はじめて見ました。黒いとうもろこし。
以前にご紹介した「黒いタマゴ」とは違って、最初から黒いのです。
山西省産という、このとうもろこし。
１本５元（１元=約１４円）。
隣には、普通の黄色いとうもろこしも売っています。
こちらは１本２元（１元=約１４円）。
普通よりかなり高いのです。
しかし店頭に踊る「甘いとうもろこし」の文字。黄色い方には何も書いてないのに。
料金２．５倍なら、甘さは３倍増に違いない！！
きっとそうだ、と私は５元札を握りしめました。
子どものころはかぶりつくのがもったいなくて、一粒一粒食べるクセでした。
でも今はもう大人なのです。三十路をしっかり越えております。
今日は思い切って「大人かじり」です。
大きく歯形にえぐれるとうもろこし。
山西省の大地の恵み。
思わず笑顔がこぼれるような甘みが口いっぱいに広がる、
・・・・・・ハズでした。
普通じゃん。
あまりにも普通でこれ以上コメントがありません。
試しに目をつむって食べてみました。
そしたらグルメなコメントのひとつも浮かんでくるかもしれない。
ムリ。フツー。
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その日の夜、歯の隙間にとうもろこしのカケラを発見しました。
スキヤキの次の日の朝に、冷たくなった鍋から小さな肉のカケラを見つけた時の喜びと、なんとなく似ています。
ちょっとかじってみました。
うーん。
やっぱりフツー。
