(1元=約15円) |
(mo2)は、「マントウなど小麦粉で作った食品」を指すのだそうです。この字も日本語フォントに無いようなので、便宜上「食莫」と記述します。また、足浴のことを中国語で「泡脚」というように、「泡」という漢字には、漬けるとか、浸すという意味があります。とどのつまり「泡食莫」とは、「熱いスープにパンを浸して食べる」料理です。子どものころ、コーンポタージュにパンを浸して食べましたよね。「行儀悪い」って母親に怒られそうですが、あれも中国では「泡食莫」と呼べそうです。
さてこちらのお店では、麺体を薄く延ばしたものをフライパンで焼いて「食莫」を作っています(写真手前)。具のないチヂミ、お好み焼きの生地、ナン、そんな感じです。この「食莫」を自分でスープの中に浸して食べるわけですが、私はコーンフレークでも、ちょっとカリカリした食感が残っているほうが好きなので、食べる分だけ少しずつスープに浸しながら食べていきます。柔らくグズグズなのが好きな方は、どばっと入れてしまってもいいかもしれません。
スープはいつもの「牛肉と牛骨をコトコト煮込んだスープ」に、カレーっぽいスパイスをきかせた具だくさんのスープ。注文するときに「辛くして」と注文すると、このカレー味が濃くなって辛くなります。私は今回「辛くない」のを注文して★3つでしたが、少し辛く(濃く)してもらっていたら、★4つだったかもしれません。ただ、初めて食べる料理で「辛くして」とオーダーすると、とんでもなく辛い場合もあるので、要注意です。
牛肉泡食莫 食へんに莫 (niu2 rou4 pao4 mo2)
★★★☆☆