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旧東海道ランニング「東海道走膝痛シ」・・・富士川駅~府中(静岡駅)・その1(いいとこだねぇ)

2013年07月03日 | 東海道走膝痛シ(旧東海道ランニング)
<ハイキングでまた来たいコース>

例によって気怠い新宿駅を出発し、富士川の駅に着いた。


酔った客ばかりの新宿

改札を出るにはスイカではでられない。
改札で清算しなければならないのだが、前回同様で「大久保から乗りました。」といっても「新大久保ですか?」と聞いてくる。
まったく、大久保は東京の田舎らしく、「中央線で新宿の次です。」と言わなければ解らない。

今日の天気はくもり。
例によって意地悪な富士山は顔をださない。

ところで、ザックを変えた。
今までのは子供が塾で使用していたもののお下げで、物が良かったためか、使いやすく、よくできていて20年間使っていても全然壊れなかったのだが、ここ最近チャックがダメになった。
だが、良いザックはなかなか壊れないものである。

そこで、新宿の好日山荘に行って、アレコレ迷った挙句、30リットルのドイターのザックを購入した。
決め手はサイドのベルトで、荷が少ないときにザックが全体にペチャンコになるのがいい。
片側に上下2つのベルトが必要である。
そうでないとザック下層部に荷がおちてしまい、サンタクロースになってしまうからである。
見た目にも格好悪いし、背負っていて疲れるはず。
ミレーかドイターかで迷ったが、軽量さ、生地の品質でドイターにした。
20リットルぐらいの小さ目でも今なら良いのだが、冬になると厚手の着替えが入るから大きめのにした。
おそらく、冬の東海道は寒さが厳しいだろう。


そのザックを背負い、俺は蒲原方向へ旧道を走った。


道路が途中寸断されている個所もあった。

途中、杖をついて歩いて旅する若者を追い越した。

「走ってるんすかぁ?」
「まあね。」
「何キロぐらい走るんすかぁ?」
「40キロくらいかな。」
「じゃ、歩いてるのと変わんないすね。」
「まあね。」


後ろで若者が見ているかと思うと、ダラダラ走れなくなり、己に喝を入れ、無理して恰好よく颯爽と走り去ることにした。

若者が全く見えなくなった頃、蒲原の宿のカギの手に曲がった東木戸に着いた。
旧東海道らしい歴史の感じられる宿である。

意外にも久保田利伸がこの町の出身らしい。

久保田利伸 - Missing


この宿は次々に珍しい日本建築がでてくる。



なまこ壁と塗り家造りの商家

俺はこのなまこ壁が好きである。
調湿作用があり耐火性もよく、自然素材で湿気の多い日本では最高なんだが、大変手間がかかるので高価になるらしい。
今じゃ、本物のなまこ壁出来る職人がいないだろう。
偽物のなまこ壁はよくラーメン屋の壁なんかでよくみるが・・・。
デザインを真似しただけで、あれをみるたびガッカリする。

なまこ壁:
壁面に平瓦を並べて貼り、瓦の目地(継ぎ目)に漆喰をかまぼこ型に盛り付けて塗る工法。
その目地がナマコに似ていることから呼ばれた。


3階建ての土蔵
(四隅の柱が上にいくにつれて少しずつ狭まる「四方具」(四方転び)という耐震性に優れた技法で建築されている。

四方転びの椅子である。
家具大工は昔から四方転びと呼ばれる踏み台の出来で腕前を評価されたのだが、それの建物版であるからして、難しい技術を要するものと思われる。
要するに台形型の土蔵だということだ。)




旅籠・和泉屋(2回の手摺の感じがいいですね。)


本陣


手作りガラスと総欅造りの家・明治42年(1909)建築
写真ではよくわからないが、本当に美しい建物である。
こんな家に住んでみたい。


昔の歯医者の建物
中に入れたみたいですが、行ったときはしまってた。
治療室はこんな感じらしい。

中に入ってみたかった。


志田邸(東海道町民生活歴史館)
蔀戸(しとみ戸)・箱階段を備え、安政建築そのままの部屋をもつ、志田邸の主屋を公開してるらしいが、これも入れなかった。


格子戸の美しい家(西木戸あたり)

東木戸から西木戸まで、ちょっと時間をかけてしまった。
何も見ずに走れば、あっという間に過ぎ去るが、そうはいかない。
どうしてもランニングではなく、ウォーキングになってしまう。
それだけ、見入ってしまう建物が多い。

☆ちょっと一言・・・
  (今回の岩淵~蒲原~由比~興津は歴史を感じることができる非常に良いコースであると思った。
   走らずとも、ゆっくりと時間をかけたハイキングコースとしては最高のコースである。
   是非、後日天気の良い日に再度尋ねてみたい。)

蒲原宿のカギの手に曲がった西木戸を過ぎると旧道は再び交通量の多い国道と一緒になる。



だが、この国道沿いも「切妻造り平入瓦葺き」の昔風の家が多い。
ここが、旧東海道であることがよくわかる。


いいとこだねぇ。

(つづく)


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