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旧東海道ランニング「東海道走膝痛シ」・・・関宿~草津宿、その1(むくり屋根に虫籠窓)

2016年07月30日 | 東海道走膝痛シ(旧東海道ランニング)
写真は関宿にて、草津宿方面を眺める(俺はこの奥へと走っていった。)



久しぶりに旧東海道を走りにいった。
結論から言うと、今日の天候は、走り始めは小雨であり、徐々に曇りから晴れとなった。
温度は、やはり初夏だけあって暑く、湿り気があって蒸し暑かった。

ただ、時折、鈴鹿峠の方向からそよぐ風は、ちょっと冷やりとした空気を感じることができた。
琵琶湖から鈴鹿峠越しに吹く風だからだろうか?

まずは、国道1号線沿いにあったコンビニによる。

俺は、初夏の暑さには絶対にこまめな水分補給がかかせないので、Platypusのハイドレーション・システムを持参していた。

注)ハイドレーション・システムとは
行動中、ザックなどから水筒やペットボトルを出さずに水分補給ができるようにするシステム。



今回は、鈴鹿峠の前後では、山奥であるからして、コンビニ、自動販売機などは殆どないと予想しているため、タンクには薄めたスポーツ飲料を1リットルほど詰め込んだ。
ザックの中にも500㏄ペットボトル2本を入れた。

また、軽い食事としてオニギリ2個、スナック菓子数種、飴、梅干し、なども仕入れた。
結局、軽装で走れる夏でありながら、相当な重さになった。




伊勢神宮一の鳥居である。
鳥居をくぐって左へは伊勢別街道となる。

伊勢別街道は、関宿の東追分から伊勢街道と合流する江戸橋までの22キロほどの伊勢神宮への参拝のための街道のひとつだ。
ここから、走って参拝するのも楽しそうである。

天照大御神を祀る伊勢神宮へは一度もいったことがない。
歴史的、考古学的にも謎の多い、この場所はいつか必ず訪れたいと思っている。






屋根が綺麗な曲線を描いていた。
これは「むくり屋根」と言われている屋根だと思う。
お寺などの垂れ下がった曲線を描く屋根「反り屋根」とは正反対のカーブを描いている。

「反り屋根」は中国から伝わったものだが、「むくり屋根」は日本独自のものらしい。
むくり屋根の代表的なものは「桂離宮」だ。

雨の多い日本では、軒先に向かって角度が急になるので、水はけの良い屋根だと思う。
なお、今は曇り空だ。


関宿旅籠玉屋歴史資料館である。
関宿を代表する大旅籠のひとつ玉屋であった。
白い格子戸と漆喰彫刻が素晴らしい。
虫籠(むしこ)窓というらしい。

株式会社 水澤工務店 のHPより


まだ、開館しておらず資料館には入れなかった。



道路などは舗装されてはいるが、まだ弥次喜多コンビが歩いていそうな雰囲気がある。
この美しい景色をいつまで保存できるだろうか?


街道の高さと建物の底面との差がほとんどなかった。
大雨になると、建物の中に水が浸入してこないだろうか?
排水溝もちょっと心細いかな。


寛永年間創業以来370余年に渡り作り続けている深川屋の銘菓「関の戸」の看板
早すぎて、お店はまだ開店してなかった。


こういう和菓子らしく、味わってみたかった。




さて、旅は坂下宿を経て、鈴鹿峠へとむかう。


西願寺前の常夜灯
旧東海道はこの小さな橋を渡る

このあたりで、雨がふってきた。
意外にも大粒になったため、お寺の山門下にてザックにカバーを取り付けた。
面倒であるが、中には明日のための着替えなどが入っているので、濡らしたくなかった。

だが、ザックから中身を取り出すときはカバーを外さなければならないので面倒だ。
それに、カバーって意外にかさばる。
走りながら上手い方法なないものかと、ちょっと考えてみた。

1.恰好はよくないが、雨具をポンチョにしてしまえばいい。
2.防水スプレーをザックにたっぷりかける。
3.ザックの中身を丸ごとゴミ袋に入れて、それをザックに収納

うう、うん、どれも今一だ。

それにしても、山門の下って雨が降ってても開放的で広範囲に雨がかからず結構、快適だ。


ここで、ザックをおろして地べたにしゃがみ、オニギリ1個とチョコビスケットを齧る。
雨は意外にも、すぐやんでしまった。
俺なりの観天望気では、これから日差しが強くなり、暑くなりそうである。
ランニングキャップと頭の間に手ぬぐいを挟み込み、後頭部に垂らして首筋を紫外線から守るようにした。


傾斜が緩やかで幅の広い林道をひたすら駆け上がる。
静かで誰もいない林道だ。
林道の細かい砂利で自分の足音がザッ、ザッとリズムよく鳴った。


この辺りが坂下宿である。

街道の幅の広さや本陣跡、脇本陣跡の規模から、相当大きな宿場町であっただろうと思われた。
だが、すっかり寂れて、何も残っていない宿場町である。
人通りはまったくなく、走る俺の傍にある樹木で鳴いている、やけに明るい鶯の声が、昔もそうであったろうが、坂下宿の四方八方へ遠くまで響いた。



眼前の鈴鹿峠がデーンと待ち構えていた。
おーい!、と峠に向かって叫びたい衝動にかられた。

(つづく)




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