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ようこそ!奈良大学国文学科へ!!

奈良大学文学部国文学科の日々の出来事を綴っています。
特色ある授業の様子や、学生や教員の活動ををご覧ください。

2014年度 入学式

2014-04-02 11:17:56 | 研究活動
4月2日 入学式が行われました。

今年は天気も良く、桜も満開の入学式でした。

たくさんの新入生たちは緊張の面持ちで入学式に臨んでいました。

これからの4年間、いろいろなことを学んでください。

《写真》
左上:入学式の会場
右上:国文学科の新入生
左下:裏門から上がる桜の道
右下:雪柳と桜

長坂先生、お疲れ様でした

2014-03-26 14:38:47 | 研究活動
2013年度の卒業式には、またもう一つのお別れがありました。

本学国文学科の長坂成行先生が、本年度をもってご退職になられます。

長坂先生は奈良大学草創期に赴任され、国文学科の礎を築いてこられました。
その穏やかなお人柄と、ユーモアかつ厳しいご指導は、学生はもちろん多くの教職員からの信頼を集めていました。

学科の大きな柱を失うことは大変残念ですが、先生のお教えを今後も継承・発展させていきたいと思います。
長い間本当にありがとうございました。


※写真上:長坂ゼミ卒業生より感謝の言葉と花束の贈呈
 写真下:国文学科より記念品と花束の贈呈

2013年度卒業式

2014-03-26 14:31:36 | 研究活動
3月20日に卒業式が行われました。

当日はあいにくの雨空でしたが、希望に満ちた卒業生たちの顔は、それをものともしない晴れやかさでした。
みんな、立派に社会に羽ばたいてください。

卒業おめでとうございました!




永井先生が上田秋成「冠辞続貂」の板木を発見!

2013-06-20 17:19:11 | 研究活動
永井一彰先生が、上田秋成「冠辞続貂」の板木を発見しました。

上田秋成は「雨月物語」でよく知られている江戸時代の文学者で、多くの作品を残しています。
しかし秋成の書物の版木は、これまで題簽(表紙タイトル)部分が知られていたのみで、本文の板木が見つかったのは今回が初めてのことです。

このたびその記者発表が国文学科共同研究室で行われました。
当日は読売・朝日・毎日・奈良新聞、共同通信といった新聞各社に加え、奈良テレビからも取材がありました。

発表内容は6月19日発行の全国紙・地方紙に掲載されていますので、どうぞご覧下さい。

読売新聞:http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nara/news/20130618-OYT8T01324.htm
毎日新聞:http://mainichi.jp/select/news/20130619k0000m040068000c.html
産経新聞:http://photo.sankei.jp.msn.com/highlight/data/2013/06/19/15ueda/
奈良新聞:http://www.nara-np.co.jp/20130619092309.html

また前回のブログ記事で少し紹介したように、今回発見された「冠辞続貂」板木は、奈良大学博物館で開催される「板木さまざま」展で初公開されます。
入場無料ですので、ご来館の上どうぞ実物をご覧ください。


写真
上:当日の記者発表の様子
下左:「冠辞続貂」板木(部分)
下右:「冠辞続貂」本文

【予告】「板木さまざま」展が開催されます。

2013-06-13 18:41:05 | 研究活動
すでにこのブログでもお知らせしているように、奈良大学には国文学科・永井一彰先生によって収集された大量の板木(はんぎ)が保存されています。

その永井先生が長年収集・研究されてきた板木を一堂に集めた展観「板木さまざま」が開催されます。


活版印刷が普及する近代以前の日本では、木版による印刷が主流を占めていました。
板木とはその木版印刷で使われた文字や絵を掘り込んだ木の板のことです。

板木には墨のつき方や形の変化、再利用の有様や修正の跡、職人が試し切りをした跡など、出版現場の生々しい痕跡が残っています。
これらは印刷された「版本」には残されていない貴重な情報です。
近世の本屋や出版にたずさわった職人たちが何を考え、何をしてきたのか、板木は私たちにストレートに語ってくれます。

本展覧会では、古い歴史をもつ仏教関係の板木や江戸時代の文学作品、浮世絵の伝統を引き継ぐ多色刷りの板木を展示し、多様な板木の世界をご紹介します。

芭蕉や蕪村、一茶といった著名な文学者にかかわる貴重な板木に加え、今回新たに発見された上田秋成著『冠辞続貂(かんじぞくちょう)』の板木も出品されます。


【会期】2013年6月24日(月)~9月7日(土)
【場所】奈良大学博物館(入場無料)

※開館時間・休館日などの詳細は、奈良大学博物館ホームページをご覧ください。
 

永井先生の著書『月並発句合の研究』が刊行されました

2013-05-13 18:29:07 | 研究活動
永井一彰先生の著書『月並発句合の研究』(笠間書院)が刊行されました。

題名にある発句合とは、引札(ちらし)を活用して広く句を募り、勝句を決するという近世期を通じて広く行われた俳諧の楽しみ方の一つです。

本書はその発句合の中でも、特に「月並発句合」と呼ばれる、月一回(もしくは二回)開催される俳諧の興行の仕組を、地域・撰者・摺物・点帖などの切り口によって考察しています。

俳諧に関心のある方は、是非ご一読ください。

ISBN978-4-305-70696-6 C0095
定価:本体15,000円(税別)
A5判・上製・カバー装・614頁+カラー口絵10頁


※同書の詳細は以下をご覧ください。
http://kasamashoin.jp/2013/04/post_2592.html

上野先生が読売新聞読書委員会委員に就任されました

2013-02-04 17:31:21 | 研究活動
国文学科・上野誠先生が、読売新聞読書委員会委員に就任しました。

任期は2年間で、この間、読売新聞書評面の書評すべき本の選書と、書評執筆を行ないます。一般に、読売新聞書評委員ともいわれる委員です。

2年間の期間中は、ほぼ毎月2本程度の書評を執筆されます。委員にはベストセラー作家の角田光代さん、女優の小泉今日子さん、社会学者の橋爪大三郎さんをはじめとして、作家、学者、論壇人が担当します。

すでに1月から書評が掲載されておりますので、「読売新聞」日曜日の書評欄にご注目下さい。


○上野先生コメント
責任重大な仕事を拝命しました。読売新聞は購読者数が一千万人を超える、世界最大の新聞メディアです。また、日本の新聞の特徴として、多くの書評が載ることも、他の国にはないことだそうです。研究教育と書評執筆のバランスをとりながら、がんばりたいと思います。私が書評委員に就任することで、本学学生が少しでも本好きになってくれればと考えております。

体験型授業 天平衣装を着る

2012-12-18 12:18:39 | 研究活動
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12月10日 体験型授業 天平衣装を着る

今年も、天平衣装を実際に来て、天平人の気分を体感してみる講義が行われました。

(右上)準備中の女子学生さん、これから髪型を整えてもらいます。
(左下)天平人のしぐさを説明する上野先生

今年は、高松塚古墳の衣装も新しく加わりました。
50名以上の学生が参加しました。
衣装研究家の山口先生、お弟子さん、ありがとうございました。<

特別講義・旧南洋群島パラオの日本語

2012-12-03 19:28:23 | 研究活動
11月27日(火)3時間目に、ダニエル・ロング先生(首都大学東京)をお招きした特別講義が実施されました。

講義テーマは「旧南洋群島パラオの日本語」です。

かつて日本が統治したパラオ共和国には、形を変えた日本語が現在でも使用されています。
その使用状況について、豊富な写真や音声資料を使って講義してくださいました。

奈良大の国文学科は、方言研究をはじめとした日本語学の研究が盛んです。
また外地(旧植民地)の日本語文学や文化についての研究も積極的に行われています。

そうした関係からか、当日の会場は100人以上の学生が詰めかけ、みなの関心の高さをうかがわせました。

今回の講義によって、日本語の歴史の一側面を知るとともに、日本とパラオ共和国の深いつながりについても理解することができました。