9月11日(日)に行われた関東地区予選の結果をお知らせします。
午前中はジュニアクラス、午後は一般部の試合が行われました。
横須賀湘南支部からは、ジュニアクラスに、中学生と高校生がそれぞれ4名ずつ出場しました。
大道塾の大会は、ジュニアクラスでもとても厳しいものがあります。
また技術の幅が広く組手の攻防も難しくなるため、出場者数は少なくなりますが参加者はみな実力者揃いで、今回もとても良い試合が展開されました。
以下、U16の中学生のクラスの成績です。
■櫻澤 悠・・・1回戦
■早瀬敢汰・・・優勝
■髙森雄大・・・準優勝
■田村悠貴・・・勝利者賞
以下、U19の高校生のクラスの成績です。
■須坂烈斗・・・優勝
■栗山 耀・・・勝利者賞
■野中はる・・・1回戦
■渡邉信太・・・リーグ戦2敗
※ 「勝利者賞」はワンマッチの試合の勝者を示す
以上です。
初戦で負けた選手は、大会初出場だったり、年上の選手が相手であったりと、厳しい面もありました、大会ごとにレベルアップができるよう、たゆまぬ努力が必要となります。
優勝した子達も、これまでに何度も厳しい結果を受け入れて努力を続けてきました。
そして、勝敗は時の運もあります。
特にジュニアの大会では、勝敗のみに固執せず、勝った時の態度と負けた時の心の持ち方が、今後の人生に大きく響いてきます。
勝ったからと言って有頂天になっていい気になり、負けたからと言って悔やんで努力を辞めてしまうのであれば、最初から勝負に挑戦する資格すらないと考えてもらいたい。
勝つために必死に努力するのは当たり前で、対戦する相手も、その必死な努力の上に、今回の試合の舞台に立っているという事をしっかりと理解すること。
そしてその上で、戦い終えた後のその結果を受け入れて、更に前に進んでいけるように心を整えることが大切。
特に厳しい戦いを行う武道の試合では、勝ったり負けたりしたその結果ではなく、その結果が出た後の心の持ち方こそが、本当の勝敗を分けるものとなります。
「折れない心」
それが武道の基本である精神修養であり、身を守る護身の基礎であり、より良い人生に至る、武の道の大切な学びの一つであると思います。
勝った選手や負けた選手には、それぞれ思う事があると思いますが、いつものように反省点を見つめるとともに、今回の良かった点にも意識を配り、次のステップになるような心持を期待します。
今回も、試合後の一人一人の、その心の様子を見届けていきたい。
さて、午後は一般部の大会です。
支部からは2名の選手が出場しました。
もう一名、出場予定の選手がいましたが、残念ながら怪我により欠場となりました。
湘南支部から出場した湘南支部W選手。
大会には二回目の出場となりますが、相手の実力がそれほど高くなかったこともあり、延長を含め6分間をしっかりと戦い抜きました。
1ポイントでも取れていれば勝てる試合でしたが、ポイント無しの旗判定で惜しくも敗退。しかし次につながる経験を積むことができたいい試合だったと思います。
もう一人は横須賀支部のT選手。
いつもながら、こぎみ良い動きと、しっかりと相手を見て反応ができており、初戦から余裕の試合運び。
若手の打撃に少し苦戦しながらも、打撃と組のバランスの良さが光り、試合巧者ぶりを発揮しています。
何よりも、試合における安定感があり、冷静さの中に鋭さがあり、日常の中での精神性の高さが生かされているように感じます。
決勝戦の相手は一回りほど若い相手ですが、延長戦を終えて、屈みこんで肩で息をしているのは、その若い相手選手のほうです。
相手選手は思うように試合運びができず、スタミナを奪われてしまっている様子。
確かな勝利でした。
倒せる打撃技が一つ二つ加われば、より確実な実力が付いてくるように感じています。
締め技や関節技もそうですが、最終的な「極めの強さ」が大切。
打撃で「極める」には、より多くの必倒の意識を持ち、気持ちのこもった打撃の練習を数多くこなしていく必要があります。
さて、近年の大会運営は非常によくなってきているように感じます。
ジュニア一般部を含め、選手の組み合わせにも配慮がみられ、安心して選手を出場させることができる様になってきたのは喜ばしい限りですが、出場選手が少人数の上に選手層が厚く、実力がある選手同士の戦いばかりが繰り広げられるため、試合に勝つ経験が少なくなるのは残念です。
特にジュニアの選手では、出場選手が多ければ決勝戦まで何試合も勝利して勝ち上がれそうな実力があっても、トップクラスの選手しか出場していないため、関東で2番手、3番手当たりの選手でも初戦敗退という結果となり、多くの試合経験が積めないのが残念なところです。
より多くの選手が参加できる体制作りがなされることを望んでいます。
各道場の責任者の方々も、このコロナ過の厳しい日常の中で、日々懸命な努力を続けておられることと思われますが、格闘競技としての稽古指導や選手育成だけではなく、「教育的な観点からの青少年の育成」、及び、社会人で学ばれる方に向けての、「大人の学びの場としての道場運営や稽古指導」がなされる道場が増えてくることを望んでいます。
そして勝ち負けだけを第一義としない、健全な大会運営がなされ、より盛り上がりのある、規模の大きな大会が開催されることを望んでいます。
私個人の意見としては、
安全性の担保。
ルールの簡素化。
そして第三者の観客が見ていて分かり易く明確な判定基準が兼ね備えられた試合ルールへの改革を望んでいます。
現在の年齢層の、段位の高い師範の方々だけではなく、できればジュニア選手の経験を経てきた若手指導者層により、ルール検討チームなどが設けられ、若い方々の知恵を生かした検討委員会などが設けられると、よりよい意見が出てくるように感じます。
既にそれだけの経験を積み、実力を兼ね備え、指導者としての視点を備えた若手選手層が育ってきているように感じています。
現在の試合の組み合わせの公平性も、そうした若手の力が働いていると思われますので、できればぜひ、ルール作りの部分でも、若手の意見を取り入れられる体制づくりがなされることを望みます。
ジュニアクラスについては、また後日、反省会を実施いたします。
皆さま、大変お疲れ様でした。
今大会には湘南支部の太田さんにスタッフ協力を頂きました。
いつも写真の提供などでもご協力いただいています。
有難うございました。
午前中はジュニアクラス、午後は一般部の試合が行われました。
横須賀湘南支部からは、ジュニアクラスに、中学生と高校生がそれぞれ4名ずつ出場しました。
大道塾の大会は、ジュニアクラスでもとても厳しいものがあります。
また技術の幅が広く組手の攻防も難しくなるため、出場者数は少なくなりますが参加者はみな実力者揃いで、今回もとても良い試合が展開されました。
以下、U16の中学生のクラスの成績です。
■櫻澤 悠・・・1回戦
■早瀬敢汰・・・優勝
■髙森雄大・・・準優勝
■田村悠貴・・・勝利者賞
以下、U19の高校生のクラスの成績です。
■須坂烈斗・・・優勝
■栗山 耀・・・勝利者賞
■野中はる・・・1回戦
■渡邉信太・・・リーグ戦2敗
※ 「勝利者賞」はワンマッチの試合の勝者を示す
以上です。
初戦で負けた選手は、大会初出場だったり、年上の選手が相手であったりと、厳しい面もありました、大会ごとにレベルアップができるよう、たゆまぬ努力が必要となります。
優勝した子達も、これまでに何度も厳しい結果を受け入れて努力を続けてきました。
そして、勝敗は時の運もあります。
特にジュニアの大会では、勝敗のみに固執せず、勝った時の態度と負けた時の心の持ち方が、今後の人生に大きく響いてきます。
勝ったからと言って有頂天になっていい気になり、負けたからと言って悔やんで努力を辞めてしまうのであれば、最初から勝負に挑戦する資格すらないと考えてもらいたい。
勝つために必死に努力するのは当たり前で、対戦する相手も、その必死な努力の上に、今回の試合の舞台に立っているという事をしっかりと理解すること。
そしてその上で、戦い終えた後のその結果を受け入れて、更に前に進んでいけるように心を整えることが大切。
特に厳しい戦いを行う武道の試合では、勝ったり負けたりしたその結果ではなく、その結果が出た後の心の持ち方こそが、本当の勝敗を分けるものとなります。
「折れない心」
それが武道の基本である精神修養であり、身を守る護身の基礎であり、より良い人生に至る、武の道の大切な学びの一つであると思います。
勝った選手や負けた選手には、それぞれ思う事があると思いますが、いつものように反省点を見つめるとともに、今回の良かった点にも意識を配り、次のステップになるような心持を期待します。
今回も、試合後の一人一人の、その心の様子を見届けていきたい。
さて、午後は一般部の大会です。
支部からは2名の選手が出場しました。
もう一名、出場予定の選手がいましたが、残念ながら怪我により欠場となりました。
湘南支部から出場した湘南支部W選手。
大会には二回目の出場となりますが、相手の実力がそれほど高くなかったこともあり、延長を含め6分間をしっかりと戦い抜きました。
1ポイントでも取れていれば勝てる試合でしたが、ポイント無しの旗判定で惜しくも敗退。しかし次につながる経験を積むことができたいい試合だったと思います。
もう一人は横須賀支部のT選手。
いつもながら、こぎみ良い動きと、しっかりと相手を見て反応ができており、初戦から余裕の試合運び。
若手の打撃に少し苦戦しながらも、打撃と組のバランスの良さが光り、試合巧者ぶりを発揮しています。
何よりも、試合における安定感があり、冷静さの中に鋭さがあり、日常の中での精神性の高さが生かされているように感じます。
決勝戦の相手は一回りほど若い相手ですが、延長戦を終えて、屈みこんで肩で息をしているのは、その若い相手選手のほうです。
相手選手は思うように試合運びができず、スタミナを奪われてしまっている様子。
確かな勝利でした。
倒せる打撃技が一つ二つ加われば、より確実な実力が付いてくるように感じています。
締め技や関節技もそうですが、最終的な「極めの強さ」が大切。
打撃で「極める」には、より多くの必倒の意識を持ち、気持ちのこもった打撃の練習を数多くこなしていく必要があります。
さて、近年の大会運営は非常によくなってきているように感じます。
ジュニア一般部を含め、選手の組み合わせにも配慮がみられ、安心して選手を出場させることができる様になってきたのは喜ばしい限りですが、出場選手が少人数の上に選手層が厚く、実力がある選手同士の戦いばかりが繰り広げられるため、試合に勝つ経験が少なくなるのは残念です。
特にジュニアの選手では、出場選手が多ければ決勝戦まで何試合も勝利して勝ち上がれそうな実力があっても、トップクラスの選手しか出場していないため、関東で2番手、3番手当たりの選手でも初戦敗退という結果となり、多くの試合経験が積めないのが残念なところです。
より多くの選手が参加できる体制作りがなされることを望んでいます。
各道場の責任者の方々も、このコロナ過の厳しい日常の中で、日々懸命な努力を続けておられることと思われますが、格闘競技としての稽古指導や選手育成だけではなく、「教育的な観点からの青少年の育成」、及び、社会人で学ばれる方に向けての、「大人の学びの場としての道場運営や稽古指導」がなされる道場が増えてくることを望んでいます。
そして勝ち負けだけを第一義としない、健全な大会運営がなされ、より盛り上がりのある、規模の大きな大会が開催されることを望んでいます。
私個人の意見としては、
安全性の担保。
ルールの簡素化。
そして第三者の観客が見ていて分かり易く明確な判定基準が兼ね備えられた試合ルールへの改革を望んでいます。
現在の年齢層の、段位の高い師範の方々だけではなく、できればジュニア選手の経験を経てきた若手指導者層により、ルール検討チームなどが設けられ、若い方々の知恵を生かした検討委員会などが設けられると、よりよい意見が出てくるように感じます。
既にそれだけの経験を積み、実力を兼ね備え、指導者としての視点を備えた若手選手層が育ってきているように感じています。
現在の試合の組み合わせの公平性も、そうした若手の力が働いていると思われますので、できればぜひ、ルール作りの部分でも、若手の意見を取り入れられる体制づくりがなされることを望みます。
ジュニアクラスについては、また後日、反省会を実施いたします。
皆さま、大変お疲れ様でした。
今大会には湘南支部の太田さんにスタッフ協力を頂きました。
いつも写真の提供などでもご協力いただいています。
有難うございました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます