今回は3月続いて豊田市の梅坪駅から豊田市駅の9キロコースを歩いてきた。
3月は豊田市駅をスタートとしていたが、今回は梅坪駅がスタート。
スタートから2キロほど北へ向かって進むが、前回歩いたコースの6.5キロ地点と重なっている。
高原町交差点に出て西に曲がると、逢妻女川(あいづまめがわ)へ出て、彼岸花を見ながら豊田市駅へ向かうコース。
いつも友人とは、9時30分現地集合してスタートするが、今日は私の都合で30分繰り上げ9時スタート。
妹夫婦が歩いて東海道53次に挑戦中で、都合でしばらく休止していたが、昨日から再開。今日は関宿まで歩いて、名古屋経由で帰京するので15時30分に名古屋駅で逢う約束。
歩きだして、間もなく立派な山門の寺院。曹洞宗梅坪山霊岩寺。
山門は立派だが山門は立ち入り禁止のようだ。奥のほうに本堂が見えるが、山門と比較して残念な佇まい。
この寺院を過ぎてすぐに横に入ると丘状になっている小道に入る。見たことのある風情。
平芝公園。前回もこの公園を歩いている。間もなく、雲晴山安長寺前に出る。この寺も前回見ているが、今日は本堂が開いていた。何か法事でもあったのか多くの座席が用意してある。本堂内部は荘厳な作りだし、山門も堂々としている。
道を下り枝下(しだれ)緑道に出て、すぐに曲がって上り坂。
途中前回通り過ぎたしまった神社前に出た。今回は参拝しようと立ち寄る。
神社名は梅坪神社。ここでも地名が出てくる。
祭神は天照皇御神(あまてらすおおみかみ)、兎道稚郎子(うじのわけいらつこ)。「うじのわけいらつこ」は検索すると単独で出てくる。いかのサイトはwikipedia。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8F%9F%E9%81%93%E7%A8%9A%E9%83%8E%E5%AD%90
境内社に胸形神社(むなかたじんじじゃ)があり、祭神は宗像三神=多紀理比売命(タギリヒメノミコト)、狭依比売命(サトリヒメノミコト)、多岐都比売命(タギリヒメノミコト)。
宗像・胸形は同じ読みで、宗像は地名から、胸形は氏族のようだ。
面白いのは神社と道ひとつ離れて、墓地が二区画あり、寺院名はなく、次の立て札があるだけ。
地区で委員会を設置して墓地を守っているようだ。
さて、この先1キロほどは前に歩いた時に見た、上水道管理建屋とか、公園とかを通り過ぎ、逢妻女川に向かう。
川の手前で、コスモスの群生。
耕作放棄地に植えたのか、まばらに咲いている。
ここで、写真を撮っていると、友人が女性と話している。どうしたのか?
女性いわく、我々二人の話を後ろで聞いていたら、女性からすると大変興味深かったので、後ろについていたと云うではないか。
今回初めて参加し一人で歩いていたそうだ。ここから、ゴールまでなんとなく一緒に歩くことになる。ピンクの傘の方がご本人。内緒でパチリとしておいた。
子育ても終わり、ご主人も忙しいので、一人で少し遊ぼうと思って歩くことにしたとか。
結構互いに世間話に花が咲き、今までこんなことはなかったので、我々も楽しく歩けた。
いよいよ逢妻女川。この川は豊田市のウオーキングコースになっているようだ。全長11.8キロ。
川に出たものの、どこにも彼岸花見当たらず。川を離れるころにやや群生した堤に出るが、今年は遅れているような感じ。
彼岸花群生地が5.3キロ地点。通過してしばらくすると小さな集落の中に入る。入口に宮口代官屋敷伝承地と案内板があり、江戸時代このあたりの複雑な領地差配の流れが汲み取れる。
集落の中の1軒の庭に大きな花梨の実が。
ところで、今回はあいにくの雨の中、ほとんど休憩地する場所もなく、考えてみたら水を飲んでいないのに気づく。ちょうど一軒の商店の軒下が都合良く雨宿りできたのでようやく休憩。
再スタート後は、街の中を進む。
すごい速さで追い抜いてゆく人あり。思わず「何をそんなに急ぐの」と声をかける。答えはなんと「死に急いでいる」と。アゼン!
小坂町10の交差点。見たような聞いたようなと思っていたら、豊田市美術館近くの交差点名。
ここまでくれば、豊田市駅は近い。そんなこと思いながら歩いていると、薬王寺と書いた建て看板。
小坂街づくり委員会という地域の方たちが作ったもののようだ。
そうこうするうちに、豊田市役所前に出る。
道を挟んで南北に庁舎。金持ちの街だから立派な建物。ゴールはそこだと思っていたら、駅まで1キロの表示があり、駅方向と反対に曲がる案内。
おやおや!距離稼ぎ?さにあらず。ちゃんとコース案内に、「とよたエコフルタウン」コースとしてあり、これからエコタウンに寄るんだ。
TVで見たことのある家屋がある。なるほどトヨタのお膝元。
向かい側に案内所があり、立ち寄るってみると、各種案内書が置いてあった。
私の興味は「東海丘陵湧水湿地群」のパンフレットだ。ラムサール条約湿地に認定されたことはニュースで知っていたが、内容が今一つ分からなかったが、よく理解できた。
パンフレットを各ページ載せた。矢並湿地が東湿地と西湿地に分かれいて、あと上高湿地、恩真寺湿地の4か所に点在している。
矢並湿地は1998年に保存会発足、その後同じように、上高湿地を守る会、恩真寺湿地では地元の山中町自治区でそれぞれ湿地を守るための活動を実施されているそうだ。
東海丘陵湧水湿地は東海に自生する貴重な植物をはぐくんでいることでも有名。
この辺りの話は、多くの方たちが詳しく、めったなことは書きにくいので割愛する。
いよいよゴールだな。駅に着く直前、駐車場に津島社の祠。小さいながら確りと祀られている。
お参りして、ゴールへ。友人・途中から同行した女性ともにここでお別れ。
駅に着くとちょうど電車が入っていて、2分後に出発。電車は始発でガラガラだ。のんびり。
12時30分に上社駅着。
十分に一休みして、妹夫婦に逢いに行く。
昨日と今日2日間で35キロほど歩いてきたと。大したもんだ。まったく脱帽。
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