いるま・風の善さん

中高年オジンの趣味と遊びの日記です。

奈良歴史地理の会関東支部講演会(和田萃教授)

2012年05月19日 | 講演会

 第36回の講演会は「大和の天皇陵古墳を考える」シリーズの第3弾。『奈良時代の天皇陵を考える』・講師:和田萃(京都教育大名誉教授)が、浦和(至さいたま市市民会館)で行われた。


 内容は、「元明天皇(在位707~15)」・「元正天皇(在位715~24)」・「聖武天皇(在位724~49)」・「孝謙天皇・称徳天皇(在位749~58・764~70)」・「淳仁天皇(在位756~64)」の歴代天皇陵についての解説であり、このように系統をたてて学んだことがなかっただけに、もっと勉強しなければと痛感したのでした。


資料として『延喜式巻21・諸陵寮』・『古事記』・『日本書紀巻第11』・『続日本紀巻第8』等から抜粋し、さらに『歴代天皇年代事典』米田雄介編(吉川弘文館)より解説された。



(コナベ古墳からウワナベ古墳への歴史の道)


 場所としては平城旧跡の北側の佐紀盾列古墳群や佐保山古墳群周辺に集中している。コナベ古墳・ウワナベ古墳についての解説も、前妻(こなみ)と後妻(うはなり)の類似名からも興味ある解説をされた。


 



(聖武天皇陵のある佐保山東陵・南陵の解説板)


この周辺は奈良大でのスクーリング時に良く散歩した場所であり、興味は尽きなかったのでした。


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
和田先生 (風香)
2012-05-20 07:31:45
善様
いい時間を相変わらず楽しんでいらっしゃいますね。
関東では関西圏の大御所の先生の講演を聞く機会が多くあるようでいつもうらやましく思っています。
ここにも名古屋飛ばしでしょうか(笑)
和田先生の講演は、飛鳥の風舞台で音楽祭の日にお聞きした事があります。
野外の講演もなかなかおつなものでした(笑)
まだ学生から抜け出せない私は今年度初の試験に来週いって奈良の空気に触れてくる予定です。
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淡路廃帝 (朱雀)
2012-05-20 20:33:38
淳仁天皇陵へは行きたいと思っていますが機会がありません。鳴門へは年一回行くので寄ってみたいと思っています。ちなみに御陵の管理は大阪の古市陵墓監区事務所が管轄しています。
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風香さんへ (善さん)
2012-05-20 20:46:06
 和田先生の講演は始めて聴講しました。
気さくなアナログ的な講義でした。

ちなみに関東支部講演会は次回(8/26)から、万葉集と平城京を語るの3回シリーズで小野寛(高岡市万葉歴史館顧問)・上野誠・水野正好先生の予定です。
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朱雀さんへ (善さん)
2012-05-20 20:49:22
 御陵の知識はなかったので興味ある講義でした。
関東の御陵は大正天皇からですからねえ(笑い)
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