これを書くようになって、1年余。
文章力とボキャブラリーのなさは相変わらずです。
さて。
これまでの記事をざっと読み返して、あることに気がつきました。
グルメ記事がない。
中国に住んでいて、中華料理を食べていないわけではないハズなのに、全く書いてない。googleで「上海蟹」を検索すると、かなり上位にここがヒットするらしいのですが、「上海蟹を食べた」なんていう超オーソドックスな話題にすら、一切触れていません(笑) なんて役立たずなブログなんだろう!
そんなわけで一念発起、
グルメ記事を書こう! と思ったわけです。
でもなぁ、一口にグルメ記事と言ったって「レストラン紹介」とかでは
よしけいさんなどの情報量にはかなわないしなぁ・・・。だいたい、私らしくない。うーん・・・。

そうだ!
上海のローカルな街並みを歩いていれば、どこにでもある
『蘭州正宗牛肉拉面』の看板。あのちょっと小汚くて、店先の大きな鍋で麺を茹でている蘭州ラーメンお店です。安くて美味しい!と、もともと好きなローカルフードだったのですが、最近、自宅の近所に好きな味付けのお店を見つけて、週2、3回ペースで通っています。いつもは、ラーメンしか食べないけれど、実は麺類以外にも蘭州チャーハンや見慣れないメニューもちゃんと存在するみたいです。
よし。この店のメニュー、全部食べてやる!蘭州正宗牛肉拉面メニュー完全制覇や!!
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牛肉拉面 (大)5元、(小)3元
(1元=約15円) |
というわけで、本日は、まずは定番中の定番メニュー
「牛肉拉面」です。私が最も好きなメニューでもあります。
注文すると、その場でいつものお兄ちゃんが麺体を器用に引き伸ばします。2本が4本、4本が8本、8本が16本・・・。いわゆるイメージ通りの手打ち麺。私が蘭州ラーメンのお店通うのは、これと刀削麺を削る動作を見たいということも、理由のひとつ。鮮やかに引き伸ばされた麺の束を茹で釜に入れて待つこと1、2分。打ちたて、茹でたてのラーメンが目の前に運ばれてきます。
具には薄切りの牛肉、薬味にネギ、香菜のみという、とてもシンプルなラーメン。なぜかこの日は、ニンジンがひとかけら入っていましたが、ご愛嬌。
以前よく行っていた「蘭州ラーメン」のお店はスープが色も味もカレーっぽくて(←これはこれで好き)、「蘭州ラーメン」はそういうものだと思っていたのですが、どうもそうとは限らないみたいですね。このお店のスープは透きとおっていて、すっきりしているのにしっかりとした味があります。ソムリエ風に言うなら、「表向きのシンプルに隠された、深く、手間のかかった味わい。いうなれば、学ラン裏地の龍と虎の刺繍」。お店の人によると、ここのスープは牛肉と牛骨をコトコト何時間も煮込んで作っているんだそうです。
牛肉拉面 (niu2 rou4 la1 mian4)
★★★★★
※同じメニューでも、日によって味に当たり外れがあります。今日は当たりです。