789e2d613c3f233b.png)
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