博多編完結の新刊10巻、本日発売です!【アンゴルモア 元寇合戦記】

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【中世博多のイラスト】水曜配信日です【アンゴルモア 元寇合戦記】

2022年08月03日 | アンゴルモア~元寇合戦記

【博多編】水曜配信日です。

今回も右馬太郎の回想編その2です。
先週配信分の鎌倉時代博多の見開きをトーンの上から大雑把ではありますが塗ってみました。
作中では西暦1250年代のイメージです。



日本唯一の公の国際貿易港ですが、小舟が多いですね。
博多湾が遠浅なので南宋などの大型船はもっと沖合に停泊し、そこから小舟で荷揚げしたようです。
河岸には労働者が行き交い、蔵が立ち並んでいます。

絵巻に出てくる中世の蔵は正倉院のような校倉作りの物と、土蔵造りの物の二種類あり、両方書いてみました。

特に土蔵の方はなんだか江戸時代の土蔵とそう変わらないのでちょっとオーパーツ的です。
江戸時代に模写された、春日権現絵巻(鎌倉時代末)に出てくるのですが、本当に当時あったのかなと疑ってしまうレベルです。

…しかし保存を目的として模写させたものですので忠実なのでしょう。
九州国立博物館の公式でも解説されており、金融業者を指す「土倉」というワード自体は当時からあったようです。
いつかどこかの遺跡から出土すれば面白いだろうなと思います。



他には石組みの護岸や灯篭、標識、物見台、番屋、荷揚げした物資、等々ですかね。
陸揚げして整備中の小舟もありますが、大型船の整備できる所もどこかにあったかもしれません。

ちなみに博多全景はアンゴルモア 元寇合戦記・博多編3巻の裏表紙に出てきますが、港の機能は北西のこの〇印部分になります。



このエリアからは中国製の陶磁器などが大量に出土しています。
よく流通して全国で出土し、茶道でいう所の「天目茶碗」も当時から使用されてました。
鎌倉時代の初期に栄西が火付け役となったという点茶は全国の上・中流階級でブームになっていたようです。
(※お茶を飲む事自体はそれ以前からありました)



----【日記メモ】---------------------------

原稿は7巻の3話目をやってます。



昨日は37度、今日も36度、皆さま熱中症にはお気を付けください。


----【仕事の近況】-------------------------

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