直木三十五記念館の日々

直木賞にその名を残す直木三十五の記念館は市民参加型のミュージアム。運営の悪戦苦闘をストレートにお伝えします。

上町台地をストラトフォードアポンエイボンに

2007年08月10日 | Weblog
 何を言い出すのかとお思いの方もいるのではないかと考える。ストラトフォードアポンエイボンはイギリス南部の古い町であるが、かのシェークスピアの生誕地として知られ毎年多くの観光客が古いきれいな町並とシェ―クスピアを目指して世界から訪れる。
 翻って大阪の上町台地、井原西鶴、近松門左衛門にはじまり、多くの文学者の所縁の場所である。我が直木三十五記念館もそんな上町台地の文学の観光スポットである。西鶴、近松はそれぞれ上町台地に墓がある。直木三十五、織田作之助生誕の地もある。文学碑も点在するし、見所も結構ある。問題をそれを活かすという姿勢ではないかと思う。
 漠然とそれがただ存在するだけでは駄目ではないか、誰かが声高に言うべきではないか。「上町台地をストラトフォードアポンエイボンに」