ようこそ!奈良大学国文学科へ!!

奈良大学文学部国文学科の日々の出来事を綴っています。
特色ある授業の様子や、学生や教員の活動ををご覧ください。

上野先生の新刊『万葉びとの奈良』が刊行されました

2010-03-30 14:05:19 | 研究活動
国文学科教授・上野誠教授の著書『万葉びとの奈良』(新潮選書)が刊行されました。

1300年の昔、奈良にはこんなにも明るく活気に充ちた都があった・・・。

ミカドから庶民までの仕事や恋や日常を、万葉歌を通じてよみがえらせようとする「平城京文化論」。
歴史学や考古学の成果からは読み取りきれない、奈良時代の人々の心とくらしの姿が、スナップ写真のように、ありありと描かれています。

写真・図版が豊富で、古代の奈良が身近に感じられることと思います。



なお上野教授の新潮選書は『魂の古代学』(角川財団学芸賞受賞)につづき2作目です。
同書については、このブログの過去記事をご覧ください。

オープンキャンパス②体験講義「スライドでたどる奈良の自然と文化」

2010-03-21 17:46:20 | 国文学科の毎日
3月21(日) 奈良大学春のオープンキャンパス 体験講義

春のオープンキャンパスのイベントとして、国文学科・浅田隆名誉教授の体験講義「スライドでたどる奈良の自然と文化」が行われました。

浅田先生は、長年、奈良の町や、近郊の山々を歩かれた奈良のエキスパート。
そこで撮りためた写真をスライドにして、その場所の説明、文化的背景などをわかりやすく、ご説明くださいました。

講義の冒頭、奈良大学のA棟4階の展望室から撮影した写真を組み合わせたパノラマ映像を示され、奈良大学から望めるすばらしい景色について、すでに講義が始まる前からエネルギッシュに熱弁をふるわれていました。

奈良は、歩くによし、写真をとるにもいい土地ということを、実感。
これから、春本番。さわやかな季節です。カメラ片手に出かけましょうか。

(文責・光)

オープンキャンパス①研究室展示「文学者たちの筆跡」

2010-03-21 17:21:26 | 国文学科の毎日
3月21日(日) 奈良大学春のオープンキャンパス 国文学科企画展示

黄砂まじりの強風が吹きすさぶなか、奈良大学の春のオープンキャンパスが開かれました。

国文学科では、展示企画として、藤本寿彦先生企画「文学者たちの筆跡ーー正岡子規、夏目漱石、芥川龍之介など」を開催しました。

藤本先生御所蔵の、芥川龍之介直筆掛け軸、内藤鳴雪の俳画の掛け軸、正岡子規、夏目漱石、与謝野寛、与謝野晶子、山口誓子などの直筆の短冊などを展示しました。

すべて作家・俳人・歌人たちの直筆のもの。
丈夫ぶりで、無骨なイメージの与謝野寛(鉄幹)の筆跡が、意外に繊細だったりと、直筆を見直して、改めて感じるイメージがありました。

奈良近郊から、遠くは静岡、山口からわざわざいらしてくれた方もいらっしゃいました。
どうもありがとうございました。

作家の筆の力をまじかに見ることのできる展示でした。

(文責・光)