いるま・風の善さん

中高年オジンの趣味と遊びの日記です。

シンポジュウム聴講 『東国武士の精神社会』 主催:嵐山史跡の博物館

2014年02月03日 | 講演会
 比企郡嵐山町にある独立行政法人・国立女性教育会館で行われた、「東国武士の精神社会ーいくさととむらいー」の講演会とシンポジュウムに行ってきました。(2/2日)


(国立女性教育会館正面入口)
 中世合戦の とむらい や供養・極楽浄土を目的として石製塔婆(板碑いたび)が多くたてられました。このシンポジュウムでは比企郡小川町下里で確認された 割谷板碑石材採掘遺跡を中心に、板碑研究・文献史学・考古学など様々な視点から講演と討論をして検討をしたものであります。

(講演会会場10:00~16:00)
内容は
1、基調講演 「中世東国武士の信仰の風景」千々和到 國學院大學教授
2、報告「下里・青山板碑石材採掘遺跡群ー割谷採掘遺跡の確認調査を中心としてー」高橋好信飯川町教育委員会
3、報告「板碑製造技術の考古学的復元」 垣内光次郎 石川県埋蔵文化財センター
4、報告 中世石工の活動」 村木二郎 国立歴史民俗博物館準教授
5、討論 


(討論風景)
歴史の浅い板碑の研究は、文献資料の少ない12世紀~15世紀における東国の信仰・供養の実態を解明するための貴重な資料となっているのです。

 尚、県立嵐山史跡の博物館では 企画展 「観音霊場と武士」(12/7~2/23)を開催中です。

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