9匹の猫たちの家族さがし

猫たちの家族さがしのブログです。埼玉県富士見市でしめじ君、横浜市磯子区のキジ君、トラ吉君兄弟里親さま募集中です☆

銀ちゃんのお話 ~猫の巨大結腸症~

2015-09-06 13:24:14 | 猫の病気

またまた大変ご無沙汰しております(´Д`;)ヾ 
見に来てくださっていた方すみません。
皆さん元気にお過ごしでしたか? 

8月は更新せず・・・
気が付けば9月ですが、この間にあったことをアップしていきたいと思いますので
よろしくお願いします。 

さて、やっとアップします4月に松戸の銀ちゃんのおうちに行ったお話です。

銀ちゃんは千葉のおじいさんのおうちから優しい里親さんの所へ縁付いた男の子です。


しかし、人間に対してとても警戒心が強く
人馴れすることは無く触るのも困難な子でした。

しかし、そんな銀ちゃんだからこそ迎えたいという優しい里親様の愛情で
5年以上経った今、お膝で甘えられる子になりました。

でも、子猫の時に人間によって虐待された銀ちゃんは
捕まえられてキャリーバッグに入れられたりはとても恐怖のようで
病院へ連れて行くのは難しい状況でした。
 

銀ちゃんのママから
銀ちゃんが便秘になってしまい
マッサージをしたりしたけれど、もう何日も出ていなくて
とても苦しそうだと伺い
一緒に銀ちゃんを捕獲する為に久しぶりに松戸に向かったのでした。
 

他の猫でもそうですが、銀ちゃんは特に警戒心が強いので
捕獲を一度失敗してしまうと次はなかなか難しくなってしまいます。
頭の中で色々シュミレーションをして
銀ちゃんがいつも逃げ込むタンスの上のベッドに行ったら
ダンボール(入口を開けたものに蓋をする)を上から被せて
ダンボールの入口をキャリーバッグに密着させて
蓋を取りながらキャリーへ移動させる作戦にしました。

移動をさせる前まではうまく行ったのですが・・・
私がキャリーを離すタイミングが早すぎて
銀ちゃんは窓側へ逃げてしまいました・・・゜(゜´Д`゜)゜

警戒MAXの銀ちゃん
立ち尽くす私・・・
そして銀ちゃんと目が合いビックリした顔をされました
(その時やっと私がいる事に気づいた模様)

どうしようかと思っていると
銀ちゃんママが近づいて
事前に作られていた、銀ちゃんのタオルケットで作った袋を持って
「大丈夫だよ。」と何度も話かけられていました。

きっと袋に強引に入れて
さっとキャリーにいれても成功はしていたと思います。

けれど、銀ちゃんのことを思い
何度も銀ちゃんに優しく語りかけていた事に
とても感動しました。

少し安心した銀ちゃんを袋にさっと入れられたので
私もキャリーバッグを持っていき
捕獲も短い時間ですることが出来ました。

キャリーに入れられてからは
あまりに大人しすぎる銀ちゃんに二人で心配しながら
病院へ向かいました。
(私はその後仕事だった為途中でお別れしました)

銀ちゃんのお腹はパンパンだったそうで
病名は銀ちゃんママの予想通り『巨大結腸症』 だったそうです。

巨大結腸症になると、
重い便秘になり、何度も排便の姿勢をとるけれどなかなか便が出ない、
または粘液水様性の下痢状の便が少量だけ、硬い便のすき間から出てくるといった症状が見られます。
このため、下痢と勘違いされることもあります。
便秘が長期に及ぶと、食欲や元気がなくなったり、体重が落ちたり、脱水症状を起こすこともあります。
先天性の場合には、子猫のときからこのような症状が現れます。

参考HP 猫の巨大結腸症

 子猫の時に人間に握り潰された可能性のある銀ちゃん。
レントゲンの結果、子猫の特に圧迫骨折していると診断されたそうです・・・。

でも今回病院へ行って抜歯や爪切りもしていただいて
だいぶスッキリしたのでは無いかと思います。

お家に帰ってからはご機嫌斜めだったようですが

すぐに甘えモードになって
何故か初めて手からフードを食べてくれたそうです。
 

以前の銀ちゃんならきっと
「やっぱり人間なんか信じない!」と警戒し続けたことでしょう。
でも、長年愛情を注ぎ続けてくれた銀ママさんには
揺るぎない信頼と絆があるんだなと思いました。

そして、猫だって怖い思い、嫌な思いをしたら
何年も忘れられず苦しい思いをするのだとも。
 

それから銀ママさんからとても参考になるフードのお話を伺いましたので
記載しますね。
療養食も良かれと思ったことが逆に働くこともあるようですので
やはりその子の状態に合わせて、専門家の意見を聞いてからあげたいものだなと
改めて思いました。

【銀ちゃんママ 療養食のおはなし】

猫サイトで、i/dあげたら調子良くウンチ出たと言っていた方がいてたそうで、でもヒルズでは便秘はw/dと言っています。

例えば人間なら、便秘=食物繊維だけど、ごぼうとかお芋類とか食べ過ぎるとお腹が痛くなるし
余計便秘になるので自分には合わないんだな、食物繊維が全ての便秘に合うわけじゃないみたいだと感じたそうです。

w/dは確かに便秘向きだけど、食べたフードが便に残る率=残渣率が高いもので、かさ増しする事で出すタイプ。
なので腸が正常で気張る力も正常にある子にはこっちが合っているようです。

i/dは消化が良くて残渣率が少ないもの。
銀ちゃんみたいに巨大結腸症の疑いがある、または巨大結腸症の子。
それから気張る力が少ない子(銀ちゃんは腰の骨の異常で気張る力がちょっと少ないようです)向けのもの。


また、ロイヤルカナンの消化器サポート可溶性繊維はロイヤルカナンが便秘の子向けとして薦めているものですが、
これは人間で言うとごぼうやお芋類のような水に溶けない残渣率の高い繊維ではなく、
寒天などのような水に溶ける繊維が入っているもので銀ちゃんにはこちらのようなものの方が合っているようですが、
お腹が少し緩くなってしまう子もいるようなので、年齢的な事を考えて腎臓ケアのごはんと半々にしたりしても良いらしいです。

腎臓のケアは悪くなってからしがちだけど、年齢と共に働きは低下しがちなので、年齢に合わせて少しずつケアをし始めると悪くなりにくい、という事らしいです。

なので、銀ちゃんはドライはロイヤルカナン消化器サポート可溶性繊維と腎臓サポート系のもの、ウェットはヒルズi/dにしていく予定です。
あとは腎臓のケアとして塩分取り過ぎ注意。うちはこれまでもあげていないけど、煮干しや鰹節は控える方が良いようです。 

※とても参考になる内容でしたので掲載させていただきました。
 猫ちゃんの状況にもよる所もありますので
 まずは専門家に相談してみてくださいね。  

銀ちゃんげんきになってよかったよ~

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