goo blog サービス終了のお知らせ 

不定期日記ーねこ窓出張所(Ver.2)

空冷VWや趣味、日常の事をただ書き殴るだけ、の無責任日記です。

PENTAX K-1系で常用するコンパクトズームレンズはどれにするか。

2023-10-09 10:27:37 | 写真・カメラ
 nekoです。こんにちは。

 最近カメラネタを書いていなかったので、久々にちょっとネタ書いてみようかなと思います。

 私がPENTAX K-1MarkIIを購入して2023年10月現在、恐らく4年位経つ訳ですが、フィルム時代の所有しているレンズが、本来の画角で使えるという、とてもありがたーいカメラな訳です。FAリミテッドを使うのにとても良いですよね。

 少しずつ、35mmフルサイズ対応のレンズも出ましたが、正直少ない。SFXのころからレンズのラインナップが辛いPENTAX。あ、Zシリーズの頃はちょっとがんばって色々なスターレンズとか出てましたけど、その後また寂しい状況ですね。

 話はそれましたが、このK-1系に使えるデジタル対応の標準ズームは2種類出ておりますが、どちらも正直大きい。キットレンズとも呼ばれる、安い方の標準ズームであるDFA28-105mmも鏡筒が長い!

 私としては、DFA24-70mmが欲しい所ですが、良い値段するので未入手でして、フィルム時代のTokina ATX270PROを未だ多用しております。逆光に弱いのはフィルム時代から言われていた事ですが、以外と描写も嫌いではないこのレンズ、結構大きい。そして金属を多用した今となってはとても贅沢な作りでこれまた重い。

 FAリミテッドのような単焦点であればコンパクトなので気軽に持ち出しやすいのですが、複数本持って歩くのではなく、コンパクトな標準ズーム1本あると便利なのですが、我が家にある他の標準ズームというと、Z-1時代のFA28-105mm F4-5.6(パワーズーム)とか、あとはMFレンズしかない。

 AFが使えて、コンパクトなレンズ…。そこで、SFX時代のsmc PENTAX F35-70mmF3.5-4.5の登場です。



 このレンズ、標準レンズにサイズが近い、非常にコンパクトな2倍標準ズームです。本当は同時期に出ていたsmc PENTAX F24-50mm F4.0の方が自分好みなのですが、最近殆ど見かけないのと、有っても程度が悪いです。

 その点、smc PENTAX F35-70mmはSFXやSF7辺りにセット販売されていたのでまだ比較的手に入りやすいですし、価格も安いです。まぁ、程度の悪いのも多くなってしまっているのはすでに30年以上前のレンズだから仕方が無いですが。

 このレンズ、興味を持ったのは実はK-7をメインで使っていた頃だったのですが、APS-Cだと、その個性を活かしにくいんですよね。中望遠ズームになってしまうので。しかも明るくない。Fレンズは正直中古で流通している数も少ないので、カメラ屋さんで見かけることはほぼありませんでした。

 たぶん、先に述べたようにSFシリーズに付属してジャンクで出てくるという感じでしょうか。たまに某リサイクルショップ行ったついでに探しても遭遇せず。某オークションでは複数出品されてるのですが、正直オークションで手に入れたレンズで当たりを引いた試しが無い。しかもカメラ屋が出展しているものを選んで落札しても、説明文で書いているような状態ではなかったり。まぁ、これはきっと元々私が修理技術者で、品質にうるさい質(修理後の検査もやってたから)なんだと思いますけど、極上品・光学系も綺麗、とか唱っていながらレンズ曇ってるとか、そんなのばかりだったんですよね。

 話がまたそれましたが、今回紹介したF35-70mmとF24-50mmを時々オークションやカメラ屋をチェックしてはいたものの、本格的に探し始めたのはK-1MarkIIが手元に来てから。結局カメラ屋では見つけられず、オークションで手に入れましたが、程度はまあまあ。年代考えるとこんなもんかな?という感じでした。

 最終的に絞りの動作確認、テレ端、ワイド端での焦点移動点検等して、無事実戦投入に至ったわけです。

 このレンズの純正フードは確かラバーフードだったはずですが、手には入らないので、広角対応の金属フードを某密林から入手しました。

 肝心の描写ですが、ネットでも比較的高評価な通り、古いレンズではありますが、技術的にはこの頃すでにこなれてきた2倍ズームと無理のない設計で中々良いです。もちろん最新のレンズ群と比較する勿れ、ですが。

 このレンズの最短撮影距離は0.7mと、正直寄れないレンズなのですが、テレマクロ機能が付いているので、広角で寄れないのは残念ですが、緊急用途ではどうにかなりますね。

 ピントリングはこの当時のトレンドである、細いプラスチックの滑り止め溝付きのもの。マニュアルでの操作は快適ではないですが、回転トルクが軽めなので、慣れれば問題ありませんね。Fレンズは、小さいながらもフィンガーポイントも付いてます。でも、今のデジタル一眼レフでは、レンズの着脱ボタンの位置がフィルム時代と比較して変わってしまったのであまり意味をなしませんが…。

 35mm~70mmという焦点距離なので、DA20-40リミテッドに近い使い勝手になるのかな、と思います。もうちょっと広角気味でも良いのですけどね。

 そんなわけで、久々に機材うんちくでした。作例はあまり良い写真無いのでいずれフォト蔵とかどこかにでも上げられればと思います。

 それではまたお会いしましょう。

PENTAXストラップの劣化を考える。

2023-08-20 12:14:15 | 写真・カメラ
 nekoです。こんにちは。今日も暑いです。何もしたくないです。扇風機廻しても全然涼しくないです。

 昨日はとりあえずお休みだったので、ちょっとだけバグPの写真取り込みをしてましたが、まだ終わらない…。そもそも全部載せる必要ないよね、と今になって思いましたが、まず取り込んでから、選んで行こうかとは思ってます。

 今回のお題は、カメラのストラップ問題。昔からずっと私はPENTAXユーザーでしたので、正直他社のストラップ事情はよく知りません。まぁ、OLYMPUS OM-1、OM-4は持ってまして、当時購入したストラップは特に問題なかったですし、NikonのF2については、近年ストラップ買いましたけど今のところ劣化してません。

 フィルム時代のストラップは全く問題ありません。吊り環に取り付ける部分から肩の部分に当たる広くなっているところとを繋ぐ三角の部分は、劣化して表面亀裂入ったり、ベタベタしたりして、こすって黒色の部分を剥がしてしまったりはしてますが、使用上問題は出ていません。

 今回気になっていたのは*ist-Dより後に発売された、K10D、K-7、K-3のストラップ。型番ではO-ST53、O-ST132です。

 K10DとK-7で使用しているO-ST53は、ストラップ裏面の滑り止め部分のゴムみたいな材質が劣化してボロボロ剥がれてきます。放っておくと服にその黒いものが付いてしまい、今のところ洗えば落ちるので大きな問題にはなってないのですが、気分は悪いです。

 これについては根気よく指でストラップ裏をこすってやるとボロボロ剥がれて、滑り止め状の部分を完全に除去して使ってます。おかげで肩からずれ落ちてくることはありますが、気をつけていれば使えなくもありません。

 次に、K-3に付属のO-ST132。ちょっと改良されたのか、滑り止め部分の材質が変更になりちょっとだけツルツルした材質になりました。が、これが使っているうちに裂けてきて、薄皮みたいな状態で裂けたり穴開いたりします。裂けた部分からはO-ST53と同じようなゴムみたいな素材が、やっぱり劣化してボロボロになってます。

 薄皮みたいになっている部分を完全に裂いて、中のボロボロになってきている滑り止めを指でこすって剥いでしまおうかと思ったのですが、O-ST53の時のように面白いように剥がれてきません…。とても質悪いなぁ。仕方が無いので、そのボロボロの内側の部分をこれまたはさみでチョキチョキ剥いで、糸を根気よく外して取り外し、代わりに別の素材を付けることにしました。



 ボロボロ状態の加工前と加工後を載せれば良かったのですけど、ボロボロのものは早々に剥がしてしまったので、加工後の写真ですが…。

 裏面に黒いフェルトを縫い付けました。決してフェルトは滑りにくいかというとそうではないのですが、たまたま手元にあったということと、100均でも売っているくらい、比較的手に入りやすい素材だったので、それを使いました。
ベタベタになるよりマシなので。

 何故こんな素材使うようになったのかなぁ。フィルム時代のストラップの裏はこんな形でボロボロになったことないです。高校時代に買った、PENTAXプロフェッショナルストラップとか滑り止め自体はダメになったりしてないのですけどねぇ。

 K-1MarkIIなんかに使っているストラップも作りはO-ST132と変わらないので同じようになりそうで怖いのですが。

 話は変わりますが、小樽クラシック博覧会のエントリーが完了しましたので、急な用事が無い限り、2023年9月10日は小樽にいますよ~。

 それではまたお会いしましょう~。


今日は67の日です。

2023-06-07 09:14:36 | 写真・カメラ
 nekoです。おはようございます。

 気がつけばもう6月。今の身分になってすでに6ヶ月。正直進展なしです。キツいですね。

 そんな話は止めておいて、今日は6月7日です。ロクナナの日です!ロクナナといえば色々ありますが、直接関わりがある物と言えばこれ!



 6x7フォーマットですね。バケペン2台。撮影は楽しいのですが、近年の急激なフィルム値上がり、というよりブローニーがかなり商品なくなってしまってキツいです。私はスライドフィルムばかり使ってるので、ラインナップがさらに大変。このままだと値上がりしてるけどモノクロで自家現像するしか無いかなぁ、というこになってます。35mm用の片溝タンクは持ってますが、ブローニー用のタンクは持ってないので、改めて買わなきゃダメです。

 キングパターソン(昔はそう呼んでた)改め、パターソンも生産終了したのか売ってないですし、コピー品みたいな物は売ってますね。使い続けるなら買わなきゃダメかな…。

 フィルム現像自体30年近くやってないなぁ…。薬品の処理とかもどうなんだろう、エンジンオイル捨てるヤツにしみこませて捨てるのが良いのでしょうか。

 中判の良さを体験した私として、もう一つ大きなニュース。PENTAX645Zが生産終了。(たぶん数年前に終了してたと思うけど)よって在庫のみになりました。いつか使ってみたいとは思ってたのですが、値段下がったとはいえ44万円なんて出せませんよ。K-3IIIですら買えてないんだから。

 まぁ、某メーカーの35mmフルサイズより安いんでしょうけどね。たぶん35mmフルサイズですら、フルサイズの6x4.5では無いにしろ、645Zの描写には敵いますまい。

 是非とも後継機を出して欲しいです。あ、6×7でもいいですよ。レンズあるし。









 ただいま求職中です。何かございましたら宜しくお願いいたします。

DA40mm F2.8XSのレンズキャップを交換

2023-02-05 13:54:54 | 写真・カメラ
 nekoです。こんにちは。

 2月になりました。毎度のことならが連日雪と格闘しております。どうやら今日は除雪しなくてもよさそうかな、という感じですが。

 相変わらずの身分なのでネタが無い訳で。ただ、先日*ist-Dにsmc PENTAX DA40mm f2.8XSを使用していたところ、このレンズに取り付けていた社外品のレンズキャップをどこかで落としてしまったらしく、見つからないので別のキャップを用意する必要に迫られました。

 今回用意したのは、老舗の写真用品ブランド「UN」のワンタッチレンズキャップ 27mmです。



 写真右は純正のゴム製キャップ。レンズ本体に取り付けているのが今回のキャップです。

 純正キャップは先ほども述べたとおり、ゴム製のはめ込み式なので、絶対無くすると思い、このレンズを購入したときに中華製ノーブランドのキャップを使用していました。

 27mmとサイズが小さいので、無くしたノーブランドのキャップは、片側に脱着用ツメというかつまみというか、そんな感じの物でした。一般的なレンズキャップだと両側にツメというか、つまみがついていますよね。今回用意したUNのキャップはそういった一般的なキャップと同じように両側にツメというか、つまみがあります。

 ただし、このキャップ、引っかかりが弱いです。鏡筒についているフィルター用の溝に上手く嵌まればなんとなく止まるのですが、中途半端な付け方すると、くるくる回って外れてしまいそうです。



 そこで、キャップの方に我が家ではおなじみのセメダイン スーパーXを塗って厚みを増しました。厚みを増せば良いだけなので、ボンドG17などの合成ゴム系のものとかでも良いと思います。可動部分に接着剤がつかないようにすればOKでしょう。

 レンズを交換しないのであれば、付属の紐をキャップとカメラ側のストラップなどに通せば無くすることもないとは思います。私の場合は40mmだけしか使わないという訳でも無いので、使う時は手首にでも通すようにとか、対策を取らなければなりませんね。

 それではまたいつかどこかで。









ただいまお仕事探し中です。よろしくお願いいたします。

PENTAX *ist-D、フラッシュポップアップ不良の修理

2023-01-13 00:18:34 | 写真・カメラ
 nekoです。こんにちは。

 我が家初のレンズ交換式デジタル一眼レフカメラである、PENTAX *ist-D。2003年発売ですから、今年で20周年!すごいですね。そんな記念すべき年早々、訳あって上部カバーを外していたら、フラッシュが保持されなくなりました。

 一瞬凍り付きましたよ。私が現役のカメラ修理技術者だった頃、PENTAXのMZシリーズでフラッシュがポップアップしなくなる症状でずいぶん修理しました。

 まさかこの*ist-DもMZシリーズと同じ構造ではないよなぁ…。と思ったら、同じ構造でした…。ここは改良して欲しかったなぁ。



 慌ててたのでどんな状態でどの様に分解したのかは写真撮影していませんでしたが、何とか修理したい、だって20周年でしょ。とはそのとき考えもよりませんでしたが、smc PENTAX DA40mm F2.8XSとの組み合わせで、まだ使う気満々でしたので、どうにかしてまともな状態にしたい、と。

 結論から言うと、上の写真赤丸を付けたところに直径1mm位の長さがかなり短いビスを打ち込み、バネを固定。バネのテンションがかかる向きをビス取り付けた側になるように上カバーに固定して、カバー側にバネをかけました。



 いかんせん、先も述べたように分解写真は撮影してませんでしたので、折れた軸の位置関係を軽く説明すると、フラッシュの上カバーを外すと、上の写真にマークした赤丸の所に+ビスがありまして、内側に緑色で塗った辺りに今回破損した、バネがはまる軸を固定しています。



 上写真の赤丸辺りに2つ、+ビスがありまして、そこを外し、下側の爪を外しつつゴニョゴニョするとフラッシュの上カバ-が外れるようになってます。

 実際修理した軸を取り付けて試したところ、今のところは正常にポップアップします。

 他にもこの*ist-D、ちょこちょこ壊れてます。最初に壊れたのが、リモートレリーズ用のジャックカバ-のゴムが千切れてしまったこと。*ist-Dのコネクタカバーは当時とても感心したのですが、シンクロターミナルやUSBポート、レリーズジャックといったカバーがゴム製で、脱落しないように本体側に固定されている点です。こういったカバーはいつの間にかなくなってしまったなんて事が良くあるパターンなので、なんて賢いんだ!と思ったものです。

 しかし、経年劣化により、先に述べたようにレリーズ用カバーの本体固定部分が千切れてしまい、しかも元々取付が甘い構造だったカバーが紛失。ここは昔プラ板で似たようなカバーを作ってごまかしましたが、先日はシンクロターミナルキャップの本体固定部が千切れました。今のところターミナルキャップは比較的抜けにくいため、紛失はしていませんが、いつの間にか無くなってしまうかもしれませんね。

 あと、購入当初から気になっていたのが、専用アイカップがとにかく外れやすい。大抵外でカメラぶら下げて歩いていると外れてるのです。辺りを見渡して何とか発見、なんてことがかなりの確率でありました。良く20年の間に紛失しませんでしたよ。その後のモデルではアイカップの取付がもっとかっちりするようになったので、外れてしまったことは今のところありませんが…。

 *ist-Dは当時としては良く出来たカメラです。今でも不自由はありますけど、そこそこ楽しんで撮影出来ますよ。写真の絵作りも、派手さがなくて落ち着いた色味で仕上がります。今の機種のようにカスタムイメージやカメラ内現像機能がありませんが(K-10Dもそうですけどね)そこはそれ、です。

 とにかく小型軽量なので、バッテリーグリップ付けていても持ち運びは楽です。これで手ぶれ補正がついていればかなり良いのですが、まぁフィルムカメラ時代を知る人間なので、三脚や一脚を活用するとかすれば、ね。

 とりあえずまだ暫くスナップ撮影にお供してもらいましょう。

 それではまたいつかどこかで。










 ただいまお仕事探してます。何かありましたら宜しくお願いします。