先日、某所の駐車場で見かけたクルマ。マツダ サバンナRX-7(SA22C)。手元にカメラがあったので、なつかしさのあまり、思わず撮影してしまった。一瞬、頭の中だけ30年前へタイムスリップする。
このクルマのデビューは鮮烈だったな。時は1978年。まさにあのスーパーカーブームの真っ只中。
ブームの洗礼をモロに受けていた、当時小学生のせらび少年は、リトラクタブルヘッドライトを備えた日本車が登場したことに狂喜乱舞したものであった。・・・だって、ガキだったし。
父親に頼み込んで、発表展示会に連れて行ってもらった。もし、自分の家の車になったら自分が座ることになるであろうあの狭い後席に真っ先に潜り込んでみた。2+2の定石通り、膝を抱え込むような着座姿勢を強いられるリアシートが意外や快適に感じて(たぶん勘違い)、「次はこのクルマにしよう!」とその場で父親に進言したのを覚えている。父親は「ロータリーは燃費がなぁ」とか言っていたけど・・・ちなみに当時の我が家のクルマは、初代パブリカ・スターレット(KP42)。仮にロータリーの燃費が良かったとしても、購入予算の面で「次はRX-7」は、残念ながらありえなかった。
さて、今回遭遇した個体であるが、最初期型のリミテッドである。この特徴的なグリーン(マッハグリーンメタリックだったかな?ワタクシの記憶が確かなら、リミテッド専用色だったような・・・)がイメージカラーであったため、こんな奇抜な色でも当時はかなり多く見かけたものだった。
どんな人が乗っているのかな、と思っていたら、ちょうどタイミングよくオーナー氏が戻ってこられた。
なんと、見た感じ70代半ばと思しき男性がオーナーで、同年代のご婦人おふたりもご一緒だった。3人ということは、ひとりは必然的にあの狭い後席に潜り込まねばならないが、駐車場でドアが半分ほどしか開けられないにもかかわらず、ゆっくりと腰を丸めながら、しかし上手に乗り込んで行かれた。
リミテッド専用のアルミホイールも含めて全くのオリジナル状態。内外装とも年式相応のヤレを見せていた。ナンバープレートもこすれて文字が消えかかっている。勝手な想像ではあるが、オーナー氏が新車で購入してからずっと大事に乗り続けている個体に違いあるまい。
タイトなコクピットの中に笑顔の3人を乗せたそのRX-7は、ゆっくりと、しかし颯爽と走り去って行った。
それなりにお年を召された方が真新しいフェアレディZとかに乗って高速をゆったり流している姿は良く見掛ける。そのたびに「なんか、とってもイイなぁ」なんていつも思っていた。
一方で、枯れかけたお爺さん(失礼)が枯れかけたスポーツカーに大切に乗っているというのも、これまたなかなか悪くないな、と改めて思わされた。
いろんなクルマ、新しいクルマにたくさん乗ってみたいとは当然思うけど、その一方で今のメガーヌで30年後に旧車のイベントとかに参加するのというのもとっても魅力的な気がする。FBMなんかでも、草臥れた感じのフツーの大衆実用車、例えばR11とかR9とか、ゴルディーニでないR8とか、なんかとってもイイ味出してるもんな。
まあ、30年後にガソリン車が路上を走っていられるという保証もないんだけどね・・・
このクルマのデビューは鮮烈だったな。時は1978年。まさにあのスーパーカーブームの真っ只中。
ブームの洗礼をモロに受けていた、当時小学生のせらび少年は、リトラクタブルヘッドライトを備えた日本車が登場したことに狂喜乱舞したものであった。・・・だって、ガキだったし。
父親に頼み込んで、発表展示会に連れて行ってもらった。もし、自分の家の車になったら自分が座ることになるであろうあの狭い後席に真っ先に潜り込んでみた。2+2の定石通り、膝を抱え込むような着座姿勢を強いられるリアシートが意外や快適に感じて(たぶん勘違い)、「次はこのクルマにしよう!」とその場で父親に進言したのを覚えている。父親は「ロータリーは燃費がなぁ」とか言っていたけど・・・ちなみに当時の我が家のクルマは、初代パブリカ・スターレット(KP42)。仮にロータリーの燃費が良かったとしても、購入予算の面で「次はRX-7」は、残念ながらありえなかった。
さて、今回遭遇した個体であるが、最初期型のリミテッドである。この特徴的なグリーン(マッハグリーンメタリックだったかな?ワタクシの記憶が確かなら、リミテッド専用色だったような・・・)がイメージカラーであったため、こんな奇抜な色でも当時はかなり多く見かけたものだった。
どんな人が乗っているのかな、と思っていたら、ちょうどタイミングよくオーナー氏が戻ってこられた。
なんと、見た感じ70代半ばと思しき男性がオーナーで、同年代のご婦人おふたりもご一緒だった。3人ということは、ひとりは必然的にあの狭い後席に潜り込まねばならないが、駐車場でドアが半分ほどしか開けられないにもかかわらず、ゆっくりと腰を丸めながら、しかし上手に乗り込んで行かれた。
リミテッド専用のアルミホイールも含めて全くのオリジナル状態。内外装とも年式相応のヤレを見せていた。ナンバープレートもこすれて文字が消えかかっている。勝手な想像ではあるが、オーナー氏が新車で購入してからずっと大事に乗り続けている個体に違いあるまい。
タイトなコクピットの中に笑顔の3人を乗せたそのRX-7は、ゆっくりと、しかし颯爽と走り去って行った。
それなりにお年を召された方が真新しいフェアレディZとかに乗って高速をゆったり流している姿は良く見掛ける。そのたびに「なんか、とってもイイなぁ」なんていつも思っていた。
一方で、枯れかけたお爺さん(失礼)が枯れかけたスポーツカーに大切に乗っているというのも、これまたなかなか悪くないな、と改めて思わされた。
いろんなクルマ、新しいクルマにたくさん乗ってみたいとは当然思うけど、その一方で今のメガーヌで30年後に旧車のイベントとかに参加するのというのもとっても魅力的な気がする。FBMなんかでも、草臥れた感じのフツーの大衆実用車、例えばR11とかR9とか、ゴルディーニでないR8とか、なんかとってもイイ味出してるもんな。
まあ、30年後にガソリン車が路上を走っていられるという保証もないんだけどね・・・
このRX7も知り合いが乗っていて運転させていただきあの静けさと加速に感動したのを覚えています。
ちなみに親父は国産初ロータリーのコスモスポーツに乗っていましたよ
初期型セレステって言ったら、テールが逆L字型のヤツですね。ワタクシも好きでした。細かいことを言うと、あの、深くコーンしたステアリングホイールが格好よかったなぁ。
当時の三菱車は結構好きなクルマが多くて、実は初代ギャランシグマがお気に入りでしたね。一番好きだったのはGTOでしたけど、その頃はもう製造してなかったかな。