オール読物の直木賞の選評を読む。選考委員でただ一名だけ今回の東野圭吾の受賞を反対している人がいる。言わずと知れた「愛の流刑地」で世のちょい悪になれないお父さんの股間を刺激する巨匠渡辺淳一先生。ある意味すごい。ここまで東野圭吾を認めない姿勢はハードボイルドですらある。いきなり「夜市」がいいとか言い出すし、とにかく「人物が描けてない」というたったひとつの理由だけで東野圭吾の直木賞受賞を阻止するなんて弁慶の勧進帳である。天晴れ渡辺淳一。しかしながら今回はさすがに無理であったようで他の選考委員があれだけ東野圭吾を評価すると仕方ないか。林真理子が選評の冒頭で「おめでとう」などと言ってるところも意味深。
井上ひさし先生の「ハルカエイティ」の選評は的をついていた。「いつになったらハルカさんのモダンガールぶりが出てくるのかと期待したが最後までなかった。」と言う趣旨の評価をしていた。確かにその通り、その部分が書けていたら受賞だったかもしれない。
私がこのブログで「もしこれで東野圭吾が受賞できなければ選考委員が総入替しないと未来永劫東野圭吾の受賞はない。」と書いたのもあながち間違っていないと言える。
井上ひさし先生の「ハルカエイティ」の選評は的をついていた。「いつになったらハルカさんのモダンガールぶりが出てくるのかと期待したが最後までなかった。」と言う趣旨の評価をしていた。確かにその通り、その部分が書けていたら受賞だったかもしれない。
私がこのブログで「もしこれで東野圭吾が受賞できなければ選考委員が総入替しないと未来永劫東野圭吾の受賞はない。」と書いたのもあながち間違っていないと言える。