武の道へのこころざし

大道塾の横須賀・湘南支部の責任者が、日々の活動に関する出来事や想いを綴っていきます。

全国大会に出場した支部の一般部の選手たち

2021年05月26日 | 大会記録
今大会では、ジュニアも含めて横須賀支部の選手が活躍しましたが、今後は湘南支部の稽古生たちにも挑戦できる実力者が育つことを願っているところです。

さて、横須賀支部の追浜道場から二名の一般部の選手が出場し、とても健闘いたしました。

ジュニア出身の大西選手は、昨年に行われた関東地区大会に一般部として初出場し、初優勝に輝きました。

その勢いのまま今回の全国大会に初出場し、こちらも初出場ながら決勝までコマを進め、優勝した長岡支部の目黒選手には及ばなかったものの、見事、準優勝に輝くことができました。

コロナの影響もあり、いまだ十分な試合経験は詰めていませんが、普段の道場での稽古に加え、辻堂道場への出稽古や、特にリモート授業を中心に行っている大学生の立場にあることで、個人的に取り組んでいた自宅でのトレーニングが体力やスタミナの面で、とても大きな力になったのではないかと思います。

試合の駆け引きでは、今回戦った相手はみなとても技術力が高く、正直に言って、まだまだ今回戦った相手選手たちのレベルには達しているとはいえません。今回の対戦を通して、学ぶべきことが多くあったことは本人にも理解できてると思われますが、何よりも若さと、試合に臨む強い意欲と心の強さという面では、相手選手に負けないだけのものがあったと思われ、今後の可能性を感じさせてくれるとても良い戦いが行えていたと思います。

今後の課題としては、手技の技術をミットで磨き、パンチの正確なコントロール、ショートの連打の技術、ロングとショートの使い分け、そして蹴り技を含めた一発の破壊力の強化、そして、大人ルールの組手を数多くこなすことで、間合いの的確な取り方や攻防の技術的な幅を増やす事が目標になるかと思います。


また、今大会の中量級で優勝に輝いた谷井選手。

年齢的にみると若手の成長に苦戦した攻防が多くみられた戦いでしたが、仕事や家庭の事情もあり、十二分の稽古を詰めていないことを考えると、とても健闘できたと思います。総合格闘技にも挑戦を続けているため、格闘技ジムでの寝技の練習にウエイトをおいている様子ですが、マスクを着用しての打撃の稽古や、道着を着用してのコントロールするスキル、打撃と組技の連携など、いくつかの課題があり、そのあたりは私以上に本人が理解できていると思われます。

出来れば、打撃の力をもう少しあげることに力を入れてもらえることで、より確実な実力を作り上げることができるように感じています。

間合いの駆け引きの技量、一つ一つの打撃の正確さと破壊力のアップなど、打撃だけも相手の上を行ける磁力を身に付けることが大切かと。

これはすべての選手に伝えたいことですが、

投げ技や寝技のスキルと打撃との連携の上手さが引き立てば、大道塾の競技スタイルである空道競技らしい動きが出来、特に寝技のスキルはすぐに効果ポイントに繋がり、一本勝ちにつながる可能性が高くなります。

一方で打撃の技術は、相手選手と大きな実力差がなければ、試合の中でいわゆるポイントを取ったり一本勝ちにつなげることがとても難しい部分があり、また打撃のスキルをほんの少し伸ばすためだけでもとても多の時間を要し、非常に地道な努力の継続が必要になります。

しかし打撃の上手さや強さは、この競技のとても大きな要の部分になるため、より確実な打撃の実力を身に付けることが大切になると思います。

しかし、この谷井選手が横須賀支部で稽古をしてくれいていることで、ジュニア選手を中心にとても大きな意欲がわいてきており、とても大きな影響を受けるに至っています。

皆さん、目の前にある良いモデルを目標に、自己実現に向けて頑張ってもらいたいと思います。

大変お疲れ様でした。



コメント    この記事についてブログを書く
« 全国大会に出場した支部のジ... | トップ | ただいま新しい会報を作成中 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

大会記録」カテゴリの最新記事