直木三十五記念館の日々

直木賞にその名を残す直木三十五の記念館は市民参加型のミュージアム。運営の悪戦苦闘をストレートにお伝えします。

またも大阪市に憤りを感じる

2007年12月14日 | Weblog
 マイルドHOPEゾーン協議会のまちづくり提案事業助成について中間報告をせよ。ヒアリングするので時間を一時間程度あけて欲しいとの申し出であった。
 昨日12月13日(木)15時~からほり倶楽部、16時~直木三十五記念館という予定でヒアリングを受けることにしていた。
 しかし、からほり倶楽部のヒアリングが終わった時点で大阪市都市整備局まちづくり事業部HOPEゾーン事業担当金田係長(公務員なんであえて部署名前を記す)は、「書類さえもらえばいい」と言い放ち一方的に帰っていった。
 私は会社勤務をしながらボランティアで記念館運営をしている。しかしながら税金を使って助成金を受けているのだから、必要とあらば会社には申し訳ないが有給休暇をいただいて時間をとらざるえないと思い調整した。にもかかわらず書類さえもらえばいいというのはどういうことか。
 私の一方的な解釈でないことを判っていただくために大阪市から来たメール文を以下に添付する。

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直木三十五記念館
○○○○ 様 

いつも本協議会の活動にご協力ありがとうございます。

上町台地マイルドHOPEゾーン事業「まちづくり提案事業助成」の
中間報告について、別紙のとおりご連絡差し上げます。

11月末現在の事業実施状況を元に書類を作成し、
12月20日(木)までに、事務局まで持参してください。

また、次年度に向け、中間報告とは別に、事業の実施状況や、助成事業に対するご意見、協議会に求める取り組みなどについて、ヒアリングをお願いしたいと考えております。事務局が現地に伺ってお話をお聞きします。(1時間程度)

つきましては、12/5(水)~14(金)までの間で、皆さまのご都合をお聞きしたいと思いますので、お手数ですが、別紙日程表に記入の上、11/30(金)までに返信いただきますよう、よろしくお願いします。
尚、ヒアリングの場所につきましては、日程表と合わせてご指示ください。

上町台地マイルドHOPEゾーン協議会 事務局
大阪市都市整備局まちづくり事業部
HOPEゾーン事業担当 金田、山下
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あきれてモノが言えない。


六波羅事務所で怒りを感じながらいたら
練のアルケミーガーデンさんが練の隣の古い長屋群の取り壊しのことでやって来られた。
ことの経緯はアルケミーガーデンさんのブログをみていただきたい。

http://blog.goo.ne.jp/alchemygarden/

思えばHOPEゾーンとかいいながら
大阪市は受身で「住民にさあ補助金出してあげるから建物修景しなさい」という姿勢である。

まったくもって武士の商売である。

修景が必要なまちをどうするのか
強い指導力も時には必要か

19年度のマイルドHOPEゾーンの中間報告

2007年12月13日 | Weblog
 相も変わ有漢らずの大阪市住宅局である。今回の中間報告は委員と理事は全く参加せずに事務担当の市の職員が聴取するというもの。いよいよおいかしな方向であると言わざるおえない。
 まあいつもながら総会で警戒されている私なんで、今日はいじめられるのであろうと覚悟はしているが、是非とも乾坤一擲なにか逆襲を考えてやることにする。
 詳細の報告は明日ということでお楽しみに。

 さて、15日の大塚まさじさんのライブまであとわずかであるが、事前の申込みが少ない。とにかく溢れるまでとはいわないが、まあまあというところまでは人集めしたいと思うので、ここから今一度力をいれてオルグすることにする。

今一度、文化都市としての大阪を考える

2007年12月12日 | Weblog
 今迄何度となく大阪は文化都市であると、形を変えて発言してきた。いよいよ大阪府知事にタレントで弁護士の橋下徹が立候補するが、こんな優勝劣敗思想の人間に文化都市の創造ができるのだろうか。
 美術館がたくさんあるから文化的なのではない。図書館なんて識字率向上のためにはなるだろうが、今となっては立派な図書館があるなしと文化とは直接関係があるだろうか。 私は大阪の文化をいかに活性化していくかという課題に実際に必要なのは小さな経済をまわすことであると考える。そして小さな経済がまわるように行政は手助けをする事ではないかと思う。
 文化の裾野を広げることが何よりも大切で、世界の有名なアーティストを招聘してアートイベントすることもいいが、参加型のアートイベントを企画し、門戸を開くこともまた大切である。
 文化の形成に必要なものは何よりも「人」である。

この週末は大塚まさじさん

2007年12月11日 | Weblog
 いよいよ今週の土曜日は大塚まさじさんを直木三十五記念館に招いてライブである。大変楽しみである。是非皆さんお越しいただきたい。

 直木三十五と大塚まさじは全くもって関係がないのであるが、今回のライブは記念館の可能性の追及の一環である。この記念館でライブができることを証明というと大袈裟ではあるが示してみたいという試みである。

 大塚さんが快く引き受けていただけたことも大きい。特別に深い関係があったわけではなく、私自身は単に長い間ファンのひとりとして大塚まさじさんの歌を聴いてきただけである。


予想するという作業

2007年12月10日 | Weblog
 年末も差し迫ってきて年があけると早々に直木賞の候補が発表される。なんとか年末年始の何もすることがないうちにまとめて候補作を読書できればと毎年思うが、どうもセンスがないようで、候補に入る6作品を予想することが難しい。
 たとえば白石一文さんあたりは今回もk候補に挙がると思うのであるが、果たして「永遠のとなり」なのか「心に龍をちりばめて」なのか判断がつかない。とりあえず「ブックマート」の棚にあった「永遠のとなり」を買うことにする。
 私自身が直木三十五記念館の事務局長などしてなくて、酔狂な「勝手に直木賞!長屋路地裏選考会」などというものを開催していなければ、こんなことをする必要もないし、受賞作品を予想するなどという下衆な行為にいたらないわけである。

自由都市文学賞

2007年12月07日 | Weblog
 昨日、オダサク倶楽部の井村さんから12月15日の大塚まさじさんのライブに名古屋の斎藤氏といっしょに行くとのメールをいただく。
 なんでも聞くところによると井村さんは早稲田の学生のころ、詩の即興と音楽とかいう企画でディランセカンドをやっていたころの大塚まさじさんと共演したことがあるらしい。なんとも70年代的なことか。

 ところで井村さんとご一緒される友人の斎藤さんは今年の第19回の自由都市文学賞において「天使の取り分」で佳作を受賞されている。この自由都市文学賞は堺市と堺市文化振興財団が主催している文学賞でなんと130万円の賞金がでる。直木賞よりも賞金が大きい賞で、佳作は賞金40万円である。ちなみに本賞を受賞されたのは住太陽さんという35歳の男性で「他人の垢」というクリーニング屋を舞台にした小説である。

 この自由都市文学賞の選考委員の先生が、藤本義一さん、田辺聖子さん、難波利三さん、眉村卓さんというメンバーでこれはなんと皆さん直木三十五記念館の設立呼びかけ人の先生方である。浅かからぬ因縁を感じずにはいられない。

大阪府知事選挙

2007年12月05日 | Weblog
 全くもって情けない限りである。府知事選挙の候補に自民党が白羽の矢を立てたのが、タレントで弁護士の橋下徹氏である。(弁護士でタレントではなくタレントで弁護士)

 既に今年の中ごろから府庁内で現在の知事では駄目だという話しはかなり出ていた。一連の政治資金あるいは高い講演謝礼の件もどうやら府庁内での不人気に由来してリークされたものかと邪推している。
 しかしながら引きずり下ろすのはいいが代替を誰にするかを決めかねているようであった。なんせ噂で上がってきたのが片山前鳥取県知事であるから底の浅さが想像できる。

 それ程に知事に相応しい人物がいないのだろうか。一期ではなんにもできないが、二期八年ならば自分の会社のことは他の役員に任せて、大阪の名だたる企業経営者のうち誰かが知事としてその手腕を大阪復興のために役立てないものかと思う。指導者として経営的な感覚を持った知事が必要であるし、産業が低迷しているならば今こそ環境を楯にしてアル・ゴアの如く活躍してみることも一つの選択肢ではないか。
 少なくとも思想的に偏った、目立ちたがりやの鼻持ちならないエリート意識だけ高い、脱税弁護士ではないだろう。

上町台地100人のチカラ折り返し

2007年12月03日 | Weblog
 11月30日(金)は上町台地からまちを考える会の「上町台地100人のチカラ」50回記念で劇作家で大阪大学コミュニケーションデザインセンター教授の平田オリザさんを迎えたワークショップと講演会が開催された。私はほぼ懇親会だけの参加で失礼をした。

 実は私も100人のチカラにはゲストで呼ばれて「わが町記念館」という題で話しをさせていただいたが、今回今迄の開催記録をみるとなんと私は三人目のゲストであった。開催の記録を眺めながら他に何回行ったのかと勘定をしてみると6回程度しか参加していない。多彩な人々の活動の話しをかくも多く聞き逃していたのかと思うのである。

 この集まりで実に多くの人と知り合った。山本さん清水さん高間君といった優秀なまちづくりやボランティアを研究をしていた学生さん。宋さん、高田先生、渥美先生、弘本さん、富士原さん、秋田さん、小田切君らの理事の皆さん。早川さん、山口さんの二人の素晴らしい事務局長。その他いろんな人達。仲間に入れていただき感謝している。懇親会で暴れる単なる酔っ払い、貧乏をこじらせているだけの男に懲りもせずに相手していただく寛容さはさすがは仏の心と感心する。