上海蟹は前に歩く [ブログ]

上海在住2年。未だ中国語話せず。「ニイハオ」と「シェイシェイ」のみで人は生きられるのか?

「キワモノもありかな」と思う

2005年11月30日 14時41分14秒 | 上海生活


忘れるところでした。
ここは上海、日本ではないのです。

いくらたくさん和食のお店があるといっても、
やっぱり、ここは外国。


『カレーうどん』というよりは
うどんカレー


そういえば、ずっと前は
寿司桶でカレーライスが出てきてたものなぁ。




通訳

2005年11月29日 20時23分24秒 | 上海生活
 私がいつも行くコンビニのレジで、出張らしき日本人のおじさんが、オロオロしていました。
言葉のまったく通じない外国で、突然想定外のことを言われたら、そうなってしまうのもわかります。

 「すいません、何かお困りですか?」
私も上海在住日本人のはしくれ。ここはひと肌脱ごうじゃないですか。
いきなり背後から日本語で話しかけられたことに、一瞬事態が飲み込めなかったようですが、私が日本人と分かると、まるで女神が光臨したかのような目で私を見つめるおじさん。今なら「今日は中国の風習で、お風呂に電気を消して入らなくてはならない日なんです」と(嘘を)教えても、素直に暗闇でお風呂にも入ってくれそうです。
 
 私がお店のおばちゃんの顔を見るや彼女はまくし立てはじめました。
「☆&∈℃〓∞Å♪∬!!」
・・・上海語じゃん。
中国語もままならない私が、上海語など解ろうはずもありません。
ときどき上海語しか話してくれないおばちゃんに出会いますが、彼女もその一人でした。うーん、わからん。
内心、おじさんも私も同じ心境ですが、そんな衝撃の告白もできないし。
こうなったら勘だけが頼りです。
よし。
「不要(結構です)」

 おじさんが買おうとしていたのは巻き寿司弁当。
コンビニで弁当といえば、聞かれることなんて、たいていこれに決まっています。
「お弁当温めますか?」
 シャーロックホームズは、助手のワトソンと握手をしただけで、彼が軍医であったことを言い当てましたが、私はおじさんのお弁当を見て「さっきから"温めるのか?"ってきいてんのよ」を推測したわけですね。ホームズもびっくりです。
でも決して勘で「結構です」と答えたなんて、おじさんには恥ずかしくて言えません。

「どうもありがとうございました。こちらにはご出張で?」
「いえ、住んでいます」
「そうなんですか、さすが(中国語もペラペラ)ですねぇ。」
「いやぁ、それほどでも・・・」


アンテナが低くなっていて、いかんですね

2005年11月25日 12時57分19秒 | 雑記
 スゲーっ!!
誰かに言いたい!!
ってつい思ってしまいました。

 一日数万ヒット級の超有名なブログや書籍でも紹介されている、これまた有名ブログらしいので、ご存知の方も多いことでしょう。
★彡高3次男へ虐待弁当?キャラ弁★彡
 高校3年の息子のために、普通のお母さんが毎日作る愛情たっぷりのお弁当(息子が学校で恥ずかしい思いをするため、彼女は虐待弁当と呼んでいます)のブログです。

 息子さんは、多感な高校三年生。
さぞかし恥ずかしいことでしょう。
でも、弁当箱開けて、こんなのとか出てきたら、思わず「ぷっ」って吹いてしまいそうですが。

 私の両親が些細な夫婦ゲンカをした翌日。
父親が仕事先で弁当箱を開けると、白いご飯だけがパンパンに詰めてあり、海苔で「バカ!」と書いてあった、と言っていたのを思い出して、思わずニヤリとしました。


デジカメを使うようになって。

2005年11月24日 18時08分36秒 | 雑記


とにかくシャッターを押して、
要らなければ後で消せばよい。

デジタルカメラの普及で
写真というものがずいぶん身近になったと思います。
だから、自分でも何のために撮ったのか
忘れてしまった写真なんていうものが、後から出てきますよね。

↑の写真もそう。
バンクーバーかシアトルの空港だと思うのですが、
何で便器なんて撮影したんでしょう?
先日、写真データの整理をしていて見つけました。


よく見ると、

↓(矢印部分を拡大)

不自然にうずまきのワンポイントがついています。
「ワンポイント」といえば、
中学生の頃の校則では、
靴下は白、ワンポイントのみ可、でしたね。

それはさておき。
何でこんな写真を?
しかも何枚も?



あ、そだ!



的(マト)?



これを書きたかったんだった。
あ~、すっきりした。

ところで、うずまきが若干左寄りについているのは、
左曲がり用ってことでしょうかね?


日本の馬鹿馬鹿しいニュース

2005年11月23日 15時29分42秒 | 雑記
別のエントリを書いていたのですが、あまりにも馬鹿馬鹿しいニュースを見かけてしまったので。

<MSNニュースより引用>
 長野県警佐久署地域課直轄警ら隊分隊長の30代の男性巡査部長が今年春ごろ、宴席で複数の男性巡査に対し、下半身の体毛をライターで焼く暴行をしていたことが22日、明らかになった。巡査部長は行為を認めており、県警監察課は暴行容疑での立件も視野に入れ調べている。

 同課によると、巡査部長は今年春ごろ、佐久市内で開かれた宴席で、部下で配属されたばかりの、複数の巡査の服を脱がせて、ライターで下半身の体毛に火をつけたとされる。被害者にけがはなく、被害者の申し出で今秋、行為が発覚。巡査部長は「アルコールが入っており、度が過ぎた」と認めているという。同課は「調査中で詳細は話せないが、厳正に対処したい」と話している。

毎日新聞 2005年11月23日 12時38分

<ニュースソース> 長野県警:巡査部長、部下の体毛焼く



 こんなん「ジャングルファイヤー」でしょ。
いいわるいは別にして、宴会芸のひとつですね。
巡査部長も、人にやらせるくらいなら、自分が率先してやって笑いとれよ!って感じですが、最初に訴え出たヤツもヤツですね。「巡査部長にジャングルファイヤーやらされました」とか言って、上司に焦げ臭い股間を見せたんでしょうか。警察で証言だけってことはないでしょうから、股間を指差した証拠写真とかも撮っちゃったんでしょうねぇ。
 で、調べるうちに5人くらい被害者が出てきちゃうもんだから、大の大人が、横一列にパンツ脱いで並んで、股間を指差した証拠写真をパチリ。

 コントやん。




濃い牛乳

2005年11月22日 02時29分49秒 | 上海生活


「蒙牛」ブランドの牛乳
『特侖蘇』 3.8元(1元=約15円)

同量の牛乳が2元~2.5元くらいなので、ちょっと高めですが、
ちょっと濃い目で美味しいよ

最近のお気に入り


切符はちゃんと確かめましょう

2005年11月21日 21時38分16秒 | 上海生活
 日本では、よほど混んでいるシーズンでもない限り、地下鉄や近距離在来線に乗る感覚で、特急や新幹線にだって、その場で切符を買って日本中大抵どこにも行くことができます。
 でも、ここ中国ではなかなかそうはいきません。
地下鉄やモノレールは日本と同じなのですが、上海からわずか1時間程度の距離ですら、列車で思った時間のとおり移動するには、事前に切符を購入しておく必要があります。

 この週末、上海から列車で1時間ほどの街、蘇州に行きました。
蘇州に到着したのは土曜日のこと。駅に着いてまず帰りの切符を購入します。
「明日(日曜日)の夜、8時か9時ごろの上海行きの列車はありますか?」
「それだったら、7時半があります」
「じゃあ、それを1枚ください」
 中国語に不安のある私ですが、なんとか無事切符を購入して駅を後にしました。

 翌日、夜になると蘇州の街もずいぶん肌寒くなります。
7時半の列車だと思っている私は、7時過ぎに出発すればいいかな、とのんびり準備していました。
 時計はそろそろ7時。
さて、出発するか、と、このとき初めて切符をちゃんと見ました。切符には、

『7時 13分 発』

 じゅ、 13分 !?
目玉が飛び出るとはこのことです。
私は取るものもとりあえず、脱兎の如く部屋を飛び出しました。
駅まではタクシーで最短10分。現在7時少し前。混んでなければ、何とか間に合う。
 でも、こんなときに限って、大通りに出るまでの細い路地が渋滞してやがるんです。クルマ同士の軽い接触事故があったようで、クルマを真ん中に止めて大声でケンカしています。
「もうホント、死んでくれ」
たいへん不謹慎ですが、このときばかりはある種の殺意が起きたことを隠しますまい。渋滞を抜けると一転、タクシーは猛スピードで車線と車線を縫いながら、爆走。運転手さんがちょびっと、拓(頭文字D)に見えました。蘇州駅にタクシーが着いたのは、奇跡的にも7時10分。
「やった!間に合う!」
おつりはいらないと、20元札を運転手に手渡して、待合室に向かって走ります。ウンコ踏んでも気にしないくらい、激走です。

「さあ、何番ホームだ?」

電光掲示板で、自分が乗る列車を探します。
・・・ない。
うそ!? 自分の時計が遅れてた? もう行っちゃった?
あっ、待合室、もうひとつあるんだった。そっちか?
・・・こちらにも表示はありません。
やはり、一足違いで、列車は出発してしまったようです。
あんなに急いだのに。
おつりいらないって言ったのに。
あぁ、切符が無駄になっちゃった。

・・・・・・。





あ。


   ↓(私の目線)





あっ。


   ↓(私の目線)





ああっ!!


    07:13って、

    早朝7時やん!!


 切符は12時間前、とっくに無駄になっていたようです。

 12時間前に既に列車が出発していた事実を踏まえて、もう一度「翌日、夜になると・・・」あたりから読み返してくださいませ。

植え込みにいたネコ

2005年11月19日 02時47分08秒 | 上海生活
 マンションや集合住宅の敷地。
上海のそこかしこで、ネコちゃんを見かけます。
 私の住む集合住宅にも何匹かの顔馴染みが、誰かに媚びるでもなく、かといって拒絶するわけでもない、住人たちと微妙な距離を保ちながら気ままに暮らしています。

 「ちっちっちっちっ」
会社の帰り、植え込みの暗がりにいた一匹の黒っぽいネコに、口を鳴らしながら、驚かさないよう、ゆっくりゆっくり近づいていきました。ネコに近づくには目を見てはいけないそうです。昔、ムツゴロウさんがそう言ってました。
 すると、時々こういう日もあるんです、全く逃げない。今日は触らしてくれるのかもしれません。

「あら~、あんた、今日は逃げんのかね。ごきげんだね。もうご飯食べたの? 食べた、うん、そう~

 「ご飯食べたよ」なんて、誰も答えてませんが、いいのです。動物好きは誰でもこんなもんです。
その上、この子は本格的に逃げません。しゃがみこんで、ますます距離を縮めます。
ネコまでの距離、およそ1メートル。
そっと手を伸ばすと、指先が触れました。

ガサッ、ガサガサッ。

そうそうそう。
このツルツルしたビニールな肌触り。
その下の紙屑とか、ペットボトルの感触。

 ・・・って、植え込みにポイ捨てされた、ゴミ袋やん!
黒っぽいネコやない、黒いゴミ袋や!!

そういえば、「ちっちっちっ」とやっている私の背後を何人もが通り過ぎて行きましたけど。


 それを踏まえて、「ちっちっちっちっ」以降をもう一度読み返してくださいませ。。



上を向いて歩こう

2005年11月16日 20時50分00秒 | 上海生活


『上を向いて歩こう
涙がこぼれないように』



私の住む集合住宅の階段では、
下を向いて歩いていると、
たてつけの悪い電気メーターのカバーに、
頭をぶつけて、
涙がこぼれます。




私の場合は、

むしろこっちから、直角にぶつけたわけですが。




『上を向いて歩こう
涙がこぼれないように』







キャップの開け方

2005年11月15日 02時29分22秒 | 上海生活

↓のエントリの続き


電球のカバーだけじゃなくて、

ビタミン剤のキャップ。



回しても、



回しても、



回しまくっても、




開けられない 

開けるのに、30分かかりました。




これは薬などの誤飲防止用に作られているキャップです。
30分も格闘したのは、ただ単に私が開け方を知らなかっただけ。
わかってしまえば簡単に開けらけるもので、決して不良品ではありません。

≪追記≫
こういうキャップのことを「チャイルドプルーフキャップ」と言うそうですね。
お年寄りや小さいお子さんがいらっしゃる方は、よくご存知だと思います。


電球カバーと暗闇

2005年11月14日 20時41分27秒 | 上海生活

 1ヶ月ほど前に、寝室の電気が切れたまま、いまだに放置されています。
電球カバーの外し方が、どうしてもわかりません。

 やむなく毎晩暗闇を手探りでベッドまで辿りつくわけですが、どうせ暗闇なので、両目を閉じて歩きます。眉間の辺りに意識を集中して、「第三の眼」とか、「心眼」とかと考えるあたりは、小学生のころから、成長していません。
 でも、「ベッドに辿りつくまでに、タンスの角に足をぶつけなかったら、○○ちゃんは自分のことが好き」とか考えないだけ、少し大人になりました。ぶつけた時にも、「今のはナシ」とかとも考えません。

今日の出来事。

2005年11月13日 04時40分34秒 | 上海生活
 スーパーにサランラップを買いに行きました。
売り場で補充をしていた店員のおばちゃんに言われました。
「せっかくきれいに並べたんだから、持って行っちゃダメ!」
キレイに積み上げられたサランラップの山を前に、売ってもらえませんでした。
おばちゃんの気持ちはわからんではないけど・・・。

 コンビニで5元(1元=約14円)くらいの買い物をしました。
小銭がなかったので、20元札を渡しました。
「それ偽札だよ」
「ええっ、ホントに!? じゃあこれ」
小銭がないので、代わりに100元札を出しました。
「それだったらこっちでいいわ」
コンビニのおばちゃんは、(ニセ)20元札を受け取ると、おつりもちゃんとくれました。
・・・なんで??

 タクシーに乗っていたときのこと。
高速道路をおばちゃんが自転車を引いて歩いていました。(←もちろんダメです)
おばちゃんの横をパトカーが併走して、なにやら言い争いをしています。おばちゃん、かなりエキサイトしています。というか、おそらく、おばちゃんの逆ギレでしょう。あ、おばちゃん、靴脱いで、パトカーに投げつけた。
おかげで高速は大渋滞。
警察官も靴なんて拾ってないで、とりあえず、おばちゃんを高速から下ろせばいいのに。

 以上、今日の出来事でした。

32歳

2005年11月10日 16時16分42秒 | 上海生活
(同僚と面接希望者の履歴書を見ながら)
私  みんな若いよね~。年下ばっかり。
同僚 そうですね~。あ、でもこの彼女、比較的歳が近いですよ。
私  ホントだ。77年生まれ、ってことは、26歳か。
同僚 え? どんな計算してるんですか?
私  だって、僕より4歳年下でしょ。だから26歳じゃん。
同僚 negimyu。さん、今、32歳でしょ。

 私negimyu。1973年生まれの32歳。
30歳を過ぎて2年も経つというのに、未だ30歳だと自分に言い聞かせている傾向があります。
 ときどき、甲子園球児もお兄さんに見えます。


記憶

2005年11月09日 20時28分06秒 | 雑記
 不意に頭の引き出しが開いて、昔のなんでもない記憶が飛び出してくることがあります。

 小学1年の理科の授業で「N極とN極が反発する」とか「糸に吊るすとN極が北を向く」なんていう、至極ありきたりな棒磁石の特徴の発言が続く中(もちろん言い方はもっと子どもっぽいのだけれど)、「N極でノートに字を書くと、赤い字が書ける」と発言した直美ちゃん。
 先生の「はい、次」が印象的でした。

 25年前のなんでもない日常の記憶。・・・四半世紀も経ってるよ