キョロキョロ散歩の雑記帳

あちらこちらの里山や緑地公園・史跡を探訪しながらキョロキョロ歩き回って思いつくまま記します。

中山道赤坂宿ウオーク

2012-11-05 18:32:04 | ウオーキング

11月4日 JR荒尾駅から美濃赤坂駅間のウオーキング。距離は7.6キロ。

11月5日バセドウ眼症治療方針を決めるにあたり、ことによると治療中(10日間)ウオーキングストップになることも考えられると思い、11月3日(土)夜急遽友人を誘う。

友人は私の病状を心配して大丈夫かと念押し。

大丈夫。GO!GO!

天気は最高。荒尾駅9時14分着。大垣駅で美濃赤坂線に乗り換え。今日はウオーキング開催と中山道赤坂まつりに特別ダイヤが組まれたようだ。

美濃赤坂線は美濃赤坂から石灰石や大理石の出荷を目的に作られたようだが、貨物駅は現在は使われていない。

荒尾駅は無人駅。ウオーキングの客をさばくために、臨時駅員を配置。

 

駅からのコースはほとんど住宅地。静かな佇まい。商店はほとんどない。

駅を出てすぐに神社。神社名「御首神社」。

 

主祭神は 平 将門。

由来記を概略記すと、「京で刎ねられた将門の首が関東に飛んで行くところ、再び乱をおこさせないために南宮神社に坐す隼人神が矢で射落した地が荒尾であった。この地で祀ることで再び乱が起きないよう将門の霊を神として祀った。」となっている。

ご利益は、首より上の諸祈願に霊験あらたかとか。

それでだ。帽子が多量に納められていた。

神社を出ると寺町に出る。

結構大きな寺が続く。

   

住宅街を歩いていると、一角に祠。

よくよく見ると馬頭観音。この辺りは中山道と繋がった道なので、恐らく馬による荷駄運送があったのだろう。

進むと、今度は大きな森の中に大きな寺院。浄土宗御勝山安楽寺の石塔。階段を見上げると大きな屋根。

 

気になって登ってみる。本堂。堂々たる姿。

たまたまお寺の方がいたのでこのお寺は?と尋ねる。

関ヶ原の戦の折、家康が最初に構えた本陣。

その後この寺院の先の赤坂本陣に移るが、ここに構えて勝てたことから、御勝山となったそうだ。

本堂の家紋は何ですか?あれ三つ葉葵だよ。えーツ。あれが三つ葉葵に見えないの。目が悪いね!

(-そうなんです。目が悪いので明日病院へー心の中で)

ということで、本堂の扉には葵の紋。

本堂の屋根は銅に葺き替えたとき、おろした瓦。ここにも葵の紋。

由緒書きでも出したらと云うと、観光寺院にしたくないからこのままでいいという。

元のコースに戻ると美濃赤坂線に沿って進む。道の案内板。

この先でコースは左へ。赤坂本陣跡は寄れず。

またまた大きな森。中は整備されている。何だろう。史跡御茶屋屋敷跡と読める。

御茶屋屋敷とは以下の通り。(ウイキペディアより)

お茶屋屋敷(おちゃや やしき)は、江戸時代五街道に整備された将軍家の宿泊施設。または大名の宿泊・休憩施設。御茶屋御殿(おちゃや ごてん)、また単に御茶屋(おちゃや)ともいう。

ここでは最も大規模といわれる、岐阜県大垣市のお茶屋屋敷に関して記述する。このお茶屋屋敷宿場本陣の原型となったものという。

中山道赤坂宿の西に設置されている。

門には「矢橋龍吉翁遺構保存会」表札は「矢橋」?????。

この地は矢橋大理石で有名。恐らく矢橋家の別荘だったのでは。

中に入るとよく整備された庭。

 

ここを出ると時期に中山道に出る。

京は祀りで屋台が出始めている。

たまたま行き会った地元の方に青墓はここからどの位の距離か尋ねると、3キロ程とのこと。

大昔は青墓が街道の宿場であったと、確か六軒を歩いた時に中山道の紹介版にあったと思った。

中山道を通り過ぎると坂にかかる。

ここからは、ちょっとした山登りだ。

すぐに金生山神社。参拝して登山継続。

途中大垣市内が一望。

坂はどんどんきつくなる。後ろを振り返るとこんな様子。

ここでまだ半分の道のり。進むしかない。

ようやくにして境内。ここは「真言宗金星山明星輪寺」。特段のことも書いてなく古いお寺だということが書かれている。

「日本三尊仏随一」と書いてある。

山門。幟には「南無虚空蔵菩薩」と染め抜き。

 

ご本尊にお参り。小さくかつ燈明でよく分からない。大きな岩の中に安置。

 本堂は重厚。大垣藩がお守してきただけのことはあるな。

 

 さて帰りはあのきつい坂を下るのだから大変だ。

無事に中山道に出る。まつりが始まっている。大変な人出。

昔風の町屋。

屋台には射的も。

本陣跡の碑。

昔の町屋。この格子すごい。まつりの中にここだけ森閑としている。

赤坂宿の碑。

この先にバス停あり。停留所の案内に赤坂港?とある。

バス停そばにまつりの案内所があったので、ここに港があったのか尋ねる。

最初の人答えられず。二人目もダメ。3人目のやや年配の方が、杭瀬川→大垣の水門→揖斐川→桑名へ出る港があったんだとのこと。了解。

 

ここから美濃赤坂駅まで10分足らず。

途中先程登ってきた金生山が見える。白い柵が登ってきた道だ。

美濃赤坂駅も無人駅。切符は手作業で販売。列ができていた。

ちょうど12時28分発に間に合った。大垣乗り換えもうまく座れ名古屋まで快適に帰ってきた。

名古屋駅で立ち食いそばできし麺食べて解散。

いよいよ5日は治療方針決める日。覚悟はできている。