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成田市周辺のことや男の料理を紹介するブログです。

成田山散策③大野屋旅館

2007-10-03 | 成田関連
成田山の表参道に付いては後述するとしながら、平成17年2月9日に
登録有形文化財
に指定された旅館
大野屋
さんのことに触れておきましょう。

成田市仲町371
0476220007
不定休
9:00~16:00頃
カードNG
駐有

が大野屋さんです。


地図のから写した写真です。

から写したものです。

上の部分は、”望楼”という、遠くを見るためのやぐらです。
次回の時には、内部の写真を掲載したいですね。

その時には、何を頂こうかなあ…。
うな重上(香物・吸物)…¥2,100
うな重並(香物・吸物)…¥1,260
うな茶漬…¥1,575
※うな茶漬、大野屋さん特製らしいです。


以下は、大野屋さんの沿革のようなものです。

平良将門の乱平定のため、僧寛朝一行が不動尊蔵と共に海路下総国へ向かっている頃、都から陸路を下って東国を目指す兵団があり、その中に大野屋さんの先祖がいらしたということです。

先祖様は、乱平定後も都へ還らず、利根川と印旛沼の合流点に住まわれたそうです。
今の安食です。
「安らかに食せる土地」ということから、安食と名け付たと言われているそうです。
確かに土地は平坦だし、印旛沼も近いから、稲作に適していたのかもしれません。

ご先祖が安食に移り住んで13代目、その次男(大野屋さんの初代)市蔵さんという方が安食から成田に住居を移し、新勝寺に納める木ろう(はぜの木から抽出。ろうそくやびんつけ油の原料となる)の製造・商いを始めたというのです。

その頃になると、お不動様の信仰が各地に広まり、参拝客が増えてきます。
でも、成田はもともと農村でしたから、界隈には宿泊施設がなかったのです。
それで、大野屋さんが、宿を提供するようになった…。

で、江戸時代になると、講社(社寺に詣でる講の団体)が増えたことや、お不動様の深川出開帳、市川団十郎の帰依などもあり、参拝客が急増します。
そういったことから大野屋さんは、木ろう作りより旅館業の方に重きを置くようになり、現在に至るということです。

ハイ。


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