ドラクエ8も発売されて、今週(12/2)にはNintendoDS、その翌週にはPSPと話題に事欠かない、日本の年末商戦ですが、
中国でもちょっとした新商品が発売されました。
昨年、任天堂は中国に「iQue co.,LTD(中国語ページ)」という、
いわば中国任天堂を設立して中国大陸で神遊機というゲームハードと対応するソフトを発売、
この6月からゲームボーイアドバンス(以下GBA)、
10月27日からはゲームボーイアドバンスSP(以下GBASP)の正規販売を開始しました。
価格はGBAが698元(1元=約14円)、GBASPが898元。
日本で発売当初のそれぞれの価格をイメージした価格設定のようです。
と、ここまではニュースで知っていたのですが、
先日このiQueのホームページで、なんと!!この中国大陸版GBASPに、
中国大陸限定版が発売されることが発表されていました。
その名も「中国龍」!!
赤と黒のツートンカラーに中国の伝統的な切り絵風の龍の文様がプリントされています。
確かに中国龍です。
ちょっといいかも。アドバンスなら日本のゲームソフトも動くし。
暇つぶしには最適。とりあえず買っとこう!
…ところが、ゲーム屋にはそんなもの売っていません。
店員さんに聞いても「そんなものない!」の一点張り。
でも公式ページで発表しているんだから、無いハズがない。
何店か回って、「企業ぐるみのガセかよ!」と諦めかけたそのとき、
ついに、ついに発見しました、中国龍!!
パッケージも中国龍限定デザインです。日本のGBASPより随分大きな箱に入っています。
店員さんの話によると、この中国龍は中国でも上海と蘇州(※)でのみ販売で、
各都市それぞれ約200台限定出荷とのこと。
ということは何ですか、全世界で400台限定!?
まあ、店員さんの言うことはあまりあてにならないので、
2都市限定だとか、400台限定だとかも、どこまでホントかは分からないですが、
現在の中国という市場と、一部店舗しか取り扱っていないことからも、数量は少ないようです。
価格は898元。ソフト1本付だと998元。
中国語のソフトはいらないので、898元の方を購入。
早速開封してみました。
日本のGBASPのパッケージより随分大きな箱です。なんだか仰々しい。
開封すると、あれ?本体しか入ってない。このでかい箱は上げ底か!?と思ったら、箱の上部がスライド。二段重ねでした。
閉じたときはこんな感じ。
切り絵風龍のプリントがなかなかいい感じです。
また、【NINTENDO】ではなく【iQue】のロゴが入っています。
開いたらこんな感じ。
フロントライトon/offボタンの周りにあるプリントが全体を引き締めています。
使用感は、いたって普通のGBASPです。当たり前ですが。
ゲームソフトも日本のものが普通に動きますし。
ちょっと珍しいので、甥っ子とか姪っ子がいる方には、お土産にちょうど良いかもしれないですね。
あ、でも今だったらNintendoDSとか、PSPのほうを欲しがるかな。
なお、このGBASPは中国大陸仕様の為、同梱のACアダプターが中国国内専用(220V)になっていますが、
日本のGBASP用のACアダプターかマルチアダプターを使えば、日本国内でも使えるようです。
前述しましたが、ハードの基本仕様は共通ですので、日本のゲームソフトも普通に動きます。
※蘇州は上海近郊の都市で、iQue本社の所在地です。