入間市宮寺にある西久保観世音は、神亀5年(728)行基開基の伝承をもつ古寺で、行基菩薩諸国巡歴の折、神木を以て正観世音の尊像を彫刻し安置したと伝えられている。秘仏で60年に1度のご開帳がこの8月16日~18日という事で見学に行ってきました。
(西久保観音堂)
とにかく60年に1度の公開ということで、今の観音堂役員の皆さんも拝んだことがない幻の観世音菩薩本尊であろので、市長・総代立会いの下でご開帳式が行われていました。
そして、厨子の中からは、高さ70~80cmの金ぱくを施した正(聖)観世音菩薩立造が公開されました。
(ご開帳された聖観世音)
小柄できれいな観世音像、当観世音には明暦3年(1657)の棟札や安永3年(1774)厨子建立の文書が保存されているということですが、実物のご本尊様は行基の彫刻というものでは無いようでした。
(後日、入間市博物館学芸員(小田部氏)に伺ったことでは、江戸時代の一木造りの像のようで専門家の先生が鑑定している。 とのことでした。)
子宝祈願・安産祈願として近郷の信仰を集め、例年8/17日の縁日では現代では珍しい江戸時代からの「双盤念仏」鉦はりの念仏祈願が行われています。
(鉦はりの念仏行事:写真は入間市HPより)
これは、江戸時代の民間信仰で、護摩壇の後ろで双盤の鉦と太鼓を叩きながら念仏を唱え、昔ながらの信仰が保存されているということで、入間市無形民俗文化財に指定されています。
縁日は近在のお囃子や入間華太鼓連の演技、夜はカラオケ大会など賑やかに行われておりました。
(お囃子や和太鼓の演奏)
(西久保観音堂)
とにかく60年に1度の公開ということで、今の観音堂役員の皆さんも拝んだことがない幻の観世音菩薩本尊であろので、市長・総代立会いの下でご開帳式が行われていました。
そして、厨子の中からは、高さ70~80cmの金ぱくを施した正(聖)観世音菩薩立造が公開されました。
(ご開帳された聖観世音)
小柄できれいな観世音像、当観世音には明暦3年(1657)の棟札や安永3年(1774)厨子建立の文書が保存されているということですが、実物のご本尊様は行基の彫刻というものでは無いようでした。
(後日、入間市博物館学芸員(小田部氏)に伺ったことでは、江戸時代の一木造りの像のようで専門家の先生が鑑定している。 とのことでした。)
子宝祈願・安産祈願として近郷の信仰を集め、例年8/17日の縁日では現代では珍しい江戸時代からの「双盤念仏」鉦はりの念仏祈願が行われています。
(鉦はりの念仏行事:写真は入間市HPより)
これは、江戸時代の民間信仰で、護摩壇の後ろで双盤の鉦と太鼓を叩きながら念仏を唱え、昔ながらの信仰が保存されているということで、入間市無形民俗文化財に指定されています。
縁日は近在のお囃子や入間華太鼓連の演技、夜はカラオケ大会など賑やかに行われておりました。
(お囃子や和太鼓の演奏)
先日法隆寺展にいってきました。久しぶりの夢違観音に白鳳仏の優雅さを堪能してきました。
博物館でも写真や資料がないような状態でした。
地方の小さな観音堂にしては長い期間の秘仏保存方法のご本尊で、後日専門家の分析があるのを楽しみにしています。