
7月の月替わりの展示は「木の轍 〜Wood on the Tracks」と題する木工3人展です。
まずショップ1Fの四畳半スペースには小さな小さな木の人形「木人(こびと)」が展示されています。
どれくらい小さいかというと、
アップルウォッチの液晶の中にすっぽり入ってしまうくらいです。
このミクロなサイズの中に表情があり、いろいろな服を着て、楽器などのアイテムを持った方々もいます。
以前からいくつかはショップで扱っているのですが、今回は総勢100名あまりの木人さんたちが集まりました。
中にはこの木人をアンティーク調に仕上げた「古人(こびと)」というラインナップの人たちもいます。
西洋の方でしょうか、、、白い肌に少し黒光した服を着ています。(なんとなく高級チョコレートを連想させます)
ひとりひとり人格を持っていそうで、見ていて飽きません。
もしかしたら、我々が店を閉めた夜中に動いているかも、、、、、なんて
出勤した時に「あれっ、この人この場所だったっけ?」なんてことが起こるのを少し期待(?)しつつ見守っています。
大勢の木人たちに加え、今回はもう少し大きいサイズのなんとも可愛らしいキャラクターも登場しています。
作者は木人木譚(こびときたん)さんです
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続いて、2Fギャラリーには以前(2019年2月)にも展示をしてくれた、からくり創作研究会の角田遥さんと、加生修さんの2人による、からくり箱が展示されています。
以前、展示した時は私もすっかりはまってしまって、暇があったら2Fギャラリーに行き、からくり箱開けにチャレンジしていました。
あれから5年あまり、、、、
研究会のみなさんは毎年のように新作のからくり箱に取り組んでいて、種類もさらに増えています。
ほとんどのからくり箱は、実際に手に取って開けてみる(開けようとチャレンジする)ことができます。
、、、、が、けっこう難しいです。
タイトルや説明書きのコメントがヒントになっています。
たとえば、これは灯台といぬが連動して動くようになっていて、いぬのしっぽが少し上がった瞬間に引き出しをひっぱると開きます。
どれもとても手のかかる仕事なので、値段も数万円と少し高価ですが、この芸術的価値を考えると納得です。
むしろ個人のものとして家に置いて眺めるより、いろいろな人たちに手に取って体験してもらった方が、この「からくり箱」という小田原・箱根に古から伝わる文化を楽しんでもらえるのではないかと思います。
そういう意味でも、今月のNARAYA CAFEギャラリーはある種の体験型博物館だと思って楽しんでいただけたら幸いです。
販売品に関しては、すでに売約済みとなってしまっているものも多いですが、展示中の体験サンプルは7月いっぱいお楽しみいただけます。
何個開けられるか?
ぜひトライしにお越しください
最後に
今回の3人展を記念してオリジナルTシャツやステッカーなども作りました。
併せて販売しています。
このTシャツを着ている人がいたら作家さんなので、話しかけてみてください。
↑顔が「ならや」になってる〜
これらの作品は非売品ですが、アフリカのプリミティブアートを思わせるような木人木譚さんの新作です。
これらも棚に並んでいますので、ぜひご覧ください。
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