最初に夏油高原スキー場でベクターグライドの試乗会でコルドバをはいて滑りました。
その日は高速道路は止まるような大雪と吹雪でした。案内をしてくれたのが石井スポーツ4戸さんでした。彼の巧みな運転で余裕でスキー場につきました。 吹雪の中を試乗したらどんな深雪でも行けそうな白いコルドバの板が欲しくなりました。
それまで型落ちのスキー板ばかりはいて滑っていました。迷いに迷いました。 結局買うことにしました。ビンディングはハイクアップ用のマーカーのデューク。これはそれまでのハイクアップビンディングとレベルの違うビンディングでした。
ブーツは一世代前まではハイクアップが中心になり滑りは二の次でした。それが、ガルモントからアドレナリンにエンドルフィンと進化して行きました。
それまで山スキーとゲレンデスキーと二種類のスキー板を使い分けていました。それがこのマーカーのビンディングやガルモントのスキーブーツの登場により使い分ける必要が無くなりました。
ベクターグライドのコルドバは重くそれこそ高速系の板で結構緊張感がありました。ブーツもビンディングもピカ一でした。
しかし重い欠点と高速系には手にあまりました。
次にメイクWT(ワイドトラック)これはコルドバよりは軽くいわゆる遊びのスキー板になります。良く回りある意味回りすぎるくらい楽チンでした。
欠点としては板がコルドバよりやわらかくアイスバーンなどは苦手になります。これには、ビンディングはマーカーのバロンをつけました。
これでは近隣から八甲田山、鳥海山と遠征しました。
コルドバを買った時点の15年前にはすでディナフィットからテックビンディングと専用のブーツは発売されていました。軽さが魅力ではありましたがまだ一般的ではありませんでした。
それは解放強度の低く専用のブーツはまだディナフィットしかありませんでした。それが徐々に広まり初めて行きました。
そして気になっていたテックビンディングがマーカーからキングピンが発売されました。前方がテックビンディング方式後方が従来型のステップイン方式になりました。
見かけは抜群になりました。そこにベクターグライドのメイクBC(バックカントリー)を格安で見つけました。それにキングピンをつけました。
ブーツはK2のビナクルのレディースモデルミナクルにしました。これは今までにないような楽チンなブーツでした。
だいぶこれで軽量化がはかれました。メイクBCはWTより深雪にさらに特化した板になります。それもあり深雪では威力を発揮してくれました。
年々体力の衰えにファットスキーより気軽な板が欲しくなりました。そこにベクターグライドの破格なオムニーを見つけました。
それにディナフィットのこれも格安なテックビンディングをつけ今シーズンにそなえました。
ようやくブッシュも消えて今日、初すべりしてきました。同じようなテックビンディングでもマーカーのキングピンのようには行かずに事前に試しはきしたのにやや戸惑いました。
オムニーはクリーム色が印象的な板でした。これは今風なトップロッカーになります。
果敢に…(笑)こぶ斜面を微妙に渡り滑りました。板が細く短くなりました。オムニーはとても扱い安いベクターグライドの入門用にはちょうど良い感じになります。
攻める滑りやより深雪を求めるなら別な選択もあります。もともと試乗会で何度もはいてその軽さが魅力でした。
ディナフィットのテックビンディングと組み合わせた軽さも魅力になり山スキーの良い友を見つけたよろこびが今日はありました。